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~ チタチェラと言う少女 ~

私 ノ 声 ガ …


聞 コ エ マ ス カ ?


500 年 後 ノ 世 界 ニ 住 ム …


心 優シイ 皆 サ ン …



彼女の名は チタチェラ …


マチュピチュ が 見える


小さな農村に生まれた …


チタチェラ は 村の少女達とは 少しだけ 違っていた …


鳥達の声 や 花の声 …


虫や 動物達の声も 聞こえてしまう …


突然 木立を見上げて クスクスと 笑い出したり …


ある日 チタチェラが 畑の手入れをしていると …


畑に実る 痩せた ジャガイモ 達 が こう話していた …



雨 ガ モウ少シダケ 欲シイ …



チタチェラは 真っ青に晴れ渡る 空を見上げ 祈り始めた …



「お願い … ククルカン 様 … 雨を降らせて下さい … お願い … お願い … 」



けれども …


太陽は ジリジリと 照りつけ…


雨の 降らない 日が続くだけ …


作物 は 日増しに 痩せ細り …


軈て 枯れて行き 実りも 僅か …



そうなると …


司祭達の祈りによる 儀式が始まる …


帝国の安泰を願う


カパコチャの 儀式 …



其は とても 名誉なこと …


其は 何よりも 尊いこと …


だから 従うべき こと …



幼い頃から 皆 そう伝えられ …


そう 信じて 成長する …

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