大日本神國Ⅲ
大日本神國皇居内、演説会場
鷺ノ宮一香が演台にゆっくりと立ち、マイクを前に話す
「神日本國民よ!皆知っている通り我々は香港を救った!中華連合国は香港を我が物にしようと軍を進め我々が阻止した!そして我々は先へ進み、中華供を一掃する!これは正義の戦争である!」
拳を突き出し、鷺ノ宮は熱い眼差しを國民に向ける。
記者たちはフラッシュを無数に焚く
そして、進行役の軍人が質問をと記者に言うと1人の者が手を挙げる。
「神國報道の雨宮です。今回の鷺ノ宮様の華麗なる正義の戦いですが、さらなる進撃は必要があったんですか?」
会場の皆がざわつく、雨宮は隣の先輩記者に小突かれ、小声で怒られる
「おい、お前神天皇様になんて事お聞きしてるんだ…!」
雨宮はなんでですか?と返答を返す。
進行役の軍人も睨みつけ雨宮に指を刺し、護衛官を向かわせる
それを鷺ノ宮は制止した。
「まてっ!貴様雨宮と言ったな?何が言いたい?」
鷺ノ宮は雨宮を凝視する
雨宮は臆する事なく聞く
「これは侵略行為ではありませんか?」
会場に静けさが訪れる
鷺ノ宮は目を閉じ言う
「いいや、正義の行いだ!雨宮、貴様がもし私の立場ならどうする?香港が侵略されその後は日本を侵略するかもしれない、貴様ならどうする?」
雨宮は答える
「平和的解決をして、話し合いで解決します」
「ははははははは!」
鷺ノ宮は大きな口を開け笑う
「話し合いで解決できなければ?中華とテーブルを囲んで交渉か?それではいつまでも列強諸国に支配されてばかり、我々は他の国に支配されて生きるのか?
我々に今必要なのは力!大日本神國として!独立できる力!テーブル囲み話すだけでは解決はできない!
全てを蹂躙する力が必要なのだ!そしてその力は我らが日本神國にある!!」
歓声が上がる雨宮は怯むがさらに質問をする。
「しかし、中華連合国には核がありますよね?仮に本国まで侵略すると使用する可能性もあると思いますがそれについてはどうお考えですか?」
鷺ノ宮は答える
「なら我々も!…」
とその先を言おうとするが、出雲護衛官が演台に飛び込んで、もう公務がありますので、この辺でといい鷺ノ宮を会場から退場させる
「出雲なんの真似だ!?」
鷺ノ宮は出雲を問い詰める
「鷺ノ宮様お言葉ですが、あの時なんと言おうとしたのか私はわかりました。」
鷺ノ宮はにやけ顔で言ってみろと言う
「我々も核を持つと仰ろうとしましたね?」
「正解、あの雨宮とか言うやつと話してたらついつい、」
「それだけは神天皇陛下だとしても私は止めさせて頂きます。」
「出雲、お前に1つ聞こう」
鷺ノ宮の表情を見た出雲は全身が凍る様だった。それはまるで鬼の様な顔、いや違う、得体の知れない何か
「目の前に敵がいる、貴様は対話を望むか?それとも殺すか?」
出雲は答える
「それが敵なのであれば殺します。」
鷺ノ宮は笑い、出雲に銃を向ける
出雲は驚くが鷺ノ宮を見据える
「出雲、私はお前を気に入っている、私を救ったからではない、貴様の能力…誰にも屈しない心…お前が羨ましいよ…」
鷺ノ宮は寂しい目をし、銃を下ろす
「出雲…いや、総一、私を裏切るなよ、貴様が支えなのだ…私の闇を理解してくれるのはあなただけなんだから…」
鷺ノ宮は出雲の胸に体を預ける
「陛下…」
出雲は誰も見ていないことを確認し、鷺ノ宮を抱き寄せる
中華連合國 重慶市
第一大隊、第三大隊は重慶を占領し、体制を立て直していた。
「草壁大隊長、西です部隊の損耗率は軽微ですこのまま進めますか?」
草壁は神機の画面に映る西を見つめる。
「そうだな〜ラヴィ達とは連絡は取れないしな、伝令を一機第二大隊に向かわせろ現状の報告を行え」
西は承知と一言いい、神機を跳躍させ伝令の元に向かう
「おい、第二大隊に現状の報告を行い、向こうの様子も見てきてくれ頼むぞ」
「はっ、了解です」
伝令の兵士は跳躍し、第二大隊の元へ向かい山頂に向かう、西は伝令の兵士を見送る
しかし伝令が山頂に向かうと一瞬閃光が画面に走る
「ん?なんだ?っな!」
伝令の兵は逃げるとするが遅く、神機を何かが貫き、爆散する
「なんだ!?何があった!?」
西は叫ぶ
「B中隊こい!」
西率いるB中隊が山頂に向かうと二機の神機が立っていた。
「神機だと!?」
二機の神機がオープンチャンネルで話す
「(お前達が行っていることは決して許されない!侵略行為だ!断じて許すわけにはいかない)」
草壁が通信に応答する
「こちら日本神國軍第106軍団第一大隊隊長草壁徹だ。武器を捨て、神機から今すぐ降りろ!無駄な争いは避けたい。」
「(リンファこいつらに何言っても無駄だよそんなことしてたらやられるよ?)」
「(そんなことわかっている!)」
「B中隊、一機を囲め、もう一機は俺と織田でやる、他のものは周囲の警戒、他にもいるかもしれん、想定訓練は覚えているな?」
各兵士がはい!と返事をする
