反省と後悔
私の人生は、反省と後悔ばかりだった。
妻を亡くし。そう…あの時から、何もかもが崩れ落ちた。自分のなにもかもが…
最初は無我夢中だった。いずれなんとかなる…そう思ってた。だが、だんだん自分の力の無さと、人間性?とでもいうものか…あまりに子供達に対しての関わり方が歪なのに気づいた。助けを求めたかったができなかった。それを目の前で、逝ってしまった妻のことを思うとできなかった。いつのまにかいつも、なんでも自分のせいにした。そのうち育児を放棄し、子どもたちに背を向けた。
苛立ちのあまり、虐待しそうになったことさえある。
いや――虐待そのものだったのかもしれない。
結局、俺には耐えられなかった。
耐えられなかったのは家族にもあった。
父親との関係。
結婚に反対され、その後も何かとしつこく干渉してきた。と思えば、突き放され。家庭を持ったのならあとは自分でなんとかしろ…そういうのはよくわかっていたつもりだった。それでも、ボールを投げてきたから返そう…そう思うと、全然関係ない方を向いてしまっていた。ボールを返せなくてなってただ呆然としていた。そのうちボールを受け取ることもしなくなった。そうやって関係は断たれた。
あることがきっかけで子どもたちを実家に置いて、俺は家を出た。それが最善だと思ったその時は…
しかし、それが子供達のあの小さな背中に、どれほどの荷物を押しつけたのか。
想像することすら怖くて、俺は見ないふりをして生きてきた。
それからの人生は、後悔と罪悪感に蝕まれる日々だった。
仕事に逃げ、酒に逃げ、ただ時間を浪費した。
子どもたちに会わせる顔なんて、あるはずがなかった。
気づけば年老い、気づけば孤独だった。
誰にも看取られず、ひとりで死ぬ。
それが、俺にふさわしい終わり方だと、ずっと思っていた。
――なのに、なぜ俺は今、この場所にいるのだろう。




