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近況報告と、明日からの予定

 まさか台湾旅行記が、7回も続くとは……。自分でもビックリです!

旅行記を書くのと並行して「姫さまですよねっ!?」の2巻の3校もすすめています。

1巻のときは、5校までいきました。私が書いた原稿を読んだ担当さんが「ココとココを、修正してください」というやり取りを5回しました。


 「ココとココ」なんてのどかに書きましたが、現実は厳しいです。そもそも私、正しい原稿の書き方を知らなかったのです。たとえば……、


〇行の初めは、1マス開ける。


例文:

行の初めは、1マス開ける。  ✖ 誤り

 行の初めは、1マス開ける。 〇 正しい


私が1マス開けるのは「気が向いた時だけ」でした……。ちゃんとルールがあるって、知らなかった! 400字詰め原稿用紙で300枚くらいの原稿を、修正する。




〇感嘆符など「!」「?」の後は、1マス開ける。でも「。」の後は、1マス開けない。


これは未だに理解できていません。よく間違えます。気づいたらその都度、修正しています。




〇語尾に付ける「…」の個数は、2の倍数にする


例文


 だって、あなた…     ✖ 誤り   (…が1個しかない)

 だって、あなた……    〇 正しい  (…が2個ある)

 だって、あなた…………  〇 正しい  (…が4個ある。でも4個もあるとくどいので、使用には注意が必要だと思う)  


 そもそも私「…」ではなく「・・・」と書いていました。しかも気分で個数を決めるので、2の倍数とかいうレベルじゃない! 何もかも、間違っていた!! これも全部、修正!!


 こんな基本的なことを知らないのに、よく大賞を頂けたと思います!! 感謝しかないです!! でも、私は私なりに工夫をしたのですよ……。たとえばお話の中で「喜怒哀楽」の描写は、一通りしました。泣いて笑って喜んで……盛りだくさんです。それに加えて凄惨せいさんなシーンも3ページくらい書きました! 私のお話は、楽しい愉快なお話です。その中に、あえて残酷な描写を入れた。児童書ですから採用されるワケがない。それを知ったうえで、ワザと入れました。


 なぜか?


 私の文章力を提示するためです。「私はこれくらい実力があります」とアピールしたかった。のほほんとした愉快なお話だけでなく、血や内臓が飛び散る(!!)残酷なシーンも書けますと示したかった。自分で言うのもなんですが、読むのもイヤになるくらい生々しい描写でした♪ もちろん出版する際には、すべて削除されました。ww この作戦が功を奏したかは、不明です。もしかしたら「コイツ、児童書の意味をわかってないんじゃないか?」と不審を抱かれた可能性もあります。ゆえに、あなたにおすすめはしません。


 完成したお話は、もとのお話の8割くらい修正した感じです。原型をとどめていない。ww だって結末も、違うんですよ! じつは1巻が完成に近づいた時に「これは2巻出るな」と感じました。自分で言うのもアレですが、面白い本になった。1巻ですべて終わらせていたのですが、2巻が出るなら話は変わってくる! というわけで2巻につなぐため、思いっきり引っ張りました! このやり口は、大人のやり口です! 純情純粋な若い作家さんには、できないやり口! さすが大人!!


 1巻で基本的な書き方は教えてもらえたので、2巻は楽勝だと思いっていました。しかし2巻では「文体を変えてください」と注文を受けた。文体を変える……。それは、人格を変えることを意味します。私、どこからやり直したらいいですか? 生まれるところからですか?? さすがに50歳にもなってオカンに「もう一回、お腹の中に戻らせてくれ。そしてもう一回、出産してくれ」とは言えないので、自力で何とかしました。


 私は地の文(状況説明の文。そもそも『地の文』という言葉を知らなかった)で説明して、合間に会話をはさんでいたのですけれど、担当さまから「読みにくい。会話で状況を説明しましょう」と……(涙)。読みにくいですか、そうですか。すみません(涙)。ですから二巻は、一巻とだいぶ違う文体です。別人が書いたと思われるかも。でもどっちも、私が書いていますから!


 そしてさらに「登場人物を減らしましょう」と、担当さまからのアドバイスが。自分で色々と考えて「これがベスト!」と思っている原稿に、修正を言われるのはしんどいです。でも客観的に見て、担当さんのアドバイスを取り入れたほうが、ずうっと面白くなる。だからヨイショ、ヨイショと修正します。


 前回は5校までいきましたが、今回は4校でとどめたい。そのために、鋭意作業中です。

 ところが先日、先輩の作家さんから聞きました。「私は15校までいった」と…………!!

 15回!! そんなの、心が折れるわ!! 心が複雑骨折して、死ぬわ!!


 死にたくないので、必死(意味:必ず死ぬ)で作業しています。あ……。必死ってことは、どっちみち死ぬんだ……(涙)。わたし、どっちみち死ぬのか……(涙)。


 というわけで、死ぬのが確定した私ですが、明日から小説家になろうの更新が途絶えます。富士山に行きます。いえいえ! 樹海に自殺に行くとかじゃナイです! 「一度、富士山をじっくり見てみたい」と彼氏さんに言ったところ、「じゃあ、ご招待しましょう」と言ってもらったのです。私はクソ貧乏ですけれど、彼氏さんは貧乏じゃない方です。彼が旅行を手配してくれて、一緒に出掛けます。そして別の部屋で寝ます(私は一人じゃないと寝れない)。


 その後に、小学館の本社ビルへ伺います。コロナで叶わなかった担当さまとの対面を、やっと果たすことができます! 担当さまとお付き合いを始めて、かれこれ3年! 長かった!! 同時に、編集長さまともご対面! すでにキンチョーしています! さらにさらに、私が強力にねじ込んだ「他の編集部を見てみたい!」という夢も実現します! コミカライズを担当してくださっている「ちゃお」編集部にも、ご挨拶に伺う予定! 子どもの頃に愛読していた「ちゃお」に行けるなんて、夢のようです!


 引きこもりの私が! 富士山! 出版社! 振り幅の大きさに、目まいがします! 気持ちに余裕があれば、ソウマチのツイッターでつぶやくかも……しれません。ビビりなので、つぶやく余裕がナイかもですが……。


 またあなたに楽しいご報告ができるように、ジロジロ見てきます! 楽しいご報告を、楽しみにお待ちください!


 行ってきます!!

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