表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/26

隠岐奈は中身完全にオッサンだって慧音が言ってた


主な登場人物


綿月豊姫:綿月姉妹の姉の方。普段はのんびりしているが八意様が絡むと暴走しがち。


綿月依姫:綿月姉妹の妹の方。普段は生真面目だが八意様が絡むと暴走しがち。

午後3時00分、月の都。



豊姫「月の都万象展を地上で開くわよ!」


2人分の桃とお茶を乗せたお盆を手にした依姫がお茶の間に入室するなり、やけにテンションの高い様子で豊姫がはしゃぐ。


依姫「……どうしたんですか突然?」


豊姫「ふっふっふ、まぁ聞きなさいよっちゃん。いつぞやの万象展は、かぐや姫が地上で開いて好評を博したわね」


依姫「はぁ、まぁそうですね」


豊姫「それを今度は私達が開くのよ!現役の月人による直々の解説付き月の都万象展!これは盛り上がるわよぉ〜!」


依姫「う、う〜ん?」


依姫は困惑した。確かに人は集まるかも知れない。しかし、むやみにそんな事をすれば穢れ無き月と穢れた地上の距離が縮まってしまうかも知れないからだ。


豊姫「なによ〜まだピンと来ないかしら?」

依姫「ウグッ!め、面目ありません……」


生真面目で頭の硬い依姫が謝罪をする。

玉兎に厳しいぶん自分にも厳しい依姫は、姉の意図を察せない現状の己の鈍さを恥じいるばかりだった。


豊姫「いい事?よっちゃん、説明してあげるからよくお聞きなさい」

依姫「は、はい」


食器の乗ったお盆を机に置いてから、背筋を正して姉の言葉を待つ。


豊姫「万象展を開くでしょ?月と地上の距離が縮まるでしょ?そうしたら八意様に逢える頻度が増える」依姫「ナイスアイデアです姉様!!!」


豊姫の言葉に、依姫が凄い勢いで食い付く。


豊姫「ふふふ…そうでしょうそうでしょう?」


豊姫は八意永琳に甘える妄想の段階である程度の唾液と鼻血を出し尽くした為いくぶん落ち着いているが、たったいま永琳と逢える頻度が増える妙案を聞かされたばかりの依姫は、興奮した様子で、しきりに涎をすすったり鼻血を食い止めようとハンカチで鼻を抑えたりしながら喋り続ける。


依姫「いやいや本当にナイスアイデアです八意様と逢える機会が増えるならば色々と教えを請う為の機会が増えたり延いては月の都の益々の発展に繋がるでしょう(建前)!!…はぁはぁ………八意様に色々教えてもらってハッテン……(本音)」


依姫は妄想の中で、永琳と楽しくお喋りしたり、あわよくば手を繋いだりと、彼女なりの穢れた妄想を楽しむ。


※ 20話でハグしてもらうとか言ってたが純情な依姫の頭では手を繋いだり以上の行為は脳が許容できないのでハグは単なるスキンシップとしてしか認識できていないぞ!



しかし、心中に生じた疑念によってハッと我に帰った依姫が、それを豊姫に相談する。


依姫「あっイヤっちょっと待ってください姉様!この前のダイエットや密会程度ならまだしも、大々的に動くとなると流石に私達だけで決めるのはマズくないですか?まずは八雲紫に許可を貰わないとですし、サグメ様にも御意見を頂かないと」


豊姫「(アレ以来顔を合わせるとクッソ気まずくなるけど)いちおう紫には話しを通しているわ。後はサグメちゃんに賛成してもらうだけだから、今から2人でサグメちゃんの部屋に向かうわよ」


豊姫と依姫は、机に桃とお茶を置きっぱなしにしたまま足早に部屋を出る。



普段なら部屋に誰も入ってこない時間帯に、月の都の暗黙の了解的なアレに反した行為を犯そうとする姉妹が近付いて来てる事などつゆ知らず、サグメもまた、月の都の暗黙の了解的なアレに反し、地上から密輸した出来合いもののドジョウ鍋を食べようとしていた。


依姫「失礼しますサグメ様!!」

豊姫「サグメちゃーん!入るわよー!」

サグメ「っ!?」


興奮状態に有る姉妹は、サグメの立場から見れば慌ただしい様子で扉をドンドンと叩いては、ガチャリと扉を開く。


サグメ「は、はい?」


器の熱さに耐えつつ慌ててドジョウ鍋を自分の足元に隠し、机で見えないようにしたサグメが、2人に要件を問う。



依姫「地上で月の都万象展を開きましょう!」


依姫の口から出た言葉に、サグメの警戒心が高まる。

地上でイベントを行えば月と地上の距離が近くなる可能性が出てくる。

普段なら言いもしない言葉をこのタイミングで言った理由はなんなのか?

