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入学パーティ

 ランチルームに近付いてくると、賑やかな声がはっきりと聞こえてくる。扉を開けて中に入ると、テーブルには豪勢な料理が沢山あり、綺麗な飾りが部屋一杯にあしらわれている。テーブルは三列あり、中央のテーブルには弥野先輩とルピカ先輩が居た。中央のテーブルは二年生用なのか


 神施蝋先輩は入口に近いテーブルを指差し「君達はこのテーブルに座って」と言ってから奥のテーブルに向かった・・・ってことは、奥のテーブルは三年生用か。手前のテーブルには既に燐達が座って色々話していた。遅れて俺達が席に着くと同時に、三年生のテーブルに座っていた30代ぐらいの白髪の男が立ち上がる。すると、一斉に話し声が止み、男に視線が集まっていく



??

「さーてと、新入生も揃った事だし。名前だけでも知っとくか。新入生、左端から自己紹介」


ゆう

「はい。庭園ゆうです、よろしくお願いします」


和貴

「大宮和貴です。よろしく頼みます」


ルゼ

「ルゼ・セリム・ワイバーンだ、よろしく頼む」


「神谷帝だ、女性諸君くれぐれも私にほ「はい、次ー」・・・」ションボリ


「朝陽水ッス、よろしくッス!」


戈炎

「あー、夜月戈炎だ」


「緋原燐です、よろしくね♪」


??

「では、私達も自己紹介をしようか」



 全員の自己紹介が終わって一年生が座ると同時に、白髪の男とその側に座っていた赤銅色の髪と目をした女の子が立ち上がった。頭のてっぺんにちっちゃい角が見えるけど、それ以外は普通のかわいい女の子だ



死神

「じゃあ、まずは小生からか。校長のマーリン・マギスペル・マジック・マスターだ。面倒だから死神でいい」


 白髪緑眼のそれなりイケメンの校長先生


魔王

「教頭のプライヤ・モンスターモナーク・レインバルドだ。魔王と呼んでくれ」


 ちっちゃい角が生えてるかわいい女の子は教頭先生


東次郎

「学年主任の神浄 東次郎じゃ。よろしく頼むのぅ」


 好々爺のような雰囲気のおじいちゃん先生


エメレイア

「一年担任のエメレイアよぉ。科目は体育を担当してるわー」


 きわどい服装と悪魔のようなコスプレ?をしてる一年生担任&体育担当


テルス

「二年生担任のテルス・レグルです。現国を担当してます」


 スーツ姿で穏やかな笑みの二年生担任&現国担当


ソロモン

「三年生担任のソロモン・ゼータ・アヴァラルド・ガロウズ・レクター。特殊科目も担当している」


 黒装束、黒マント、黒髪、赤目の三年担任(痛い格好だ・・・)


ロジクマス

「数学担当のロジクマスといいます。わたくしの授業は生易しくはありませんよ」


 悪魔の尻尾が生えてるリーマン風の眼鏡先生


ヒートファン

「公民担当のヒートファンだ。はぁ、自己紹介は嫌になる」


 色白のクールな女性先生...なんで右手が金属の獣手なんだ?


エルフェ

「科学担当のエルフェだ。エルフェはキメラなのだよ」


 犬耳&犬尻尾が生えてる白衣姿の少年先生


美春

「家庭科担当の鬼山(おにやま) 美春(みはる)です」


 着物姿の穏やか美人先生


焔蒼

「用務員の黒月 焔蒼だ、困ったことが合ったら相談してくれ」(ドヤァ


音流

「・・・5」(サムズダウン



 ドカンドカンドカンドカンドカン!!



黒焦げ

「あbbbbbbbb!?」



 焔蒼が突然黒焦げになった!

 しかし、皆はシカトをした!



死神

「じゃー、自己紹介はここまでだな。うしっ、ちと遅くなったが入学パーティ始めるか!」



    入学パーティ開始



 わいのわいのと騒がしいランチルーム。黒焦げから数秒で復活した焔蒼さんと談笑しているゆうから視線を外し、俺は二、三年生の方に視線を向けた。三年生のテーブルではみんなてんでバラバラに話している。神施蝋先輩は・・・弥野先輩に絡まれていた。弥野先輩が何かを喋ってて、神施蝋先輩が鼻で笑ったようで弥野先輩が笑いながらツッコんでる様な


 二年生のテーブルではご馳走争奪戦が繰り広げられてた。キリッとした目付きの女子が海老フライを取ったようで「俺の海老ふりゃぁ!」とツンツン頭の男子が抗議した。・・・海老ふりゃぁって。ってか、二年生すっげぇ騒がしいな・・・



      ***



和貴

「あーー、疲れた・・・」



 賑やかで騒がしかった入学パーティはなんやかんやで無事?終了したのだった。印象に残ったのは、神谷が魔王さんを口説こうとして死神さんの逆鱗に触れて死神さんから逃げた神谷が用務員の焔蒼さんにぶつかってよろけた焔蒼さんが弥野先輩にのし掛かって弥野先輩がぶちギレて「俺に触るなあ!!!」と焔蒼さんに大型拳銃ぶっぱなして神施蝋先輩とゆうが美しき傍観者を貫いてたことだな(因みに神谷は弥野先輩と焔蒼さんに踏み潰されてた)


 色々あって現在は夕方である。先生たちは敷地内の専用アパートに戻り、生徒全員は寮に戻ってきた。俺は先に運んでおいた荷物を整理しつつ、明日の準備をしている。入学して数時間が経っただけなのに、かなり疲れたな・・・。準備が済んでベッドに横になると、沈んでいく太陽が窓から少し見える。襲い来る眠気に負け、ゆっくりと瞼を閉じた







      ***




 ──…どーしたの…?――


 ――…いたいいたいの…?――


 ――………?――


 ――…ぼくは…――




      ***







和貴

「俺…は……」



     コンコン



「和貴くん、ちょっと良いかな」


和貴

「うぇ!?」



 ノックの後に聞こえてきた神施蝋先輩の声にビックリして飛び起きる。若干、意識ぶっ飛んでたぜ・・・。目を擦って眠気を飛ばしてから部屋の扉を開けると、普段着の神施蝋先輩が立っていた



「伝え忘れたことがあってね。ランチルームのテーブルの事なんだけど、一年生は今日と同じ場所で席は適当に座ってくれれば良いから。それじゃ」


和貴

「どうもー…」



 神施蝋先輩はその事を告げると足早に去っていった。・・・なんか釈然としない。扉を閉めた俺は部屋服に着替え、ベッドに横になった。しばらくの間、スマホを構っていたが、再びやって来た睡魔に俺は抵抗することなく意識を手放した


出演者の小説紹介


『ドラゴノイド〜龍化病〜』


・ソロモン・ゼータ・アヴァラルド・ガロウズ・レクター


『死神と魔王ともろもろと』


・死神

・魔王


『人外戦記・UM』


・神浄 東次郎


『映写機シリーズ』


・ロジクマス

・エメレイア

・ヒートファン

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