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第65話:人気投票結果発表



こんにちは皆さま! 毎度おなじみ、メイドのメアリ=アンです。

今回は、50話から募集されていた人気投票の結果発表となります。票が集まるか正直とても不安でしたが、皆さまが協力して下さりました!

この感激は、どんなに感謝してもしつくせません。本当にありがとうございました!



さてさて、前置きはこの辺までにし、本題に入りましょう。キャラクター人気投票、ベスト3からの公開です。

その際には選ばれた方のコメントと、未公開だった設定などの公開が!


それではいきましょう。まずは3位から!






◆第3位 アリス◆


3位はある意味悲劇のヒロイン、我らがアリス様でした!


「3位…主人公なのに3位……」


アリス様、ここは泣くところじゃありませんよ! 何人もの中からベスト3に輝いたのですから!


「だって、わたし主人公なのに! 毎回登場してるのに!」


不満ですか? うーん、困りましたね。

あ、アリス様! 読者様からこんなコメントがありますよ!


【ドタバタしてるアリスが大好きです】


「……褒めてるの? それ」


ほ、褒め言葉ですって! アリス様のその日々忙しい姿が好きと仰って下さっているのですよ!


「わたしだってゆっくりしたいよ……」


ちょ、そんなに落ち込まないで下さい。ほ、ほら。こんなメッセージも送られてますよ!


【アリスの突っ込みがいい!】

【ツッコミの申し子アリス】


「わたしのアイデンティティーはツッコミなの!?」


この世界ではとっても貴重ですよ♪ アリス様のツッコミのキレは尊敬します。

相手によってその頻度が違うのもいいですね。バイオレンスなのは、年上だけですもんね!


「三月には何回か叩いちゃったことあるけどね。年上でまだ暴力ふってないのは、帽子屋と公爵夫人かな。あと同い年だけどダム」


それになにか理由はあるんですか?


「基本常識人だから。ダムは怖くてツッコミすらも躊躇われる……」


そ、そうですか。

またちょっと、暗くなってしまいましたね。ではムード一変、アリス様の初期設定を公開しましょう!


名前:アリス=リデル

外見:今と変わらず

出身:ヨーロッパのどこか。

性格:常識人の16歳。順応性豊か。そこそこ可愛く、そこ可愛く頭が良く、そこそこ運動ができる。子供好き設定は、不思議の国のアリス作者、ルイス=キャロルから。


「……ちょっと違うね」


運動神経に至っては、全くそこそこじゃないですよね。公爵邸から城まで走って帰るなんて、かなり無謀なことですし。

そのへん考えるとアリス様って、断然アウトドア派ですよね。よく出かけてますし。


「まぁじっとしてるよりは動いてる方が好きかな」


主な行動範囲とか聞いてもいいですか?


「街を適当にぶらぶらしたり、海辺のお茶会に参加したりが多いね」


ありがとうございます♪

思えばアリス様って、ハーレムな立場ですよね。ヒロインの特権!


「……アン、それ本気で言ってるの?」


あ、アリス様?


「ナイフ向けられたり、殺すって言われたり、体型についていじめられたりしてるんだよ? それでハーレムって言えるの!? ねぇ言えるの!?」


おおお落ち着いて下さい! 失言でした、すみません!

ほ、ほらアリス様。こんなメッセージも届いていますよ。


【年下趣味なところがわたしと共通してる】


「同志さまァァァ!!」


……アリス様って、どうしてここまで年下好きなのでしょうか。






◆第2位 帽子屋◆


ベスト2は甘党紳士こと帽子屋男爵でした。この結果についてどうぞ一言!