サグメ『ドジョウ鍋がバレているのか?

イヤ、下手すればずっと前から外食やら買い食いやらと地上の食事にうつつを抜かしていたのも知っているかもしれない。それをいい加減に見るに見かねてやんわりと注意しに来た?クギを刺しに来た?皆が自分の部屋に居るであろうオヤツの時間にわざわざ2人揃ってやって来たのが良い証拠と言えばそうではないか。…………どうする?どうやって切り抜ける?土下座しながら2度と地上の食物は口にいたしませんと宣言するか?しかしそんな事をすれば次にそういう事がバレた時にはいよいよ言い逃れできないぞ。いっそのこと開き直って地上の文化を知る為だとかの強弁で通すか?さいあく誰かのせいにして誤魔化す?ドMの玉兎かレイセン辺りを生贄にして、イヤでもそれはさすがに………』


豊姫「分かるわよえぇ分かるわよサグメちゃん。確かに、そんな事をすれば月と地上の距離が縮まってしまうかも知れない。しかし考えてもみてちょうだい。地上との距離が縮まると言う事は八意様との距離も縮まると言う事。八意様と逢える頻度が増えるならば教えを頂けて色々とハッテンできるでしょう。どうかしらサグメちゃん?月の都万象展を地上で開く事に賛成をもらえないかしら?」


サグメ『な、なんだ八意様そっちの意味か……』


豊姫の言葉に、サグメが心中で安堵のため息を吐く。


サグメ自身、永琳と会えるのは嬉しいが、豊姫と依姫の場合は特にそれが顕著なのだ。


この様子、特に分かりやすい依姫の反応を見るかぎり、カマを掛けている訳でもないだろう。


サグメ「……や、やぶさかではない」


他の月人の前で地上の食事を食べても文句が出ない環境に近付けるよう、サグメも肯定の意を示す。


豊姫「よーし!それじゃあ早速準備に掛かりましょう!」


サグメからも賛成の言葉が出たところで、豊姫と依姫を中心に、急ピッチで作業が進められる。


豊姫の扇子や依姫の剣等本物をそのまま展示する訳にも行かないような代物は精巧なレプリカを作製し、大量生産品の玉兎の銃や月の繊維で紡いだ衣服と言った特別貴重で無いような品は本物を出すつもりで、食事の方は月の桃や玉兎の搗いたモチを用意し、さらには親しみを持ちやすいよう考え出されたマスコットキャラクター、ルナラビットちゃんの着ぐるみなどが作られる。


やけにガタイが良くてオマケに腕の長さが人のソレよりやや不自然に長い上に、漫画の表現とかで良くある威圧感などを強調する暗めの影が、何故か光源の位置を無視して常に顔の上部に浮かんでいるのがブキミではあるが、キモさの中にも最低限のマスコットらしさは保ったルナラビットちゃんの着ぐるみが出来た時点で、いちおうの下準備は整った。後は地上に向かい、用意できた品を展示するだけだ。


豊姫「みんな?準備はいいかしら?」


空間を操る能力を発動する前に、豊姫が皆に声を掛ける。


玉兎A「あのすいません、なにをしているのですか依姫様?」


玉兎の声に視線が集まると、依姫がイソイソとルナラビットちゃんの着ぐるみを着ようとしていた。


依姫「何って、誰かがマスコットに成りきらないと着ぐるみを作った意味がないだろう」


玉兎A「いやそれはそうなんですけど、わざわざ依姫様がそんな役をしなくても」

玉兎B「そ、そうですよ、アレだったら私が着ますし」


依姫「なにを言う!マスコットと言えばそのイベントの顔なのだ!不手際があるといけないだろう!あと勘違いしないよう一応言っておくが私が着たいから着る訳じゃないぞ!珍しいイベントでテンションが上がってるとかそんなんじゃないからな!」


豊姫・サグメ・玉兎隊『えぇ…分かりやすすぎんだろこのヒト………』


予期せぬタイミングで依姫の子供心が垣間見えてしまったが、流石にコレには空気を読んで誰も深くは突っ込まず、依姫が着ぐるみを着終えたところで、豊姫が能力を発動させて幻想郷へと移動する。


