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お詫びと、まとまらない話。

 今日のお話の前に、お詫びを。申し訳ありません、ごめんなさい。 昨日のエッセイを、昨日の17時までに読んでくださった113名の皆様にお詫びします。ごめんなさい。


 私が書いたお話は、読んでくださった時点で愛する読者さまの物だと考えています。あなた様が読んでくださった時点で、お話はあなたの物になる。ですから公開した文章は、よほどの理由がない限り削除することはありません。正直に言うと、なろうでもツイッターでもアップした後に、死ぬほど後悔する時があります。「アップしなければよかったああああああ!!!」と悶絶しています。でもアップした時点で私のモノではなくなるので、恥ずかしかろうが死ぬほど後悔しようが削除はしません。


 でも昨日のエッセイの一部分、15時30分に実名のお名前を某氏に書き換え、17時頃に削除しました。私が恥をかくとか後悔するとかなら削除はしませんけれど、他の方にご迷惑がかかるかも……という内容だったためです。これはひとえに私の配慮不足です。書く時は他の方にご迷惑をかけないように熟考しているつもりでしたが、配慮が足りませんでした。今後はもっと気を付けます。せっかく読んでくださったのに削除してしまって、申し訳ありません。









ほんと、ごめんね!!!!!!!!!!





・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ではでは、今日のお話を。

 

 このお話、上手に書けるかなぁ……。今日のお話、笑えるところはないです。あと話があっちこっちに跳ぶので、まとまらないかもしれません。


 時系列で書いたら、書けるかなぁ? 書いてみますね。


 私は福岡県遠賀郡水巻町で生まれ、25歳で結婚するまで暮らしました。

 一時は炭鉱で栄えた町でしたが私が生まれた頃はすでに閉山していて、景気の悪い町でした。遠賀川という大きな一級河川が流れていて、川筋気質とか炭鉱言葉とか他の町から揶揄やゆされる土地です。一言で言うと「ガラが悪い」。ww 今はクリーンな町ですが、当時はヤクザとヤンキーが溢れかえる町でした。


 基本、キレた者勝ち。すぐキレる。すぐ怒鳴る。すぐ暴れる。乱暴沙汰は日常茶飯事。車に木刀を常備、ちょっと気の利いた(?)人なら拳銃を積んでいました。とにかく荒っぽい人が多かったです。私の両親はごくフツーの人だったのですが、あくまでも町内基準でのフツー。夫婦ケンカは日常茶飯事。ご飯の時に両親の夫婦ケンカが勃発すると、私は急いでご飯を食べる。早く食べないとちゃぶ台がひっくり返って、ご飯がなくなるから。怒った母が野球バットで父の新車をボコボコにして廃車にしたり、怒った父が包丁を持ち出したり、そういう家庭でした。でも、それがフツー……。フツーの意味が、よくわからなくなるフツーでした。


 そんな両親は、お勉強が大嫌い。もちろん本なんて読みません。思えば周囲に、本を読む人は皆無でした。でも私はなぜか、本が大好きでした。お小遣いで本を買って、親にねだって本を買ってもらって、小学校の図書室の本を読んで、いつでも本を読んでいた。絵本やマンガはすぐに読み終わってしまうので、できるだけ字数の多い本を買います。ハードカバーは高いので、文庫本を買う。小学校3年生くらいから文庫本で、シャーロックホームズとかアガサクリスティとか読んでいました。たぶん書いてある内容、わかってなかったと思う……。


 小学6年生ともなると、読む本がない! 家も学校も置いてある本は読みつくして、常に活字に飢えた気持ちを抱えていました。そんな時に、朗報! 水巻町に新しい図書館ができた! 私は母親に頼み込んで車で図書館へ連れていってもらって、本を借りまくって読んでいました。いくら借りても無料! 読み放題! 図書館は天国!!


 図書館は当時、建物が完成したばかりで蔵書は揃っていませんでした。町民に本の寄付を募って、図書館には寄付された本が積み上げられていた。まだ分類されていない本の山から、好きな本を選んで借りる。うず高く積まれた本の山に、新聞紙サイズの分厚いデカイ本がありました。


私:このデカイ本は、なんだ?

