約束の悲劇(上)
えーっと。俺は、どうすれば良いのかな・・?うん。
“私の家に、泊まりにおいでよっ!!”
なーんて云われてしまった俺だか。
誘ってくれるのは、ありがたいんだけど・・・ねぇ・・。
行ったら確実にバレるだろ。
どうやって断るかな~・・。
「ねえ。花音は来るよね?」
「う、うん。」
って何云ってんだ俺。馬鹿だろ。
「よかった!じゃあ、また明日ねっ♪」
・・・・。はぁ・・・。
「馬鹿者ッッ!!!!」
家に帰ると祖母の拳骨をくらった。そりゃそーだ。
自業自得だよな~。
「すみませんでした。頼まれると断れない性格で・・。」
「はぁ。そんな言い訳で、通用するとでも思っていたのか?」
祖母は、呆れながら云った。
「すいませんって・・ほんとに。」
まぁ、こうなる事は予想してたけどさ。
やっぱり断るか~。
「断ります。」
「当然だ。」
俺って、本当に可愛そうな子だ・・。
「え~、来れないのっ!?」
「本当にごめん。親と出掛ける約束しててさ・・」
俺こうゆうの嫌なんだよな~。もう。
え;・・・。
「う、嘘つきっ・・来てくれるって云ったのに・・うぅっ」
突然、芽衣が泣き始めてしまった。
マジ・・!?これ完全に俺が泣かせたよ・・な?
おい。こうゆう時、どーすりゃ良いんだよ。
「わ、分かった。行くから泣かないでッ!!」
「本当・・?」
上目づかいで、涙目。反則だぜ、全く。
「うん。本当。」
どうにでもなれ・・。
「やったーーーーー」
そういって芽衣が立ち上がる。その顔をみると・・・満面の笑み。
くっそ。だましたなコイツッ!!
やっぱり馬鹿だ。俺。
こりゃ、あの人に秘密で行くしか無いな。
はい。少し間があいてしまいまして。すみません。
今回はノーコメントで。
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