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しおりをはさむ・・・

作者: ルリト

もうこのへんで終わりにしよっかな!


このへんでしおり挟もうかな?



でもなぁ・・・続き気になるなぁ・・・




私は本にしおりをはさむときいつもこんなことを思う。。。




でも今は・・・本じゃない・・・・






光瑠(ヒカル!」




「あ!瑞奈みずな



私たちはいわいる親友。いまは中3。もう何年の付き合いになるのだろう・・・数えるのが

面倒くさいくらいだ。



「光瑠!」



優斗ゆうと!」



「光瑠!」


たすく!」




そう。


瑞奈・優斗・亮・そして私「光瑠」



この4人がずっと親友だ・・・もちろん【友達】



恋・愛そんなものに発展させるつもりもなければ、するような感じもしない。。。



普通に遊び、、、このまま終わりまで。。。しおりをはさんで一休みすることなんてないとおもってた。ずっと。。。とまらないと思ってたのに・・・






2007.7.1





「なぁヒカル・・・」



私と優斗は二人きりになった。4人がいつも一緒ということはあったが「二人きり」というのは珍しかった。。。




「なに?」



でも普通だ。なに、そんな何気ない返事を返す。



「俺・・・・オマエが・・・・・・・・・・好き」





突然だった。その言葉は。。。あまりにも突然だった。テレビに集中していればうまく聞き取れないかのように突然だった。




「は?」



「あ。。。いや。。。なんでもね!」







そして次の日からいつもの4人グループに優斗はさんかしなくなった。。。



「ゆーと・・・」




「ヒカル・・・・」



「このまえの・・・」



「あっ!忘れろ!なんでもねぇや」



「アタシ!考えた!!!優斗でも・・・悪くないかなッ!て思えた!」



「え・・・?」



目を点にしている優斗がいた・・・



「いままで友達だったけど。。。嫌いじゃないし!好きになれるし!今抱きしめられるもん!優斗のこと」



「・・・」


優斗は黙っている・・・もちろん私が発したこの言葉は嘘ではない。本心だ。。。




「ねぇ!黙ってないで!」



そして私は優斗を優しく・・・抱きしめた・・・・




恋人同士に私たちはなった。




4人グループからは抜けていた。。。



4人グループはなくなった・・・



でも私たちは楽しかった・・・遊園地


              一緒に勉強

        

              映画


              買い物


楽しかった。。。2人は・・・



その後


瑞奈とも普通の友達だった。親友のままだった。。。


たぶん知っているだろう私たちが付き合っていることも・・・



でもなにも言われなかった。。。



でも・・・次の日・・・





下駄箱に手紙が・・・



『ワカレヨ




      

    YUTO』



この文字が・・・




ワカレヨ・・・



わかれよ・・・



別れよ・・・・








昼休み優斗に呼び出された・・・



優斗の隣には




奈南ナナ



という私はそんなに親しくない女子がいた・・・




「なぁ俺・・・こいつが好きになった・・・



 オマエには悪いと思ってる・・・・



 でも・・・・・ごめん・・・・別ッ・・・」




その続きの言葉はわかっていた




でも私はそこでこの恋にしおりをはさんだ。



きっともう二度とこの恋物語をひらくことはないと思うけど・・・





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