鉄道 大回り(遠回り?)の冒険!
本題の前に……。わたし、ネットで晒されてます??
ここのPVが、ありえない勢いで跳ね上がっているのですが……。愛読者さまが増えるのは、もちろん嬉しいのですけれど、理由がわからないので戸惑っています。理由をご存じの方がいらしたら、ぜひご一報ください。
もう一つ、本題の前に……。
私の部屋の近くに、大きなグラウンドがあります。そのグラウンドから、夜になると声がするのですよ。
たぶん野球をしている子どもたちの声。人数は、10人くらいはいると思います。
すごく楽しそうで良いのですが、一つだけ教えてほしいことが……。
真っ暗闇で野球って、できるの??
もしかして、この世の子じゃない子たちが、野球してんの???
真っ暗なんですけど、子どもが遊ぶには遅すぎる時間なんですけど……。
あと、怖すぎるんですけど………。
事実を確認しに行って誰もいないのに声がしたら凹むので、確認には行っていません(涙)。
まあ楽しそうなので、いいのですが……。
〇やっと本題 鉄道 大回り(遠回り?)の冒険!
一日の平均歩数は、50歩くらいです。ずっと部屋にいますから、ほとんど歩かない。
加えて素晴らしい貧血で、少し歩くとフラフラになる。どれくらい素晴らしいかというと、検査結果の数値が入院レベルで、結果を見て驚いたお医者様から朝の8時に「すぐ病院に来て!」と緊急電話があったくらい。貧血の理由は、多すぎる出血です。生理が、とんでもなく重い。
生理の話がタブー視されるのは、間違った穢れ(けがれ)信仰が原因だと、私は考えます。結果、女性を排除するしきたりがあったり、生理の悩みを相談できなかったり、残念な状況になっていると思うのです。そのお話は、またいつか。生理の話はオープンに話していいし、相談してもいいのですよ!
今は、生理が重い(ツラい)話です。女性でも辛くない方には理解してもらえませんし、男性には言わずもがなです。でも男性に、わかってもらえるかもしれない例えを思いつきました!
女性の卵巣って、男性のキ〇タマと同じらしいです。卵子を作るか精子を作るかの違いはありますが、似たようなものらしい。
男性はキン〇マを握られたら、痛いと思います。すべての事柄がどうでもよくなるくらい、イタイと思います。私の生理痛は、その状態が48時間続く状態です。あまりの痛みに、気絶したことが2回あります。痛みを放っておくと気絶するので、生理になると病院処方の痛み止めを大量に服用します。
ゆえに女性が「生理がツライ」と言ったら「キンタ〇を握られるのと、同じくらいの痛みかな?」と思っていただけると、有難いです。私も男性の痛みを想像して、むやみやたらと〇ンタマを握るのは、やめます。
閑話休題。
このように鉄分が足りない私ですから、鉄道の鉄分も不足しています(一緒にすんなよって話ですが)。
どうしてもな時しか、鉄道に乗りたくない。
「やたらと相談される」という体質のほかに「公共の乗り物に乗ると、トラブルに巻き込まれる」という体質もあります。どちらも理由は、わかっています。貧血気味なので、動きが遅いのです。ノロノロしているから、話しかけやすい。道を訊かれるくらいなら全然かまわないのですが、怪しい人に触られたり、追いかけられたりすることも多い。ゆえに、鉄道はめったに乗りません。
そんな私が! 純粋に鉄道に乗るためだけに、お出かけしました! 晴天の霹靂です!
まさかこんな日が来るとは! 生きていると、面白いことが起こるものです!
ルートは「琵琶湖一周・遠回り(大回り?)の旅」!! 引率者は、彼!
彼は、かなりの鉄道ファンです。「鉄分が不足してきた……」と言って、一人で鉄道旅に出かける方です。そんな彼にうっかり「あの電車に乗ってみたい」と言ってしまった。
「あの電車」というのは、湖西線という琵琶湖のすぐ側を走る電車のことです。
線路の位置が高くて、琵琶湖を一望できる電車。車でドライブも楽しいですが、視点が高くなったらもっと眺めが良いだろうな~♪と思って、軽く口にしてしまった……。
彼は張り切って、さっそく計画を立ててくれました。私は未だに理解していないのですが、草津駅を始点にして、南草津駅を終点にしたら、切符代が安くなるらしい。実際に乗った駅は貴生川駅なのですが、特別ルールがあるらしい……(← ぜんぜんわかってない)。
「奈良県や和歌山県を通る一周ルートもあるよ~! この間も乗ってきたんだけど、楽しかった!」と彼は仰いますが、すみません、それはカンベンしてください。距離が長すぎます。
実際に乗ったルートは、以下の通りです。鉄道に興味のナイ方は、飛ばしてください。
草津線 貴生川駅から乗車 → 草津駅
東海道本線? びわこ線? 近江塩津(米原から近江塩津までは、北陸本線)
湖西線 山科駅 南草津駅で下車 貴生川駅に戻る
……彼に教えてもらった通りを書いているだけなので、自分でもチンプンカンプンです。
でも! 楽しかった! 空は秋晴れ! あちこちで金木犀の香りがして! 電車はガタゴト!
