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軍とスーツとチューリップ

『なんですか?……なんで突然……』夏目は道の真ん中で立ったままだ。『さっきバアャが食事を持っていった時に突然バアャを突き飛ばして逃げてしまったんだ 今何処にいるかも分からないから君なら何か知っているかと思ってね』夏目は歩きだし、『い、いまからそっちに行きます!私になにができるか分からないですけど』そう言って夏目は電話を切った。


前から金髪の人が歩いてくる…………トムだ………… 夏目は恐れた。以前に私を憎んだような目で意味の分からない言葉を怒鳴ってきたからだ。するとトムが私に話しかける。『君……空港がどっちにあるか知らない?最近外に出てなくてさ~この辺の道がさっぱりで』夏目は本当にトムなのか疑った。しかしこの人はあの時牢に閉じ込められていたトムで間違いない。『あ、あの……トムさんですよね?…カザールさんが探してますよ……』トムはこう答えた『あれ?カザールの知り合いなんだ。しばらく韓国に行ってくるって言っといてくれ』夏目は止めることが出来たかもしれない。しかし夏目は空港の場所を教えてトムを見送ってしまった。その後カザールへ連絡をとった。カザールはなにも言わずに電話を切った。夏目は悪いことをしてしまったと思った。


夏目はトムがさった後に誰も人がいないことに気がついた。『ああ……まだだ……』目の前にチューリップの花びらがある。ピュトンだ。限りなく人形に近い姿をしている。人がチューリップの花の被り物をしているようなかんじだ。


『ピュトン発見、人間との融合率86%スヨン帝督、どうなさいますか?』一人の軍人らしき格好をした男がそのスヨンという人に話しかけた。『9割りを越してない……脳ミソがピュトンのままだ。捕獲する意味はない。殺せ』すると軍人らしき人たちは凌馬達が持っていた果実と同じ物に機械が取り付けられている物を身に付け始めた。ガーベラの果実の力を発揮するためのパワードスーツのような物らしい。彼らはそのスーツにつながっている銃でピュトンを打ち始めた。ピュトンは一人の軍人に襲いかかり、補食し始めた。するとさっきまでチューリップだった頭のアゴにあたる部分が人間のアゴになっていった。ピュトンは人間を取り込もうとしているようだった。夏目は物陰からその様子を見ていた。軍人達はかまわず銃で打ち続けた。ピュトンは力尽きた。『全員撤退だ。あとの処理はいらない。こいつの死体は自然消滅するからな…』軍人達は全員どこかに行ってしまった。


カザールがかけつけたのはそのあとのことだった。

夏目はすべてのことを話した。


………スヨン帝督………何物なのだろうか………


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