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蹂躙せし魔王の異世界譚  作者: 音無蓮
第二章 学院騒乱
37/50

第37話 制裁の楼

37話です。よろしくお願いします。

「これは、中々手こずるな……」


 前後左右、逃げ場のない要塞と化した円陣形の中心部。剣術部員に囲まれたシグルーンは思わず苦笑を漏らす。


「だけど、まあ、――やるしかないか」


【聖龍剣・ドラグナー】を胸の前で握り締め、中段を取る。式神【龍王】【龍王妃】は既に顕現し、空中を浮遊している。刀身に差し込む陽光。それにより一瞬、刃が彩光を放った――その現象が合図となって円陣形が崩れ、シグルーンへと矛先が向けられる。


 だが、冷静沈着に彼女は待つ、その時になるまで剣を微動もさせない。流れ込む剣には、聖術による強化が施されている。術の強化が付与した剣技がすなわち『剣術』なのだ。だが、彼女にとってみれば、“所詮は剣術”に過ぎない。


「《龍王妃》、召喚陣《六芒星魔方陣》発現。――湧き出ろ、《龍脈》」


 聖龍剣の刀身が赤黒く染まり、強化される。――これも一種の剣術というべきか。構造は似て非なるのだが。


「《龍王》、召喚陣《五芒星魔方陣》発現。――覆い包め、《龍壁》」


 赤熱した刃を包み込むように次術を紡ぐ。硬化の術式だ。――これにより、刀身強化した刃の耐久値は格段に増した。


 さて、役者は揃った。《双龍》の神髄が迸る――! 聖龍剣を握る力を強め、唱える。


「《双龍》、召喚陣《一一芒星複合陣》発現。――唸れ轟け、《龍聖恋歌》」


 中段から、剣船が唸りを上げる。横滑りで虚空を裂く刃。迫る人垣に向けて刀身が迫る。


 キィィィィン! と金属音が木霊する。と共に、紅の放射光が射出する。光は、衝撃波へと変幻し、彼女を取り巻く巨大壁を穿ち、薙ぎ払う。《龍聖恋歌》――龍の元で誓約した聖なる恋歌の意を含んだその術式は、龍の式神と契約した者のみ使用が可能とされる。


 だが、術師の腕は無論、式神自体の力量で左右する祭祀契約式において、《双龍》の放つ《龍聖恋歌》は絶大なるものだった。恐らく、ユグドラシル聖術学院のタイル張りの床ならば――一撃で、粉砕し、かつ、地表を抉り取る――! 地鳴りが足の裏からジリジリと伝わってくる。聖龍剣を、右に振り回す。空気を揺るがし、地表を削ぎ取る一撃が虚空を直進する。


 眼前の壁の崩壊を黙視するも。油断せず、次手のため、上段に構える。


 2撃目の《龍聖恋歌》は振り下ろされた剣と共に発生、彼女の前景を無に帰す“紅”が地面を這うように唸りを上げ、蛇行する。その姿は、世界を蹂躙する龍そのものだ。


「これで、僕の戦いは終わりかな――あとは、みんなに任せることにするよ」


 その言葉が終わると同時に、2撃目が炸裂した。







「大丈夫か、生徒会長」

「う……え、何が……?」


 ――まあ、予想した通りだな。何も把握していないわけだ。


 聖術炉に撒き散らした魔術を解除した上で、ロキは、花嫁姿のアンセルの手を取った。膝を崩し、肩を震わす彼女の瞳には薄らと涙が浮かんでいる。


「あたくしは……そうでした。騙されたのですね、あの男に」独り言が呟かれる。「まあ、どれもこれも事の発端、あたくしにあるのかもしれませんが」


「その言葉は聞き捨てならないな」見逃すわけがなかった。引っ掛かる事柄が多すぎる。「この事件は、生徒会長自身が関与した、というわけか」


 アンセルの口は塞がっている。無理もない、それ程に重大なことなのだろう。

 もしくは。


「会長の権威を損なうから言えませんとか、戯れ事じゃないよな?」

「――まさか、そうではありません。それにあたくしは権威を損なうような行為をした場合、潔くこの座を退きますので」力強い言葉には嘘の1つも見受けられない。――あくまで表面上では、だが。「真に問題なのは、この案件の首謀者について口に出すことです。あたくしの身は、今も拘束状態にあります。恐らく、術式を経由してこの場に映るものも首謀者は監視しているはずです。そして、終いには、正体を暴露しようとすると、制御の術が自動で作用し、あたくしは文字通り“操作”されることになります」

