表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何人いる?  作者: 山奉行
9/36

入学しました

学校って最高!

   ―T.エジソン―




 あれから色々ありましたが、アルベルト十五歳の春です。そろそろ一人称が僕だと子供っぽくて恥ずかしいのでこれからは俺で行こうと思います。

 そして無煙火薬を作るために科学者の所に弟子入りしておりますが、難航中です。

 綿と硝石は自領で手に入ります。グリセリンは石鹸職人さんの所で貰ってこれましたので(よく判ってなかったようですが)、ニトロセルロースとニトログリセリンは作れましたが、ワセリンがどうにも手に入らない事が判明したのは作った後でした。仕方がないんで混ぜてダイナマイトにして保管してます。そのうち何かに使えるでしょう。

 さて、今年から王都にあるルテティア王立学園に通うことになります。これから三年間一人暮らしだと思うと少し寂しいですが(使用人さん除く)、この国の貴族なら必ず通る道です、僕も頑張ります。

 ただ、あそこでイザベルを独り占めできるとにやついている兄上、貴方は今度結婚するんでしょうそろそろシスコン卒業して下さい。俺は今後もシスコンでいられるようにマチアス様と仲良くしてるんですから大丈夫です。


 王都に着いて、師事している魔法学者さんや科学者さん達に挨拶したら入学までやる事ない。研究資料の整理や剣や銃の練習、体力づくりやメイドさんの尻を撫でたりして普通に過ごしている…いいじゃん尻撫でるくらい。どうせ元はエロジジイですよ。

 そしていよいよ入学式、マチアス様も俺と同期で入学です。マチアス様も一緒に学ぶことになるとか中々凄い事だと思います。俺はまあ上級貴族ですし、妹の婚約者で友達付き合いしてますが、子爵や男爵の子女にとっては雲の上の人ですから。

 そして入学式が終わったらいきなりダンスパーティーです。今年の入学生は特にイケメンが多いと評判になってるようで、入学生の兄妹まで参加してさながらイケメン狩りの様相を呈しております。

 そんな中イケメンを完璧に無視して俺なんかのところに来るミレーユ様が居ます、王族の美少女という存在を前にしてイケメン共の嫉妬の目線が凄いです。

「入学おめでとう。これから3年は王都住まいよね、また一緒に遊びましょう」

「それは王城に悪名を響かせたワルガキトリオの再結成という事で宜しいでしょうか」

そう切り返すとちょっとむくれるミレーユ様、ちょっと可愛すぎてどうしようかと思います。

「そうじゃなくて、貴方はもう15歳だし私も14歳なんだから年齢に見合った遊びというものがあるでしょう。とりあえず一緒に踊って下さらない?」

「俺なんかよりもっと顔のいい男がそこいら中に居るでしょう」

消極的な断りを入れてもミレーユ様は俺の手を取って踊りの輪の中に連れていく

「お兄様よりいい男が居るならそうするんですけどね」

降参です。周りの視線が痛いですが踊りましょうか。


 話は変わりますがこの学園には「学園銃士隊」なるものが存在します。そもそも銃士隊というものは剣と銃を用いて王を護る近衛騎士団の一つなのですが、女子の憧れで次男以降の男子は全ての者がこれを目指すと言われるくらい大人気です。前世の表現で言うと「官につくなら執金吾」と言った所でしょうか。

 成績優秀な生徒には銃士隊の制服を着る事が許されて「学園銃士隊」となる事が出来ます。卒業後希望する者はそのまま銃士隊に入隊できるので多くの男子が目指しているわけです。

 マチアス様は入隊確定で、実は俺も誘われてはいます。魔法工学や化学を中心に学問は入学前から有名で、銃の腕も一流なのは実は知られています。剣はお察しください…剣道は前世で少しは齧ったのですが、とっくの昔に忘れてますし、そもそも刺突剣は勝手が違いすぎます。

 それに学園銃士隊になると治安活動やら自治活動やらで研究の時間が削られるわけでして…どうしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