Episode3〜エンカウンター〜
「ここは、ユスルテ。この国で一番栄えている都市さ。」
と、カレンは当たり前のように説明しているが、俺には一切耳に入ってこなかった。
猫だ。いや、普通の猫じゃない。まるで人間のような猫だ。顔は猫だが体は人間の形そのものだった。
猫だけじゃない。犬も、うさぎもワニもいる。
頭の中がパンクした。意識が遠のいていきその場に倒れた。
目が覚めると、広場のベンチで横たわっていた。
起き上がり周りを見渡す。やはり夢じゃなかった。
辺りを見渡しているとカレンが水を持ってきた。
「ごめんね。説明もなしに変なことが起こるとパニックになるよね。」
と言いながら水をくれた。
水を一気に流し込み。一度大きな深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。
それを見込んだように、カレンが
「じゃあ説明するね。」
と言った。俺は覚悟を決めた。その時、
「おーい!カレン!」
カレンの知り合いだろうか、若い女がこちらに手を振りながらやってくる。
「この人が例の人?」
若い女が聞く。カレンは静かに首を縦に振った。
「私はシャルル・ストラビーテ。シャルルって呼んで。」
そう若い女が言った。その声を聞くとなぜか、また懐かしい感じがした。
相変わらずの低クオリティーです。
引き続き頑張っていきますので応援よろしくお願いします。