表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

good-bye ドンペン

作者: 獣☆センキ

ドンドンドンドーンキー、しまった!また入店時に図らずともドンキソングが口から漏れだしてしまった。やはり激安の殿堂は人を狂わせる。軽快なリズムのドンキソングに抗える人間など存在しないのだ。

初っぱなからドンキの魅力に狂わされた私だったが今日は、ある決意を持ってここドンキホーテ小倉店にやって来たのだった。


「オウ、ニイチャン、キョウモ トクバイヒンダケ カイニキタカ」


入り口のドンペンさんが今日も私に挨拶してくれる。

おはよう、ドンペンさん


そう、私は普段一階の食料品売場で激安の殿堂の名にふさわしい特売品だけ買って帰るという、店としてはなんともやりきれない客単価の低い客だったのだ!二階の家電や雑貨売場など見たこともなかったのだ。


しかし、今日の私は違った!

今日の私は会社がつぶれてからニート生活一周年の記念日!

借金すると無限に財産が増えることに気付いてしまった記念日なのだ。

こいつは是非自分自身にご褒美をあげなければならぬ、

私は!今日!初めて!ドンキのッ!二階にッ!上がる!


情強な私はクーポン発券マシンの操作もそこそこに未知なる二階へと駆け上がった!


初めて見るドンキの二階はおもちゃ箱をひっくり返したかのようなと言いたいが私自身おもちゃはファミコンだけあれば良かった子供だったのでそんな表現は出来るわけもなくただその圧倒的品数が雑多に配置された空間に息を飲んだ。そしてよく考えたらミニ四駆にもハマっていたことを思い出した。

そうだ、自分へのご褒美はミニ四駆にしよう。なあに、これだけの品数、ミニ四駆の1つや2つあるだろう。


と、この広大なドンキ二階売場を巡っているとあるものを発見した。

ドンペンぬいぐるみ…だと!?

コイツはカワイイ。このオトボケペンギンフェイスはどうだ。腹に ド とか書かれている。最高だ。きっと校庭に迷い混んだペンギンにマッキーので赤でイタズラされたペンギンがモチーフなんだな。被っている帽子もまたカワイイ。なんだこの帽子は?冬になるとスーパーで売ってるワインが被ってるやつか?いいセンスだ。


しかしここで1つの疑問が私の中で浮かび上がった、

この愛らしいドンペンぬいぐるみと私にいつも挨拶してくる店舗入口のドンペンさんの姿の違いだ。


このドンペンぬいぐるみはここで大量に売られている以上ホンモノなんだろう、つまりこっちの青いペンギンが正規の姿ということだ。


店舗入口のドンペンさんはその姿とは大きく駆け離れ、頭には破れたニットを被り、全身茶色でコーデされた公園系ファッションだった。顔も髭で歯が四本しか見えない。夕方は競輪場近くのオーリックでビール飲んでるのも見たことある。


あ い つ は い っ た い だ れ な ん だ !?








ドンペンさんはただのジジイだった。家はあるのかないのかわからない。

近くの公園が動物のビョンビョンを設置するだめ封鎖されており、オーリックとドンキを回遊する存在になったのだ。


今回私はホンモノのドンペンを初めて見たことによりその可愛らしさに虜になってしまい。帰りがけヤフオクでグルメスパイザーを落札した。そのついでに不審者として福岡県警にドンペンさんを通報した。


やはりホンモノのドンペンの可愛さはマジホンモノやでえ。

ドンキもドンペンがいる限り未来永劫安心やな!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