終わらないことを願う
作者の投稿ペースは未定で超ロング
それでも読んでくださる方には超感謝
注)まとまってないよ
終わらないことを望んでいた"それ"だが、終わらないとはどういうことなのか
一説では、不老はできるであろうとも言われている
ただし、生きていると言える状態かは別だ
"それ"は果たして
生きているのだろうか
それとも
死んでいるのだろうか
まるで、箱の中にいる猫の様に
存在を知ってくれる者
観測してくれる者が現れない限り
"それ"が望んでいた終わらないということが始まっているのか
それとも終わらないということが始まらずに終わってしまったのか
"それ"自身が知ることはない
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果たしていつのことだろうか"それ"がまだ生き物として世界に根ざしていた頃
世界には
音が、光が
およそ感覚というもので感じることができる全てが溢れていた
"それ"もまた世界に溢れるそれらを感じ
その時を生きていた
(こんなにもすてきなものが溢れているのにいつかは終わってしまうなんて、世界は残酷だ)
"それ"が終わらないことを願うきっかけはそんな思いだったのかもしれない
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生きとし生きるものに終わりは
死として必ずやってくる
しかし、死という終わりがあるからこそ
生きとし生きるもの全てが
生あるうちに
もしくは
自身が死した後に何かを残すために
生を全うするのである
とどこかで聞いたことがあるような
無いような生の終わりについての言葉を
"それ"は知っていた
"それ"はしかし、終わることを嫌っていたわけではなかった
"それ"にとって 終わり ですら
世界に溢れるすてきなものの一つであったから
"それ"は終わらない思考の中で
意識が起きているだけで夢を見ているのかは定かでは無いがそれでも、かつてあったかもしれない世界を夢に見る
自身が終わらないことを願うほどに愛しく感じた世界のことを
読んでくださりありがとうございます
ごく稀に更新しております
投稿ペースは作者の気分で延びたり早まったりします
仕事が忙しくて……
余裕が無いのです