"それ"に起きた変化
作者は失踪してませんよ
不定期投稿なだけですよ
さて
終わらないことを願うとはなんだろう、、、
"それ"は《死にたくない》という夢を叶えた
どうやら"それ"にとって終わらないとは
死なないこと
であった様だ
死なない、なんてこときっと生き物であったであろう"それ"にできることなのだろうか
まあ、出来てしまったからこそ
この話がこうして描かれているわけだが
まずは終わらないことを願うのには必要なものがあるのを皆さんはご存知であろうか
生き物ならなんであろう持つと思われるもの
「欲」
そう、欲である
生あるもの全ては
食べ、眠り、異性を求め
集り、競い、そして生きる
そんな欲が無ければ終わらないことを願うなんてとてもできることではない
もちろんその生あるものが人である必要はないし、そもそも人だって生あるもののほんの一部分でしかない
犬だって、猫だって、鼠だって
食べ、眠り、異性を求め
ミミズだって、オケラだって、アメンボだって
集り、競い、そして生きる
まあ、こんなところで無性生殖がどうの有性生殖がどうのというのは要らない話だ
どうだろう
どれだけ「欲」が身近で必要なものかはわかっていただけただろうか
まあ、終わらないことを願うのに必要なものというだけで詳しく説明したいわけでも、私が言いたいことでもない
では何が言いたいかというと、、、
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"それ"はまだ考え続けていた
そもそもこの状況はなんだ、と
心なしか考えるのに少し前よりも余裕がある様な気さえしている
意識が起きて、どれだけ経ったのかわからないが今もまだ考えている
(まだ終われない…ってなんだ?)
(何を終われないんだっけ?)
ふと、何やら楽しげな雰囲気が感じられた瞬間
"それ"は何かを思い出したらしい
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楽しげな雰囲気を感じられた
という変化に気づくこともなく
"それ"は思い出したことに固執する
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(そうだ《終われない》じゃない)
(たしか《終わって欲しくない》だった)
(じゃあ、どうして…)
(終われない、なんて思ったんだ?)
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欲は願いになるということだ
拙い文を読んで下さってありがとうございます
いつになるかわかりませんがきっと完結させます