移動した先は迷いの竹林内の、人里と永遠亭の中間地点辺り。


初めの1時間程は誰も来なかったのだが、紫が予め、近い内に月人が幻想郷で催し物を開くかも知れないので失礼の無いようにと伝えて周っていた為に、ちらほらと人が集まりだした時には、皆これの事かと言った具合に興味津々に月の品を見物し、次第に口伝てで人が集まっていっては、3時間程経つ頃には大盛況となっていた。


一輪「ほうほうこれが月の桃と玉兎の搗いたモチですか。とりあえず100人前ずつ貰えますか?」

玉兎A「えっ!?100!?」

一輪「あ、ごめんなさい。他の方の分が無くなっちゃいますか?」

玉兎A「い、いえ、お買い上げありがとうございます!」


一輪『よっし!これだけあれば美味く作れるようになるまで試食係になれと言われたムラサの3食カレー地獄からしばらくは解放される!超限定品とすら言える月の桃とモチなら試食係を抜け出す理由としては充分すぎるだろう!』

ぬえ「自分だけ試食係から外れようとかずるいぞ一輪!店員さん!私も100人前ずつくれ!」

星「わ、私も100ずつください!!」

布都「おい!なんだと言うのだお主達!寺の者達だけでそんなに買ったら皆の分が無くなるではないか!」


玉兎A「アハハ…余るぐらい作ってるので大丈夫ですよ。お買い上げありがとうございます」


にとり「う〜む、これが月の銃か、興味深い。少し触らしてもらったりとかは…」

玉兎B「ご、ごめんなさい。売り物の食料とマスコットキャラ以外は見るだけでお願いします」

にとり「む、残念……」



八千慧「いやはや技術職は専門外ですが齧った程度の知識しかない私から見ても大した技術力ですね。ところでそこの玉兎さん、アダルトグッズとかはないのですか?できれば鹿を模したやつとか」

玉兎C「おう帰れ!(全ギレ)」


罪袋「オイ見ろよ!等身大の純金八意像が置いてあるぜ!」

村人「くぅー!やっぱ美人だな八意先生は!」

隠岐奈「分かるわ〜。しかしあの像、スカートの中はどうなっているのだろうか」

罪袋「………え?」

村人「いやいやオッキーそれはさすがに…」

隠岐奈「見るだけ、見るだけだから。それに何も本人のを見ようって訳じゃないんだ。あくまで銅像の造り込みを確認するだけの芸術的好奇心って奴じゃないか?なぁ?」

罪袋「そ、それはまぁ……」

村人「確かに……そうだよな」



豊姫「………玉兎隊、あの3人はなるべく八意様の像に近付けないで」

玉兎隊「了解です!そこの3人!退がってください!」


隠岐奈「うわ!やばいぞ!」罪袋「逃げろ逃げろ!」村人「ひぃ〜!」


豊姫「まったく……」

鈴仙「あの…ご、ご無沙汰しております、豊姫様」

豊姫「ん?あら鈴仙ちゃん、久しぶりね。元気そうでなによりだわ」

鈴仙「恐れ入ります。それより、随分と盛り上がっているみたいですね」

豊姫「そうね、さっきみたいに変な奴もいるけど、まぁまぁ好評を頂けてる手応えはあるわ。様子から察するにアナタも誰かから私達の話を聞いて来たみたいね?」

鈴仙「あ、ハイ、私は紫さんから直接…」

豊姫「ふ〜ん?八雲紫から直接聞いてるのなら他の永遠亭の者にも話は行っているわよね?八意様は一緒じゃないのかしら?」

鈴仙「八意様、師匠も初めは来るつもりだったんですが、出かける直前に急患が運ばれて来まして、師匠に私だけ先に挨拶するよう言われたので参りました。症状自体はすぐに治るようなモノなので、落ち着き次第かおを出すとは言ってましたよ」

豊姫「なるほど、分かったわ。それより、お堅い挨拶はこの辺にしてアナタも見て回ったらどう?桃とかタダで出してあげるわよ」

鈴仙「あぁ〜ごめんなさい。そうしたいのは山々なんですが永遠亭に帰って薬の在庫整理とかしないと駄目なんですよ。私はあくまで挨拶に来ただけなので」鈴仙が相槌を返そうとするが、豊姫が耳につけている月の技術で作られた超小型通信機に、依姫からの通信が入る。


