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ボリスとの出会い前編(おまけ話)

久しぶりの更新がおまけ話ですいません^^;

書き始めたら長くなてしまってしまいました。

タイトル通りに前編です・・・なので後編もあります。

内容量によっても中編もでてくるかも・・・・w

ニコル様と初めて喧嘩した・・・・。


きかっけはささいなこと。外に買い物に行きたいと言った私ににべもなくニコル様が『駄

目です』と言われてしまったのだ。そこからどんなに説得しても彼が首を縦に振ることは

なかった・・・。


なのでつい、きれちゃって・・・



「ニコル様なんって嫌い!!」



って言っちゃって、そのまま部屋を出ていちゃってから・・・はや一週間・・・あれから

一言もニコル様としゃべっていなどころか・・顔さえ会わせてません。


仲がいいメイドさんがこっそり教えてくれたんだけど、ニコル様が外にでさせたくない理

由は今町に他国から流れ込んできた凶悪犯罪者が潜伏しているといううわさが噂されてい

て、万が一でも危険なため外に出させたくないらしい・・・。

それを聞いたとき私は思った。そう言う理由なら言ってくれればいいのに!!って。

それを無闇に恐がらせたくないという理由で隠さなくて良いことまで隠して、安全を図る

ため屋敷に閉じこめて・・・過保護しすぎじゃないですかね?!私はそんなに子供に見え

ますか?!!

メイドさんはニコル様を庇うために教えてくれたんだろうけど、私はそれで怒りが倍増し

てしまって、あっちから謝るまで仲直りしてやるもんか!!・・・と、意固地になってし

まった。



冷静に考えれば私も悪い、言い過ぎたかなかなぁ~って思うんだけど・・・今更会うのは

気まずいし・・・どうやって仲直りしていいか正直わからない・・・。

というわけで今も冷戦状態が続いています。



メイドさんは町に出るのはその犯罪者捕まって安全が確保されてからでもいいじゃないで

すか?って言ってたけど・・・町に出るのは今日までじゃないと駄目なの!だって今日

は・・・・・・・・。





解決策がないままどうしようかと悩む。一人で考えたかったのでミランジェは部屋におい

てきた。今頃久しぶりにミッシェルに会ってラブラブしているかもしれない。

手近なもので済ましてしまうか・・・いやでもそれだと・・・あーでもないこーでもない

と考えながら屋敷内をうろうろしていたら・・・


「お嬢サン、お困りですか?」


と突然声をかけられた。


私より少し高い背、ストレートの長い灰色の髪・・・そしてしりぼみしてしまいそうなくらい

鋭い金の瞳。服は和風っぽい女性ものっぽい着物。何よりも目が惹くのはこの国ではとて

も珍しい犬耳と犬しっぽ・・・人一人乗れそうなくらい大きな狼を連れていることだ。

鋭い目つきとは反対にとっつきやすそう笑顔と灰色狼が擬人化したらこんな感じだろう

か?と思わせる雰囲気。


彼女はニコル様に匹敵するくらいの美人だった。



「アナタのそのお困りごと、協力してあげましょうカ?」




これがボリスと私の初めての出会い・・・。




その美しさも相成って私がぽーかんとして彼女を見ていると・・・


「ソンナに警戒しないで、怪しいものじゃないヨ?僕はワンッフル王国のボリス。一応こ

れでも〝ニコル〟と〝ロイド〟の親友なんだヨ?」


と言われましても・・・知らない人と怪しい人には近づいちゃ駄目ってニコル様に言われ

てるし・・・親友って言われても確かめるすべがないしなぁ~・・・。

怪しみながら今度はちょっと警戒しながら彼女を見ていたら・・・


「もし僕がキミを騙そうとする悪いヤツなら、ロイドがすぐにここに出てくるヨ!だから

安心しテ?」


なんだその判断基準・・・というかなんで彼女が悪い人ならロイドがすぐ出てくるん

だ???


「もウ、僕のことはいいから・・・町に行きたくないノ?」


そう若干せかし気味に彼女が聞いてくる。

そんなの最初から答えが決まっている!!


「行きたいネ!!!」

「o.kアヤノ、君の行きたいところに僕がつれってて、そして何もカラも絶対守ってア・ゲ・

ル♪」


その彼女の声と共に〝カチッ〟という音がしたかと思うとあたりは一面煙によって真っ白

になっていた・・・・。


大丈夫、犬(狼だけど・・・)好きには悪い人はいないって言うし・・・私の勘がこの人

はいい人だ!って言ってる。だから大丈夫。


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