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星屑のアーティファクト 〜かつて世界を救った小さな英雄達〜  作者: ゆるは
戦うための力

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90話 脳内アナウンス

 突然響いた脳内アナウンスに驚き、せっかく生成した刀を思わず落としてしまった。



「レイ……? どうした?」


「声が、聞こえた」



 思い返すとアナウンスが響くタイミングはいつもN2に何かしら変化のあった時だった。

 けど、今回は違う。



「度々君が言っているやつか。もしかして……レイ……君は……」


「……?」


「個性的な人なのか?」


「変に気を使った言い回しをすんじゃねえよ! それはお前から一番聞かれたくねえ質問だよ!」


「え、どうして」



 もう忘れよう、今は事実確認が優先だ。


 アナウンスのタイミング、文言から察するに俺のイメージした刀と似た何かが、アナウンスの記憶、もしくはメモリのようなものの中に残っているようだ。


 パートナーズアーツ……。

 N2が白いバレルを初めて呼び出した時も、ナンバリングされたアーツとか言ってたな。

 となるとアーツ=武器って事か?

 いい機会だしこれまでの経緯含めて話し合ってみようと思う。



「ねえそれってどんな声?」


「N2、いったんそういうのおいといていいか」


「よいではないか、よいではないか。カッコいい声?」


「……。落ち着いた女性の声だよ」


「カッコいい? 私のバレルとどっちがカッコいい?」


「何で声とモノを……。お前のそれの方がカッコいいよ」


「うへへ!」



 なんだこれ。


 N2、まじめに、と念を押し、アナウンスについて真剣に考えてみる。



「つまり訓練を始める前から、新しい武器のイメージをしてたってこと? やるな! レイ!」


「いやいや、さっきの必死に考えてた5分なんだったんだよ、白々し過ぎるだろ。むしろ俺はお前が怪しいと思ってるんだが?」



 もちろんこの星に来るまでこんな現象はなかった。

 星に不時着してから、地下洞窟で初めてアナウンスを聞くまでの間で起こった何かがきっかけだろう。

 一番可能性が高いのはN2との接触だと考えている。

 実際にピノや赤いロボの時には何もなかったしな。



「私もその声とお話してみたい」


「それが基本一方通行なんだよ。今までも何かを一方的に告げるか、イエスかノーで答えるような質問しか……あ」


 やべ、上書きとか何とか言ってたやつの返事をまだしてなかった。

 得体は今のところ分からないが、俺の思いついた武器よりもいい性能の可能性がある以上、下手に上書きするのは止めておこう。


 心の中でノー! と念じると、拾い上げた刀が白いふわふわに戻ってしまった。



「今、心の中で上書きしないように念じてみた」


「ほぇー、不思議。だから元に戻ったの?」


「うん、多分。わかんないけど」



 話を聞いた限り、N2に自覚は本当にないらしい。

 それとも単に忘れているだけで、N2ではなくなぜか俺の方にだけ聞こえる状態になってしまっている……とか?

 いや、度々聞く『パートナー』って言葉を考慮すると、俺のみに聞こえている状態が正しいのかもしれない。

 

 それに既に武器が登録されているというのも謎だ……。

 仮に、以前それを登録した『パートナー』がいたとしよう。

 けれど今はN2の元から離れている……。

 もしくは……。


 まてまて、急に背筋が寒くなってきたぞ。

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