琵琶湖もキレイだったし、街や田んぼも、楽しい眺めでした! お昼から午後にかけて電車に3時間くらい乗っていました! なぜか高校生が多かった!
高校生にかぎらず、皆さんスマホを見ているのですね。お外の景色、キレイですよ?
駅を通過する貨物列車に手を振ったら、運転手さんが警笛を鳴らしてくれたり、フジテックの高いエレベーターの実験棟を見たり、米原の鉄道総研の車輛や、株式会社 童夢(レーシングカーを作っているらしい)や、ヤンマーの研究所を見たり、普段は見られない所が見られるのも、鉄道の楽しさでしょうか? 社会見学みたいで、楽しい!
すると、後ろの席でブツブツとつぶやく声が……。
ご婦人が、ずうっとブツブツ独り言を言っています。
ヤバイ……。絡まれる……。
今までの経験から、こういう方は私に寄って来てくださる。逃げなきゃ!
近江塩津で下車すると、やっぱりご婦人がついてきました。失礼ではありますが、カンベンしてください。足早に逃げる私。
離れた所でようすを伺っていると、そのご婦人は、地元のご婦人に話しかけました。お二人とも、50代くらい。私と同年代です。
「今朝急に思い立って、静岡から来たの!」
「そりゃ、遠くからようこそ!」
「京都にホテルをとって、琵琶湖を見にきたの!」
「今日の琵琶湖は、キレイですわ!」
「京都に帰るのに駅員さんに尋ねたら、この電車を案内されて。でも来た道と違うから、間違えたのかしらって!」
「琵琶湖を一周するんですわ! 間違えてないですよ!」
「よかった! 眺めも良いし!」
という話から始まって湖西線に乗り換え、お互いの家族構成、住所、成人した家族の職業や所在地、自分のお仕事の話、趣味の話、最近のニュース……わずか10分ほどで、数十年分の情報を交換するお二人……。住所や家族などの個人情報も、赤裸々に語り合います。ヤバくないですか? 大丈夫ですか? そもそもお二人、初対面ですよね? お話だけ聞いていると、生まれた時からの幼馴染みたいに親しそうですが??
「楽しかったですわ! 道中、お気をつけて!」
「またどこかで、お会いしましょうね!」
地元のご婦人が降りてゆきます。やっぱり、初対面じゃん! 初めてなのに、そこまで赤裸々に語るのですか!? 私も同年代ですが、ムリです! すごい!!
すみません。鉄道の旅を書こうと思ったのに、強烈なご婦人方の話になってしまいました! 引きこもりの私からしたら、素晴らしいバイタリティ! うらやましい!!
一つくらい、鉄道に乗って良かったお話を……。
クルマで琵琶湖沿いを走っていると、たくさんの豪華なおうちが並んでいます。レイクビューと呼ぶのでしょうか? 琵琶湖のすぐ側に、大きくて豪華な家々が立ち並んでいます。けれども、どの家も高い塀で囲まれているので、クルマで前を通過しても、塀の中はまったく見えません。雑誌に出てくるようなお洒落な門と塀しか、見えない。中が、見てみたい!!
これがですね! 電車に乗ると、見えるのですよ! 線路がおうちより高い場所にあるから、見下ろすことができる!
琵琶湖のすぐ側で、ベランダから釣りができるお宅がある! 豪華なベランダから、釣り竿が下がっている!
どのお宅も豪華で、今風なおうちと、広いお庭がある! キャンプ場より豪華なバーベキューの施設があったり、パターゴルフの青い芝が見える! えっ!? プールがある! ホテルにあるようなプールが、個人の家にある!
おうちの横に、高価な外車が何台も並んでいる! パーティーですか!? 何かのパーティーなのですか!? いったい何のパーティーですか!?
庶民の乗る電車から、セレブの生活を見下ろす私……。良かった! この電車に乗って、ほんとに良かったあああああ!!!
鉄道ファンと違う楽しみ方になっている気がしないでもナイのですが、楽しかったから、良し!
鉄道、サイコー!!!
たくさんの「生まれて初めて」を経験して、2462歩という信じられない歩数を歩いて、私の冒険は終了しました! 普段の50倍も歩いた! すごく楽しかったです!
そして刺激の多さにやられて、二日ほど寝込んでいました。
すごい距離を鉄道に乗る鉄道ファンの皆様って、すごい体力ですね……。
今回一番感動したのは「休日に鉄道に乗って、翌日から普通に働いてる鉄道ファン、すげぇ……!」です。本当に、尊敬します!!
これを読んでくださった「あなた」と、世の「鉄道ファン」に、イイコトありますように!!