「ん〜まぁ、意外っちゃあ意外やな。まさかそんなに票もらえるとは思わんかった」


男爵様は票数的に2位でしたが、【帽子屋と悩むけど〜】【だけど帽子屋も好き】など、とても人気がありました。


「ほんま? なんでやろ」


えっと理由についてはですね。


【関西弁と甘党なところ】

【イイ感じのツッコミが好き】

【関西弁大好き!】


などです。ツッコミ役になるのは三月ちゃんとヤマネ君と一緒にいるからですね。

最近はアリス様といる時もツッコミ役ですが。


「そうなんや。どないしたんやろ、アリス。あいつがいる時は俺ツッコミしなくて済んでたのに」


きっとアリス様もたまにはボケてみたいのですよ。男爵様ならちゃんとツッコミいれてくれるから、余計にでしょうね。


「いや、なにその解釈」

「って、アリス。なんや、お前の出番はもう終わったやろ」

「主人公なのにあれだけなんて認めない!」

「根に持ってるなぁ…」


では、三人で進めましょう! 次のコメント紹介しますね。


【早く三月に食われる帽子屋が見たい】


「!? 誰やこんなこと言ってるやつ!」

「でも帽子屋、既にもう襲われたんでしょ?」

「未遂や未遂!」


このように、男爵様は三月ちゃんとのセットで好きって方が多かったです。

でも男爵様もすごいですよね。子供を拾って、テイクアウトしちゃうんですから。


「誤解されるような言い方すんなアホ!」


す、すみません。ですが実際、三月ちゃんとはどうなんですか? どこまでいきました?


「家族みたいなもん言うてるやろ。俺を犯罪者にする気か」

「アンは恋愛話好きだもんね」


大好きです! アリス様の話も一度じっくり聞きたいですね。

あ、男爵様。こんなコメントもありますよ。


【いい人!パフェ!】


「パフェってなんや!」

「あのやけに生クリームかかったパフェのことでしょ」


男爵様はいつからそんな甘党なんですか?


「生まれつきや生まれつき。ついでに甘くないデザートは外道やで」

「どんな言い草?」


いい人!ともありますが、二年前は冷血漢と有名でしたよね。


「か、過去のことは反省してる」

「っていうか、実際どのくらい悪どい事してたわけ?」


あ、それはですね。


「あ、こら! 言うなアン!」

「いいよ言っちゃってアン!」


たとえるなら、負わせた大きな傷を更に化膿させてましたね。


「うわぁ……」

「だから反省してる言うたやろ!」

「ずいぶん荒んでたんだねー」

「その後ちゃんとフォローいれたわ」


そんなやさぐれ紳士の初期設定はこちらです!

「やさぐれ言うな!」


名前:帽子屋

外見:今と変わらず

年齢:26歳

性格:見た目通り紳士。常にクールで必要最低限のことしか喋らない。紅茶はもちろんストレート。なのに甘い物大好きというギャップの激しい男爵。


個性が足りないという理由から、関西弁になったみたいです。

ツッコミ役というのは、初めから決まってたらしいですし。


「ツッコミ=関西弁ってどうなんや」

「まぁそのおかげで人気あるんだしいいじゃん。2位だもんね2位。いいなぁ2位」

「まだ根に持ってるんか……」







◆第1位 チェシャ猫◆


注目の1位はチェシャ猫さんでした! おめでとうございます!


「ありがと。光栄だね」


なんとか1位を死守することができましたね!


「俺はたくさんの人から愛されるより、一人に心底惚れられたいけど」


そんな意外とロマンチストな貴方にはこんなメッセージが届いております。


【変態っぷりが萌え】

【変態なところが大好きです】

【変人っぷりに愛を感じてしまう】


……どうです?


「とりあえず俺が如何に変態キャラにされているかが、よく伝わってくるね」


チェシャ猫さんは最初SMキャラでしたのに、日々アリス様が『変態猫!』と叫ぶので、完全に変態のレッテルが貼られてますね。

あ、ですが


【サドなとことかサドなとことかサドなとことか】

【Sの方が好きです】


など、まだまだサディストとしても認められています。

最近は怖いや哀しいや頭大丈夫?とも心配されている面もありますが。


「Don't worry! それは愛故だもの」


しかし、いくらなんでも首を絞めるのは如何なものかと……。最近物騒なことも漏らしてますし。

アリス様を殺しては、白うさぎ様に怒られますよ?