 

 重たい本を開いてみると、古今東西の名画を収めた美術本でした。ルノワールやゴッホ、北斎や尾形光琳……いろいろな画家の絵がフルカラー写真で!! こんなの、見たことない!

 私は重たい本を嬉々として持ち帰り、ワクワクしながら絵を眺めます。お金がないから字の多い本ばっか読んでいたので、美しい色彩の絵にすっかり魅了されたのです。 その本は全集で、他の巻があるらしい。探さなきゃ!


 本が積み上げられている図書館で、血眼になって本を探す。幸い大きな本なので、すぐに全巻見つかりました。それを部屋の隅っこに積み上げて、一冊ずつ持ち帰ってはウットリ眺める。デカイ本なので一度に一冊しか運べない、借りられない(母は本が嫌いなので手伝ってくれない)。いま思うと、渋い小学生ですねぇ……。ってかちょっと、陰キャラ?


 小学生が嬉々として美術本を何度も借りるので、図書館の司書さんも印象に残っていたようです。ある日、本を貸し出してくれた司書のおじさんが言いました。


司書:キミこの本、でたん好きみたいごとあるねぇ(とても好きみたいだね)。この本、あげようか?


 その本、一冊3万円! 10巻ぜんぶで30万円! それを全部くださると!?


司書:こんなデカか本、置くとこないばい(こんな大きな本を、置く場所がありません)。欲しかったら、やるばい(欲しかったら、あげますよ)


 私は喜び勇んで母に告げました! あの本がもらえたら、好きな時に本を眺められる!!


母:図書館に置く場所ないなら、ウチにもないばい(ウチにも場所はありません)。もらったら、ダメ。


 50歳の今なら手練手管を総動員して母を懐柔するのですけれど、当時はそのテクニックを持ってなかった! 私は泣く泣く断りました(涙)。あんなに残念だったことは、ありません(涙)。


 中学生になると、図書館とは疎遠になりました。校内にバイクが走り(!)、タバコやシンナーをたしなむお友達がたくさんいる中学校です。私は生き残るのに必死でした。なんちゃってヤンキーのフリをして、売られたケンカは買わないと潰されてしまう。時には男の子に純潔を奪われかけ(未遂で済んだ)、また時には女の子たちにレイプされかけ(何とか逃げた)、毎日がサバイバルです。ゆっくり図書館に行く余裕なんて、ありません! そういえば私一人をイジめるために、先輩数十人が集まったことがあったなぁ……。連行しようとして私を引きずる先輩数人を、力尽くで振り切って逃げた。あれは、ヤバかったなぁ……。つかまれた制服、ビリビリに破れてたもんなぁ……。


 孟母三遷もうぼさんせん……子どもは周囲の影響を受けやすいので、子どもの教育には環境を選ぶことが大切である。 …… goo辞書参照。


 私の両親はアッパラパーなので、自分で何とかしないと! こんな環境で暮らしていたら、私はなんちゃってヤンキーのまま、つまらない一生を終える! もっとお勉強を頑張って、もっと向上心のある人たちと付き合いたい! 中学生なのに耳にピアスを付け、校則違反の長いスカートをはいて、ぺったんこのカバンを持ち歩き、タバコの所持でこっぴどく怒られ、調理実習で無邪気なヤンキーの子たちを扇動して嫌いな先生の料理に真っ黒になるほどコショウを混入させた主犯格としてとっ捕まった私は、心密かにこの環境からの脱出を決めたのでした(← ここまで書いて、気づいた。なんちゃってじゃなくて、本物のヤンキーだったかもしれない)。


(つづく)


 ……ごめんなさい。読み切りにしたかったのに、続いてしまいます。今日のお話を一言でまとめると「女の子にレイプされかけた」です(← ちがう!)。二人の女の子に押さえられてブラジャーを抜き取られて、パンツを半分脱がされたところで脱出したのですが、あれ、そのままだったらどうなっていたのでしょうね? 男の子ならゴールがわかるけど、女の子のゴールはわからん。


 別に恨んでないです。大丈夫です。ワタシちょくちょく女性に好意を寄せられますし、性的な対象として女性に誘われたこともありますから慣れてます。慣れてますけど性欲はとっくの昔に干からびていますから、男女問わず性的な対象で見られても、好意にお答えする行為はできません。ごめんなさい。

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