「それで先程まで、あんな感じだったのか」

「そう、だと思われます」


 軽く頷くアンセル。感覚にこそ存在しないものの“操作”されたときの記憶は薄明に残っているのだろう。案外、それが救いだったりする。


「というわけで、あたくしからはこの事件の犯人を口伝することができません」

「分かった。……ならば、急ごうか」

「はい……、痛ッ……!」

「大丈夫か?」

「少し、脚を捻ってしまったかもしれません」


 先程まで振り回していた木刀を腰に据えつけた後でロキは、彼女の状態を聞くや否や、腰を下ろし、彼女に背を向けた。


「早く乗ってくれ……急がなければ、ならないだろ?」

「ありがとうございます、では、お言葉に甘えましょう」


 アンセルの軽快な肢体がロキにのしかかる。背負いながら移動するのは、苦では無さそうだ。まさに僥倖。有難い運命に感謝しつつ、ロキは体を起こした。彼女の背に両腕を回し、固定する。レース生地の花嫁衣裳は面積とは裏腹に軽量だった。走るのには若干邪魔な裾だが、術の利用で走る区間を減らせば事足りるだろう。


「さあ、行くぞ――!」

「ええ……!」


 2人の声が呼応するとき、魔術が展開された。


『駆けろ、駆けろ、疾風の如く』――加速の魔術がロキの脚部を強化する。膨張するエネルギーが推進力を高める――そして、ロキの身体が疾駆する。鏡面で成された聖術炉を突破し、地表を削りながら、俊足を貫く。


 ――となると、マリアが一番心配だな。心中に浮かぶのは義妹の姿。聖術炉には爆破犯が存在していない。ならば、必然的にマリア達へと爆破犯の矛先が向けられることとなる。


 急がねば、焦燥の気持ちに駆られて、ロキは加速を続けた。







第37話 制裁の楼







 煌々たる光の柱が穿つように、顕現する。標的は、――仮面の男。寸分の狂いなく、男を貫く。――拘束は容易だった。何たる無抵抗――ある種の不気味さを醸し出している。


 式神アマテラスの最大出力により、無限の光柱が地より、虚空より、あるいは二次元上に、三次元上に、四次元上に――空間の概念をことさら無視して放たれる。石英の如く輝きを見せる柱は、脆いものの絶大なる硬度を保持する。


《アマテラス》の召喚による術式《清明の光臨》を聖術で硬化させた、いわば上位互換である。閃光のたかどのが的を穿孔すると同時に硬化。磔柱を構成。断罪の刃が空を滑る。


「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 拘束をかけられた仮面の男に向けて、マリアの咆哮が轟く。 彼女は、両の腕に魔導剣を握り、地を駆け抜けていく。忌々しき純白の仮面に向けて、切っ先が唸った。逆手に持たれた両の剣は、まさに“空間を断つ”、そして“概念を斬る”。


 ――負けない、負けない、負けてはならない。己を鼓舞し、士気を高める。タイル張りの段上を駆け上がる。瞬く間に、仮面へと近づく。圧倒的な覇気は、最早だが、何故だろう――仮面の男は……嗤っていた。獰猛でいて、冷酷な――。


「さあさあ、斬りあげて見せろよぉ! その鈍で!!」


 その挑発は、狂気の沙汰。仮面の奥から絶叫とも言える嘲笑いが鳴り響き、螺旋を駆け巡る。

怒りが――拡張する。混濁する思考。パニック。だが、文字列は構成される。簡潔に。だが、濁流の如く激情となって――吐かれる、叫ばれる。


「母さんの剣は、鈍じゃないッ!!」


 剣閃が唸りを上げて、仮面男のタキシードを裂く、裂く、裂く裂く裂く裂く!!

火砕流の勢いよろしく、マリアの身体が仮面の男の懐に飛び込み、容赦ない斬撃を与える。血塗られる諸刃は、生々しい紅に染め上げられていた。容赦ない斬撃は嘲笑との対価。――だが、対価にしてみたら、まだ安い、安過ぎる。反吐が出るくらいに安価である。

 故に、斬撃を続けるしなやかな彼女の腕があった。紅が彼女の腕へと飛び散り、伝播する。だが、気にも留めず、彼女は逆鱗に触れられ狂い猛った飛龍の如く、眼前の敵を蹂躙する。


