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RとEの相対関係  作者: カマッペ
入学編
5/7

入学式、年齢はチョークで語る

盛大な桜樹荘での歓迎を受けた鎌田大地は、入学式の日を向かい新しい制服にきたはずが・・・

「今日から・・・か」と窓から朝の陽ざしを浴びながら、今日から通うことになる東京北源資源高校の征服を着ていた。その時、隣の部屋203号室から「ガタッ」と何か落ちた音がした。大地はさすがに女子の部屋を勝手に見てはいけないとの衝動に駆られながらも「おーい、エリーゼ! もう朝だぞ!」と穴が開いた壁に気持ち程度の布タオルが貼ってある前で声をかけるも、返事がなく、仕方ない・・・と大地はその布をめくると、壁の向こうにはベッドの上から落ちて毛布を抱き付くような形でぐっすり寝ている龍ヶ崎エリーゼの姿があった。しかし、放っておくわけにもいかずいくら声をかけても起きる言動が見えないので大地はしょうがなく壁を通り抜け、エリーゼの部屋に入った。

「しかし、まあよくもここまで寝れるもんかね」と呆れたような感じでエリーゼの肩をゆすりながら

「おい!エリーゼ朝ですよ。」と言った瞬間、「エリーゼちゃん朝だよ、準備できた?・・・!!」とエリーゼのドアが開きそこに入ってきたのは水泉絵里奈だった。

「!!なっななな何してるの!」と驚きながら声を上げた絵里奈に大地は「ちちちちっ違うんです!これにはわわわけがあって、そそそうなんです。ただ起こしに来ただけなんです!」と突然の絵里奈の姿に驚きながらも言い訳はむなしく「きゃー!変態!」と絵里奈は両手を突き出し右手首にある青いアクセサリーは光ながらも勢いよく大地に向かって水鉄砲を当てた。


「おはようございまあす!、うん?あれ大地君はなぜ朝からびしょびしょになってるの?もしかしてエリーゼちゃんと一緒に朝シャン?」と憎たらしい笑いで大地に向かいながら話しかけたのは豊田結城だった。「うるさい、早く食え!」となぜか顔を恥ずかしながら朝食をとっている絵里奈であり、その向かい側にはなぜかびしょびしょになった制服をきて無言で朝食をとっている大地と、その横でまだ眠たそうな顔をしながら何があったのか全くわかっていないような感じで朝食でだされている卵焼きをおいしそうに食べているエリーゼの姿があった。

「青春だね~!ふふふ」とみんなを見ながら明るい笑顔で朝食作っていた桜樹風吹がいた。


朝食を済ませ、玄関には絵里奈と結城、エリーゼと大地は学校用の靴に履き替えていた。「みんな~忘れ物はないですか~」と桜樹風吹は、わやわやしながらみんなを見ていた。大地達は風吹の言葉に大丈夫ですよと返事をして玄関を出ていった。


「まさかみんな同じ高校だったなんて、なんか不思議」と、桜樹荘から少し離れた地下鉄の車内で絵里奈は言った。「だけどよかったよ、俺東京JEH初めてだったからなんだか心強いよ」と大地は安心しながら答えながらも、結城は「でもさ~大地はエネルギー変換できないんだろ?よく受かったな」と何気ない質問に、大地は「それが不思議なんだよな。まあ今考えると本当に不思議なんだよな」とこのような会話が続きながらも高校の前につき、すでにクラス分けの紙が校内の大きな掲示板に張り出されていた。

「え~と・・・俺は1-Cか」と大地は確認しながらも隣にいたエリーゼはジャンプしながら見ていたので、代わりに見てみると龍ヶ崎エリーゼの名があった。「あっ、あったぞエリーゼ、同じクラスだよ」とエリーゼに語りかけると、エリーゼは「あっ本当だ!大地といっしょだ!」と喜びながらまるで子供みたいにはしゃいでいた。

「同じクラスだね」と絵里奈は大地に話しかけ、その横から「俺も俺も!」と結城が言った。絵里奈は結城に「なんであんたが同じクラスなのよ」と嫌そうな感じで言ったが、結城はまあまあといった感じで入学式が始まり、体育館では各クラスごとに座り、校長からの挨拶が始まった。

「え~諸君、入学おめでとうございます。今日からは高校での生活がはじまり、幾つもの試練が待っているが、諸君らには立派なエンジニアとして成長してもらい。将来は活躍できる人材であることを願います。以上」と簡単な挨拶で終わり、各クラスごとに教室に集まり、担任の先生たちが各教室に入って行った。

「入学おめでとう!今日からお前達のクラスを受け持つようになった。峯岸寧々だ。よろしくな」とジャージ姿で女性にしては少し背が高くいかにも厳しそうな先生だった。

「先生~いくつですか?」と一番後ろの席に座っていた豊田結城は、質問した瞬間にチョークが結城のすぐ横顔をかすめながら後ろの壁に粉々になって落ちた。「うわ~」と結城はその粉々になったチョークを見ながらも、「え~と君は豊田結城だったかな?女性にむやみに年齢を聞くもんじゃないぞ」と冷静な顔をしながら対処した。

「え~とこんな感じでみんなとできるだけコミュニケーションをとっていきたいので、よろしく頼む。私は主に体育を専門としているので生半可な態度ではすまないぞ」と威圧的な感じで言いながらも今日のスケジュールは終わり、下校のチャイムがなった。

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