表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

~ パンタル と シーダヤ ~

「チタチェラ … 明日から 私達と共に 巡礼に出る … 今夜は 身を浄め 早く休みなさい … 」


司祭達 は 微笑んだ …


「はい 司祭様 … 」



この時代 …


此の帝国にとって 何よりも純粋であるのは …


無垢な子供達であると …



そう 信じられていた …


チタチェラ が 司祭に 告げられたとうり祈りの間を 離れると


司祭達は 話し始めた …



「チタチェラ には 他の者に聴こえぬ 声が聞こえる … 他の者が 感じぬものを 感じる… きっと 神も喜ばれるに違いない…」


「そうだな … では チタチェラが 神に会う迄の道を 浄める 従者が必要ではないかな ?」


「うむ … 連れて行くか … 」


「此れも全て カパコチャを成し遂げる為… 男児を二人 連れて行こう … 」



司祭達は 互いに頷き合い


巡礼の旅に チタチェラと 共に向かう者に誰を選ぶかを話し合った …


程なく …

選ばれた 二人の男児が 祈りの間に呼ばれ

た …


二人は チタチェラよりも幼い …


パンタル 9才 と シーダヤ 10才 だった …


司祭に 巡礼の旅に出る事を 告げられると

二人は コクン と 頷き 少しだけ 震えた …



司祭 は 二人に 向かい



「良いか 二人共 … そなた達は チタチェラが 神に会う道を進む為 その道を浄める役割を持つのだ… 決して 恐れを心に宿してはならん ! 勇猛な戦士であれ!」


威圧的な 司祭の 言葉に


パンタル と シーダヤ は ピンッと背筋を伸ばしていた …



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