 だが――残念かな、手応えが全くと言っていい程感じられない。軽すぎる、まるで空気を斬っているかのような喪失した手応えである。衝撃の軌道を僅かにずらされているのだろう。如何にしてこの剣戟を翻しているのか、目前に掲げられた秘策を暴けない故に推量になってしまうのだが。唇を噛み締める、ブチリと奇怪な音を立てて薄紅色が犬歯に裂かれ、一筋の血汐が流れ落ちる。肌を一筋の紅血がしたたり落ちる。


 このまま手を止めてしまったら――、予想だにしない悪夢に襲われるだろう。見えぬ恐怖に怖気づくことすら許さない現実。ただただ、彼女に剣を振れと急かし、愚弄する。


 乾いた地面を一蹴、疾駆し、飛翔。虚空で半回転する。圧倒的な平衡感覚を巧みに利用し、螺旋を描く階段の天井に着地。膝を曲げて衝撃の抑止と、威力の装填を同時にこなす。重力に逆らうことなく落下を始めようとする身体。時空は残酷に彼女を焦らせようとする。


 だが、次第に冷静さが戻りつつある精神は対応がスムーズであった。――天井を突いた脚でその場を蹴り上げる。下半身に装填された下方へのエネルギーを放出。剣と共に彼女は縦回転。両の手に握った魔導剣が風を断つ刃或いは断罪の破壊暗器として、マリアの身体と共に解き放たれる。仮面を目前とする。不意に仮面の奥に煌めく眼光を目視する。


 ――酷く、忌々しい黒の双眸を睨みつけ、口の動きだけで“ざまあみろ”と囁く。明確なる侮蔑の意を込めて片言の罵詈雑言を口ずさむ。思わず、口元が三日月状に歪んでしまうところだった。顔を引き締める。あくまで、無表情を貫く。心裏の感情を隠すべくして上塗りした建前の表情。作り物の顔に映る色彩はどうも彼女の気に召さないようで、僅かばかりの嘆息が、剣戟の中で漏れるのだった。


(やっぱり――何かおかしい)心中にあるのは、明確なる怪訝。(この男、以前、どこかで会ったような気がしてならない。それも、嫌な記憶の様な気がする)しかし、思い出せない。記憶の障壁が阻害している。(まるで、過去を根こそぎ奪われたような感覚だよ……)


 思えば。――ロキと出会う以前の記憶が丸々空っぽなのだ。いや、遠い昔は憶えていたのだろうが、今は記憶の片鱗すら記憶から削がれているという状態なのかもしれない。だが、本能は悟っている――思い出してはならない、と。


 ――そうだ、今はこの男の首を撥ねる術のみに思考を集中させよう。


 最もな考えで邪念を一切合財シャットアウトする。博学才穎な主席次点の少女は、眼前の戦いから目を背けないくらいには賢明だった。紅血の一滴が、彼女の頬に染み付く。血生臭さと鉄錆の異臭に眉を顰める。


 ――もうそろそろ、スパートをかけよう。宣言は、体現となって如実と化す。留まる事を知らぬ剣閃の中で紅に染まった2本の刃を胸の前で交差させ、刹那――目線の先に存在した純白の仮面を叩き斬る要領で唸らせる。烈風が巻き起こる。


 一撃、と呟き程度で唱え、縦横無尽の連撃を加える。2連撃、3連撃、4連撃、5連撃――度重なる剣戟は徐々に加速する。腕の筋細胞が悲鳴を上げている。額からは、大粒の汗が滲み出ている。踏み込んだ地面にヒビが入る、瓦解の兆候にある。


 だが、構わない。猛獣の権化と化したマリアの精神を優に制止することなど不可能。どこまでも、この男は罵倒し哄笑した、挙句の果てに仲間を傷つけた。そんな輩をいけしゃあしゃあと逃すわけにはいかない。制裁のためにこの場で、葬り去ってくれる!! マリアの眼光は執念の色彩を放ち、仮面を鋭く睨みつけた。

 カウントダウンが、始まる。――15連撃、16連撃17連撃18連撃19連撃!!