「あー、確かに。俺が白うさぎに殺されそう。でも俺、彼が怒ったの見たことないなぁ」


穏やかな人ですからね。怒っていても顔に出ませんし。


「殺ってるときも笑ってるよねぇ。っていうか、俺より白うさぎの方が多く人殺してるのに、なんで白うさぎは怖いって言われないの?」


白うさぎ様はアリス様に危害を加えていませんし、作中ではまだ実際の現場が描かれてないからじゃないでしょうか?


「なるほどー。って、さっきから伯爵の話ばっかりだね。もっと俺の話しない?」


す、すみません。では次のコメントを。


【これからの攻めに期待】


「期待しないで!」


あ、アリス様。再び登場ですね。


「わざわざ逢いに来てくれたの?」

「んな訳あるか!」

「ホント貴女って照れ屋だね」

「アンタの思考回路はどうなってんの!?」


チェシャ猫さん、こんなコメントもありますよ!


【アリスともっと絡ませて】


「了解♪」

「ギャアァァァ!!」


わ、私ここにいてよろしいのでしょうか?

とりあえず肝心のチェシャ猫さんがおとりこみ中なので、初期設定を公開しますね。


名前:チェシャ猫

外見:黒髪、紫の耳

性格:二重人格。無口でミステリアスな人格と、無邪気で甘えたがりな人格を持つ。睡眠がスイッチ。実は滅多に出ない設定だった。


名残が全くありませんね……。滅多に出ないという設定は時の使者が受け継いだのでしょうか。

唯一、二重人格が今と似てますね。二重人格ならぬ、二重属性ですが。



「うぅっ、ひっく、もうお嫁にいけない……」

「大袈裟じゃない?」


あ、終わったんですね。心なしか、アリス様が疲れ果てていますが。


しかしアリス様、ここでへばってはいけません! まだコメントはあるのですから!


【この二人が絡んで、ドタバタするアリスがかなりかわいい】


「だってアリス」

「可愛くなくていいから絡ませないで! え、ちょっ、マジで無理……!」


チェシャ猫さん、カメラの準備はOKですよ!


「え、なにしてるのアン」

「さすがメアリ! 優秀なメイドだね!」


恐れ入ります。アリス様、私のことはどうかお気になさらず。


「いやいや、すごい気になるよ! そんな写真末代までの恥じゃん!」

「いただきます♪」

「ちょっ、や…! ッやめろって言ってんだろォォォ!!」


パァン、と乾いた小気味よい音が響きました。






◆特典◆


「はぁ、はぁ。本当に有り得ない」


大丈夫ですか?


「アンもアンだよ! なんで助けてくれなかったの!?」


す、すみません。つい高ぶってしまい……。

えっと、その、気をとりなおして、特典の方へと移りましょう。見事1位に輝いたチェシャ猫さんには素敵なイベントが! そのイベントとは……!


「「イベントとは?」」


アリス様からのバレンタインチョコプレゼントです!


「………え?」

「あぁ、そういえば今日バレンタインデーだね」

「………は?」

「ちょうだい、チョコレート」


にっこりと笑うチェシャ猫さんとは真逆に、アリス様の頬はひき攣ります。


「用意してるわけないじゃん! それにバレンタインは男性が薔薇とかをプレゼントする日でしょ!?」

「貴女の国のことは知らないけど、ここは女の子から贈るんだよ」

「そんなこと言ったって……」


用意してない、とこぼすアリス様。突然だったので、無理もないでしょう。

チェシャ猫さんはその言葉に考えこむ仕草をし、何か思い付いたのか、ポケットから赤いリボンを取り出しました。

あ、ちょっと予想できたかもしれません。アリス様もそうなのか、顔が青ざめています。

チェシャ猫さんはそれをアリス様の首に巻き、蝶結びしました。あぁ、やっぱり。


「それじゃ、貴女がプレゼントね♪」

「いやいやいや!」

「メアリ、カメラの準備は?」


バッチリです!


「また!? またこのパターンなの!?」

「チョコプレイなんていかが?」

「死ね!! って、なに撮ってるのアン!?」


アリス様、笑顔ですよ笑顔!


「笑えるかァァァ!!」







その後三日間、アリス様は口を聞いてくれませんでした。

次回、ランク落ちしたキャラの反省会!!(ぇぇぇぇ

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