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還る事無き旅

空には雲ひとつ無く、最高の快晴。小鳥のさえずりや風が草をなでる音さえはっきりと聞こえた。

もうこの幸せな音に包まれることはないかもしれない。

もう二度と、思い出の象徴であるこの自宅いえに帰ることはないかもしれない。

私は頭を横に振り、そんな不安を捨てた。

大丈夫、どうせ何事もなかったかの様に帰ってこれる。

愛するこの景色の一部に、また戻れる。

そう思いながら、ドアを開ける。

ーーだが、右手は背負う武器の柄を強く握り締めていた。


暖かい日差しに包まれる外界は、自分の家の中と違う優しさに溢れていた。肩にいる相棒のシオンも、日光の暖かさにつられたのか顔を覗かせる。私は祈ったーーー

"愛する者の為、私は目的を果たし、此の場所(愛する思い出の地)へと帰るのだ"と…

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