 剣速は轟く迅雷の如く容赦なく叩き付ける。

 そして、


「ハァァァァァァァァ!!」


 腹の奥底から絞り出した獅子吼と共に20連撃が放たれる。


 仮面を叩き割り、硬化していた《清明の光臨》が硝子の如く高い炸裂音と共に崩壊する。同時に地へと叩き付けられる仮面の男。光の礫は空気の塵と共に雲散霧消する。


 散りばめられた彩光の奥で、陶器のようなものが切断され、破砕される音があった。――仮面が真二つに分断されていたのだ。ようやく、仮面の奥の無様な顔が拝める――いや、拝む前に剣を突き刺そう。胸の奥で滾る残酷な執心を思い留める。


「ようやく、おまえの顔が見られると思うと嬉しくて殺意が湧いてくるよ」およそ、年端のいかぬ少女が吐くような台詞ではないが、平然と言ってのける。「さあ、面を上げてよ。罪の制裁をしてもらうよ」


 だが、一向に俯かれた男の顔は動じない。それどころか、肩を震わせている。微かな笑いは、度を越した爆笑と化す。甲高い不快音。およそ人間の放ったものとは思えない騒音だ。マリアの激情が駆られることは間違いなかった。


「面を上げて――上げろ……! わたしの仲間を傷つけたその代償を払ってよ!」許さない、許さない許さない。脳漿から脳髄へ、復唱されるは“復讐せよ”の4文字。「学院長をクレオネラの手で殺させたのもおまえの仕業でしょ!? わかるの、――愛すべき者を己の手中で殺してしまったクレオネラの気持ちが!」


「分かるわけないし、分かりたくもない。それが俺様の賢明な判断だ」重ねられた言葉は先程の嘲笑とは大幅に声のトーンが低く、まさに絶対零度の感情を誇示しているかのようなものだった。「まさか、君のような青二才に説教されるとは思ってもいなかった――不快だ」


 ゾワリ、と。不気味に蠢く感情。先程、仮面の男との相対前に感じたもの以上に奇妙だった。寄生虫のように彼女の精神を確実に蝕んでいる。


「アハハ……いや、まさか。今の一言で怖気づいたのなら興ざめだ」平坦な笑い声と共に放たれる蛇の如く纏わり、絡みつく言葉の列。「だが、まあ――変わっていないのは確かだ、《魔女》の分際が」


 直後、背後に冷気を感じ、右へとステップ。背後の見えざる一撃を黙視。そして、目を見開く。――氷柱の如く鋭く大槍が寸前までマリアの立っていた空間を穿孔していたのだ。だが、驚くべき事柄はそれだけではない。


「《魔女》……!」聞き覚えのあるフレーズだ。だが、記憶に埋まっているのか明確に思い出せない。「だけど……何なの、このもどかしさは。……何なの、魔女って」

「忘れてしまったか、《魔女》。過去の罪の清算を君は済ましていない」

「だから《魔女》って……」

 言いかけたところで彼女の言葉は潰えた。地に伏した男が立ち上がる。タキシードから土煙を払った男は俯きざまだったが、獰猛に口を歪めていた。背後に迫る冷気、今度は避けきれない。体が硬直した故に初動が遅れた。悲鳴も上げられない。


 ――だが、彼女に向けられた氷結の刃は、次の瞬間。


 ゴッッッッ!! と轟音を立てて打ち壊れる音を耳にした。


 背後を振り向くマリア。――眼前に広がったのは巨獣と化したヴァレオの拳が凍てつく大槍を真横から跳ね飛ばした後の光景。巨獣の口から吐かれるのは咆哮では無く、理性的な叫び。


「マリアさん、後ろ!」

「!! ――うん、ありがと!」


 再び、振り返ると迷いなく《清明の光臨》を顕現。目前に迫っていた氷結槍を絶大なる光で受け止める。首の皮一枚繋がったような切羽詰まった状況である。


「何だ、つまらないなぁ……ここで悲劇に倒れればいいものを」舌打ちの後、やはり、嘲笑う。俯いている所以あって、男の表情が見えない。「だが、もうそろそろ俺様にも飽きが回ってきた――終わらせようか《魔女》、我らがデュートロン家を退廃させた悪鬼よ」

「……! デュートロン、家」ああ、そういうわけだったのか。謎がするりと解けると共に自責の念が込み上げてくる。「おまえは、おまえは……!」

「ああ、君の言うとおりだ。我が妹と言うのは汚らわしいから止めておくとしようか」


 男が、面を上げる。――既にマリアは絶句していた。唇が微かに震えている。――対抗してはならない男と出会って、いや、出遭ってしまったことが現状での唯一にして最大の後悔であろう。


「サテュアータ=デュートロン……!」


 マリアの悲痛の叫びから背後のヴァレオは勘付く。そして、僅かな声量で呟く。


「これは、ぼくらだけで何とかできる問題じゃあ、なさそうだね」


 あくまで、口調は楽観的に――危機感を和らげねば、この戦場で戦うことは不可能だ。


 直後、ヴァレオの巨躯がサテュアータへと猛進し。

 ズガァァァァンッッ!! と。

 破砕の重低音が螺旋を駆け巡ったのだった。

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