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2話で狼のぬいぐるみがいなっかたワケ(おまけ話)

前半はコメディ調ですが、後半は暗いです。

ぬいぐるみがかなり悲惨なことになってます。

苦手な方はスルーしてください。



「ああああああ!!!」


ボリスから貰ったハイイロ狼のぬいぐるみが、ミランジェによって噛まれ綿がはみ出し、

踏みつぶされてぺちゃんこになり、爪で引き裂かれて無惨な姿になっていた。

友達であるボリスとの思い出の記念品というだけではなく、めちゃくちゃ可愛い狼のぬい

ぐるみを、ボリスとモロウから名前を取って、〝ボロウ〟って名前付けて、毎朝毎夜キス

をして抱き枕にして・・・大切にしてたのに!!


なんてことを・・・・・・orz


縫い物が得意なメイドさんの誰かに頼んだら修復してくれるかな・・・・?

私はミランジェをたっぷりと叱ってから、ボロウをとりあえずミランジェの手の届かない

クローゼットの上に置いて・・・久々に屋敷に来ていたボリスと約束していたお茶会に行

くために庭へと向かった。ミランジェを部屋において。


『チッ、あんな高いところに置かれたら自力じゃ取れないな・・・ミッシェ兄―(=ミッ

シェル)でも呼んでくるか・・・』


ミランジェが心の中でそんなことを思っているとも知らずに・・・。




一旦部屋を出てニコパパ(=ニコル)の部屋に行って、ミッシェ兄―を借りてきて、

ミッシェ兄―を連れて再びアヤママ(=アヤノ)のお部屋。

ミッシェ兄―を踏み台にしてクローゼットの上のぬいぐるみを取る。

「み・・みにゃ~(訳:お・・おも「みぎゃ!(訳:何か言った!」

「み・・・みにゃぁ・・・(訳:イエ・・・ナニモ・・・」

そんな会話が成されながらミッション達成!

後はこれをニコパパの所に持ってくだけ!

「みにゃにゃにゃにゃにゃにゃん?(訳:ニコル呼んできてとってもらったほうが速かっ

たんじゃない?」

「・・・・・・・・・・みゃ!(訳:黙れ!」

私は本当のことを言われて、照れ隠しでミッシェ兄―を思いきり殴った。いい音がしたけ

どまぁ大丈夫でしょ♪



場所は変わって今度はニコパパのお部屋。


「ミランジェ、何を持ってきたかと思えば・・・これだな最近アヤが特に、特に可愛がっ

てるというぬいぐるみは。見れば見るほどあいつを彷彿とさせる・・・・無惨な姿が滑稽

で笑いが出るけど・・・」


情報源は、ミランジェ→ミッシェル→ニコルの順だ。

ニコパパとボが付くアイツはアヤママさえ関わらなければ仲がいい。恋とは友情関係を希

薄にさせる効果があるのだとパンダ友達の女の子が言っていた。


「そういえばあいつとアヤは最近特に仲がいいらしいな・・・憎たらしい・・・アヤの特

別は私だけで良いのに・・・」


そう言いながら足でぐりぐりとぬいぐるみを踏みつぶす。そして数分後もう原型を留めて

いないぬいぐるみをメイドに始末させた。

ニコパパは私を褒めてなでながら言う・・・


「アヤ・・嫉妬深く、独占欲が強い・・・私もミランジェもね・・・気を付けないと知ら

ない内に大事なものを無くしてしまいますよ?」


・・・・と。実に暗い艶やかな笑顔で嗤ったのだった。



その後どうなったかというと・・・・

ぬいぐるみの行方は私ことミランジェがどこかに隠したことになってしまい・・・アヤマ

マにこってり・・・もうそれはこってりと怒られ、ニコパパはボの付く彼のまた買ってあ

げるヨ♪の言葉を笑顔で黙殺して、アヤママに大量のパンダの・・・大事なので繰り返し

ますパンダのぬいぐるみを買ってあげてました。

アヤママには少し悪いかなぁ~?って思うけど、嫌なヤツも成敗できたし、ニコパパも喜

んでるし・・・ご褒美もいっぱいもらえたし・・・めでたしめでたし・・・かな?


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