豊姫「む!ごめん鈴仙ちゃん、ちょっとだけ待って」

鈴仙「え、はぁ…」

豊姫「よっちゃん?どうかした?」



豊姫が通信機で話す先、ルナラビットちゃんの中に入りながら、チルノやらルーミアやらリグルやら三月精やらを相手にする依姫が、疲弊した声で豊姫に声を飛ばす。


依姫「ね、姉様……申し訳ないのですが早急にマスコットの中身を誰かと交換してください……想像していたより遥かに暑いし狭いし苦しいです……」


依姫の通信を聞いた瞬間、依姫ファンクラブのMっ気のある玉兎達が一斉に騒ぎ出す。


いち早く異変を察するよう同じチャンネルで統一している通信機に何重にも重なった声は、言語としての意味を成さずただただ爆音を鳴らし続ける。


時折、重なる声が少なくなったり電波の状況だったりで幾つか言葉を拾えたかと思えば、そのどれもが「私が中に入る」という内容だった。


予想していなかった事態に豊姫が数秒間の混乱状態に陥る。


豊姫「あ、ごめんごめん、忙しいんなら帰ってもらって大丈夫よ」

鈴仙「は、はい…では、私はここで失礼します」


多少、混乱しつつも、あまり時間を取らせては悪いと思った豊姫は、鈴仙を帰らせてから、改めて通信内容に集中する。


依姫「ね、姉様…何でも良いので早くお願いします…マジでやばいです……」


本当の極限状態にでもならないかぎり弱音を吐かない依姫がここまで言うのなら相当ひっぱくした事態なのだろう。

玉兎達が凄まじい勢いで騒ぎ出した理由は良く分からないが、誰でも良いからマスコットの中の依姫と誰かを交換しようと思った矢先、豊姫のいる方向に向かって、1人の玉兎が猛スピードで迫って来ていた。


玉兎M「豊姫様ああああ!!!私です!!!私が依姫様と変わります!!!」


豊姫「えっ!?あ!わ、わかったわ!!」


一刻を争う状況の中、豊姫は反射的に言われるまま、眼前に走って来た玉兎に対して能力を発動する。


依姫「はぁはぁ………熱気と脱水症状で死ぬところでした………姉様…重ねて申し訳ないのですが飲み物をください……」


豊姫「わ、分かったわ…すぐ持ってくるわね」



ルナラビットちゃんの中の玉兎M「うお!うおっほオオオオオ!!!」


子供達「うわ!?」


突然キャラ変わりして奇声を挙げ出すマスコットキャラクターにびっくりして、群がっていた子供達が距離を取ると、その様を間近で見ていて機嫌を損ねた人物が1人。


小傘『む…なにさ皆して、あの程度で驚いちゃってさ』


小傘「ちょっと〜みんな驚きすぎでしょ〜?確かに突然大声を出すってのは驚かせる方法としては王道ではあるけどさ〜あんな捻りのないやり方、身構えてさえいれば全然…」ルナラビットちゃんの中の玉兎M「FOO〜↑!!依姫様の香り!!依姫様の香りが!!温もりが!!!堪らん!!こりゃホンマ勃起もんやで!!!ああ依姫様!!!依姫様依姫様依姫様依姫様依姫様依姫さまブボォオアァ!!!!」


興奮した依姫大好き玉兎が盛大に鼻血を噴き出すさまは、外にいる者達の視点からすれば、マスコットが突然壊れたかと思えば、次の瞬間、口から尋常じゃない量の血を吐き出したように見えた。


小傘「ぎゃああ中の人が死んだァー!!!」

子供「ぎゃああルナラビットちゃんが死んだァー!!!」



玉兎D「な、なにやってんだアノ馬鹿………と、豊姫様、至急こちらに人員を送ってくれませんか?ちょっとトラブルがありまして、子供達が今にも泣き出しそうなんです」


依姫に飲み物を渡してから、すぐにまた動き出そうとするのを無理やり止めて物陰で休ませた後、ちょくちょく現れるヘンタイの対応やトラブルの対応に追われては、能力による瞬間移動だけでは間に合わず忙しく走り回る豊姫が通信を返す。


豊姫「なに!?ルナラビットちゃんが血吐いて倒れた!?桃の食べすぎで戻しちゃったって言っておきなさい!体内の桃が消化された際に濃縮されたピンク色が何重にも重なって赤色に見えるとか言っときゃ良いのよ!要件はそれだけ!?忙しいから切るわよ!」


豊姫「ん……?」

 

あっちこっちに目を配らせつつ指示を出しては慌ただしく動きまわる豊姫の視界の端、玉兎が地面に伏しているかと思って二度見をすれば、10人からなる警備の玉兎隊が倒れているのが見えた。


しかも、あるべき場所にある筈の純金の八意像が消えている。



豊姫「ど、ど………どろぼおおおおおおお!!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