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不思議な体験

けれど、そんな私は一つだけ人には言えないような、不思議な体験をした。

夢だったのか、幻だったのか、それとも……あれこそが本当の出来事だったのか。いまだに答えは出せない。


ただ、その体験は、人生の終末の私の心にある深い爪痕のようなものを奥底から掘り起こし、曝け出し、さあ、好きにしろと迫った。

それは後悔や自責の念を拭い去ってくれるものではなかったけれど、どこかで「生きてきた意味があるのかもしれない」と思わせてくれるものだった。


この年になっても、子どもたちに顔向けできる自信はない。

けれどせめて、父として最後に残せるとすれば――

それは、この体験を残すことではないかと思う。


だから、私はこれを残したい。

あの出来事が何を意味していたのかは、私にもわからない。

だが、この不思議な体験を残せたら。それが私の願いであり、償いでもある。

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