モモのお姉さん
お待たせしましたー!
ちょっとネタ回。
本当には元旦辺りに投降するつもりでした。
「さん」
「あん」
「に~」
「ぃい~」
「いち」
「いじぃ」
「どっか~ん」
「あぷぅああぁ」
「なぜなに勇ハモ」
「あえあいゆうもぉ」
「お~~い、嫉妬組のみんなぁ集まれぇ~。勇ハモの秘密の時間だよ~です」
「あぷぃあえぇ」
「みんあうえぷんうきるのいみうといっうかい」
「え? 『みんなはWSの秘密を知っているかい?』だって? モモお姉さんは知っているのです? というか何故WSを?」
「あぷぶぶぶぶう」
「ふむふむ、WSに対してご質問のお手紙が沢山きたと? しかも五億通も?」
「あぷぃあぷ」
「ほむほむ、確かにそれはお答えしないとですねです。ではモモお姉さん、説明お願いしますですっ」
「あぷぅあ! だ~う、あぶぶぶぶぶう」
「ほへ~、WSとは、SPを消費することで穴のようなモノを作り、武器を通して異世界の下にある力を汲み上げて放つ技? じゃあSPとか武器が無かった場合は放てないです?」
「うー」
「なるほどです。手から出せる人も一部はいるけど、穴を作るSPがないと駄目なんですね」
「あぶぅあう」
「え? しかも武器に適したWSしか撃てない? 弓では斬撃系のWSは放てないんですねです? だけど弓だと撃ち抜く系が強いと? なるほどなるほどです。使う武器によってかなり変わるんですねぇ……え? 槍のWSは弱いのが多い? ヘッポコ? だから槍使いが少なくて、それが理由で槍のWSも弱いまま? ん? どゆことです?」
「あぶうう、あぴゅあ!」
「ほむほむ、WSとは誰がか編み出したモノで、そしてこの異世界に定着したモノ。だから使い手が少ないと新しいWSが編み出されないのですねです」
「あぶー」
「だから人気の無い槍はもっと人気が無く……それに勇者さまの中には槍使いがいないですしねぇです。こうして槍が不遇に……」
「あうぶうあぁ」
「おおう、話が一気にかわりましたっ。WSを放つときは、その武器が力を纏っている状態なので、武器が保護されて壊れ難い? だから硬いヤツが相手でも武器が壊れることが少なくなると、なんてお得なんです!」
「あぶぅ!」
「え? 次は”重ね”の説明? モモのお姉さんガンガン飛ばしますねです。よくラティちゃんが一人でやっているアレですね」
「あぶぶぶあぶ」
「ほうほう、”重ね”とは、WSの発動に発生する力を取り出す歪みを上手く利用した方法で、より多くの力を引き出した状態でWSを放つ方法と?」
「あ~~ぶっ」
「だから放出系が当たった場所に重ねても意味はないです? WS発動させた場所、要は武器を振った場所じゃないと駄目なんですね? ふむ~、魔法でも同じことができないかな~ですねです」
「あうあ、こえ。まおう」
「え? 次は魔法の話? これも質問のお手紙が1千通きた? 魔法はサリオちゃんも使うから興味津々でがぶりですよです」
「まおうあ、あぶうあ――」
閑話休題
「ほうほう、魔法とはMPを消費した版のWSみたいなモノと? でもWSとは違い、物理的な衝撃とかではなく、自然現象やそれらに近いことを発生させるモノ? あとは不思議パワーと。なるほどです! モモお姉さんは物知りさんです」
「あぶぅう、あぶぶう」
「え? 今日はここまで? また見てね? あい、じゃあここまでです。モモお姉さん、ありがとうございましたっ」
☆まとめっ!
WSとは、下に溜まっている”力”を、物理的なエネルギーとして放つモノ。
魔法とは、下に溜まっている”力”を、自然現象に置き換えて放つモノ。
WSで火をおこすことは難しいが、魔法だと簡単。
魔法は、まず現象を起こしてからターゲットに放たれるため、見てから避けることがWSに比べて楽。
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