冷やし中華始めますか?
かんちょー「山田。短編を書け」
やまだ「短編を書くんですか?(連載をほったらかしの)この状況で!?」
かんちょー「復唱はどうした!!」
やまだ「は、はい!(連載ほっといて)短編を書きます!」
うぃんうぃんうぃん……
……すいませんm(_ _)m、しばらくリハビリで駄作晒します。
サラリーマンに取って昼飯は重要である。今日もとある男が手軽かつ美味しい物を求めて飲食店をさ迷う。
「ん?」
そして男はその幟を見付けた。
『もやし中華始めました』
「もやし?冷やし中華じゃなくて?」
興味を持った男はその幟の立つ店に入り、もやし中華を注文してみた。
何の事は無い。麺が隠れるほどにモヤシの乗ったラーメンだった。
次の日。再び男が店に行くと。
『ふやし中華始めました』の幟が。
「……まあ、食べてみるか」
すると、麺大盛り無料のセールだった。
また次の日。
「は?」
幟には、『こやし中華始めました』の文字が。
恐る恐る注文してみると、カレーラーメンだった。
男は深く考えないようにした。
因みに割と美味しかった。
さらに次の日。
『はやし中華始めました』
「……昨日とあまり変わらんような?」
そして注文すると。
男の前には数人の法被を着た怪しい人物が太鼓やラッパを持って現れた。
「な、何だ⁉」
そして。
ドンドンパフパフ~~。
「御注文ありがとうございます━━!」
と、一言だけ言うと消え去った。
「お囃子かよ!」
懲りずに次の日。
『いやし中華始めました』
「……もう何でもアリだな」
そうして注文してみれば。
「はい?」
ラーメンを運んで来たのはフリフリの衣装に身を包んだメイドだった。そして徐に両手をハートの形に合わせると━━。
「美味しくなーれ、萌え萌えきゅん♪♪」
メイドは呆気に取られる男に一礼をして去っていった。
明くる次の日。週末の休みにも関わらず、男は店に来てみた。すると幟には━━。
『冷やし中華始めますか??』
「…………要らないんじゃないかな……」
そう呟き、男が見上げる空からはしんしんと白い雪が降り続いていた。