盾と悲鳴と決意の言葉
『さ、さっきカザールくんにもらった……んだけど』凌馬は見つめたままこう言う。『夏目……君はどうして黒由利さんと同じようになっていく……黒由利さんも同じオレンジ色のマフラーをしていたんだよ』
カザールが仕掛けたのだろうか……イヤ、夏目が風邪を引いると思ってカザールは渡したのだ。それが計画的だとは思えない。『黒由利さんは大事な人にもらったと言っていた。夏だろうと関係なくいつも身に付けていたよ……』
バルコニーから光が見えた。そして悲鳴……
『また……やつらだ!』凌馬は全員を集め、外飛び出した。
そこにいたピュトンは手と足があり、赤ん坊を抱えるように何かを抱いていた。『ラベンダーか カザール今回はお前も手伝え』凌馬はカザールに言うと『凌馬くん 君も戦うときは必殺名を言った方がいい。ガーベラの果実は我々の思いの強さで働くのだから。明確に技を出すのならば私の真似をすることだな』カザールが必殺名を言うのは単に気持ちの問題ではなく、強さやスピードにも関係があるからだった。
ピュトンが触手で攻撃してくる。隼斗が前に出て来た。『カザールさんの言うとうりですね。 いきます!ソニックペイン!』ピュトンの触手を全て切り裂き、本体にも青色の電撃が浴びせられた。『今回は簡単そうね』そう言ったクレアが剣を向けた瞬間ピュトンは抱えていた何かをこちらに見せた。
子供だ。気を失っているようだが息をしていた。
クレアやカザールは動けなくなっていた。ピュトンはこの子供を盾に使うのだと分かっていたからだ。
『カザール……お前が言っていたとうり……必殺技を唱えれば最も強くなれる……だよな?』凌馬が前に出た。ピュトンは依然として子供を盾にしている。
しかし凌馬は構えていた。夏目が言う『やめ……て
まだ生きてる……子供よ!あの子の命まで奪ったら…あなたは愚か者よ……』凌馬は決意を表すようにこう言う。
『俺は……愚かであっても……強くありたい!!』
『悪く思うな…………Floral …kill……』剣から放たれた黒い衝撃波は子供とピュトンの体を真っ二つに引き裂いた。
夏目は頭痛に襲われ、気を失った
そろそろ起きづきの方もいるかもしれませんね……
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