パンナコッタの真実:パンダ編(おまけ小話)
思いついたので書いてみました。
じぃぃーっと俺 (のパンナコッタ)を見つめてくるミランジェ。
それだけでとても可愛いので、パンナコッタを無条件であげたくなるが、
まだここではあげられない。
「・・・ちょうだい?」
目をうるうるとさせ、ちょっと小首を傾げて上目遣いで言うミランジェ。
それだけでとても可愛いので~(以下略)
「駄目!」
と、俺が言うとミランジェは臨戦態勢になって、
「四の五の言わず、よこせぇー!!」
と、いきなり豹変する。
いつものことだが、ものの見事な変貌ぶりである。
ま、そんなところも可愛いと思う。(←つまり何でもいい)
俺も臨戦態勢になって、ちょっと手加減してミランジェを威嚇すると、
ミランジェが少したじろぐ。
だが彼女はいじっぱりな性格なので、こんなことぐらいではパンナコッタは
諦めない。
そして戦闘開始。
といっても子供の喧嘩のようなたわいもない争いだが。
俺は手加減したパンチを繰り出し、
頭をこすりつけ、彼女の上にのしかかり、甘噛みし、
彼女のお肌?(毛)を、争いを口実に、思う存分べたべたとさわって堪能する!
ほら?こんなことでも無いとさわれないしぃー
突然何もなしにさわったら俺、いやらしいやつになっちゃうじゃん?
え?十分いやらしいやつだ!・・・だって?
ミランジェにばれなきゃいいんだよ。
ほどほどのところで俺は参ったのポーズをして、
「しかたないなぁ・・・やるよ・・・」
と、残念そうにしながらミランジェにパンナコッタをあげる。
もちろん、幸せそうにパンナコッタを食べるミランジェを拝むのも
忘れない。
一応俺もパンナコッタ大好物なんだぜ?
でもこれがあるから、ミランジェにパンナコッタあげるのついつい
やめられないんだよな~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・的なことを思ってます」
まじで?!
今、ニコラ様にミッシェルとミランジェの会話をアフレコしてもらっていたのだが・・・
(産まれたときから一緒にいるので、ミッシェルの気持ちが分かるらしい・・・)
あんなたわいもない可愛らしい喧嘩が、そんないやらしい喧嘩だったとは・・・
「・・・なんだか私ショックアル・・・・」