「各機散開!狩られるなよ!」
草壁が先陣を切り、織田、西率いるB中隊が二機に向かい、山頂から滑り落ちるように、降る
「(フェイロン、くるよ、数は6機だよ!)」
「(わかってる!前にいる二機は僕がやるからリンファは残りを!片したらそっちにいくから!)」
二機が走り出す、
「西中尉来ます!」
「こっちの方が操縦技術は上だ一気に四方を囲んで近接戦に移行するぞ」
「こちらB4敵の噴射機をを狙います。」
B4は敵機の後ろにつく、狙いを定める
ライフルを一発撃つと、甲高い音が響き、敵機の噴射機から、黒煙が舞う
「(ブーストをやられた!?あの速度で?フェイロン!こいつら結構やるよ?聞いてる!?フェイロン?!)」
リンファはフェイロンの機体を見る、
「(え…うそ…フェイローーン!)」
フェイロンの機体は胴体だけになり織田が神機の足で押さえていた。
その横に神刀をしまう素振りを見せる草壁が立っていた。
「なんだ、神機を使うから骨のあるやつだと思ったが大したことないな?」
草壁らはすでに戦闘を終えていた。
「さすがは赤城の鬼…こちらも負けていられないぞ!」
速度が落ちたリンファの機体は簡単に四方を囲まれ並走される
「(まずいまずい!燃料が持たない!フェイロンなんでよ!?チキショウが!)」
リンファはがむしゃらにライフルを放つが当たらない
「B中隊リロードのタイミングで攻撃する、目を離すな!」
リンファはリロードを行い、西達は神刀を突きの姿勢で構える
「今だ!突撃!」
西達四機は突きの姿勢のまま最大速度で加速し、リンファの機体を刺す、
「(がぁは…中華連合に……栄光あれ…)」
リンファは最後の力を振り絞り、自爆スイッチを押す、画面に秒読みの表示が出る
「(フェイロン…ありがとう…ヤン…後は頼むよ…)」
西達は神刀を抜き後方にさがる
「こちらB中隊敵機撃破」
「了解、後方に下がり、増援を警戒せよ」
草壁が指示を出す、
「さぁーて、織田、ライフルを持って、神機から降りろ」
織田と草壁は神機の中にある携帯式のライフルを取り出し神機から降りる
胴体だけになった敵機の神機のコックピットに向かう、
「織田、コックピットの横に手動式の開閉スイッチがある合図したらあけろ」
織田は頷く、草壁はコックピットにライフルを向け、
草壁が頷くと織田はスイッチを押す
「抵抗するな!武器を捨てろ!」
草壁が怒鳴るような声で言う
コックピットの中には頭から血を流した男が気絶していた
「気絶しているな、ん?こいつは!?」
草壁が男をよく見るとまだ10代くらいの若い男だった。
「衛生兵を呼べ、子供が操縦していたのか!?どうなってんだ!?」
草壁は驚きを隠せなかった。
中華連合国 上海
「敵航空機、戦車、戦闘車輌、多数確認、」
「了解、一旦戻って」
ラヴィリア達は上海を目前にしていた。
「強襲部隊は待機されてるんですか?」
「多分もう上海の港にいると思うわよ」
ラヴィリアはそう言い、榊原と後方にさがる
「榊原、一つ聞きたいんだけどいい?」
ラヴィリアは移動中に榊原に話しかける
「なんです?」
「この戦争どう見てる?」
ラヴィリアは真剣な眼差しで聞く
「そうですね、我々の勝利は確定していると自分は思います上海を落とせば後は北京ですから」
「いや、榊原貴様の本音を聞かせてほしい」
榊原は一瞬怯むが
「わかりました。この戦争誰かが仕組んでいると思います。神機も回収されたと言え、逃げた二機は装甲は継ぎ接ぎだと見せかけ、その下に装甲があると思います。短期間で修理までは難しいですし、しかもカラーリングをする余裕まである」
「何が言いたいの?」
日本独自の技術を盗まれた、あるいは横流しがあるのだと自分は予想します」
「誰だと思う?」
そこまではと榊原言うとラヴィリアは微笑む
「榊原身近な人を疑うことも重要よ」
ラヴィリアはそれだけ言い残し、通信を終える
そしてラヴィリアは携帯式の電子機器を取り出し誰かに電話をかける
「もしもし、私、例の件はどう?」
「まだ何も進めてない」
「人数は?」
「かなり不満を持つものは大勢ってことかな」
「それはよかった後もう少しで終わるから、その後合流しましょ」
「我らに大和魂を」
「ふふ、大和の魂を」
ラヴィリアはそっと電子機器をしまう
「ラヴィリア大尉!河童部隊の方は準備はいつでもできている状態です!」
白井がいい、ラヴィリアは直接、強襲部隊の隊長と連絡を行う
「こちら第106軍団第二大隊隊長のラヴィリア大尉です。今回の作戦は夜間戦闘になります。よろしくお願いしますね」
「こちら強襲部隊隊長永道だ。了解した!航空戦力を叩いたら俺らはトンズラする!後は頼むぞ」
「了解です、日付が変わりましたら作戦の方を開始してください。神天皇の為に」
永道は神機に乗った部下達に話す
「よぉーしお前ら仕事の時間だ!敵の航空戦力を殲滅するのが仕事だぞ!空に上がる前に落とさないと第二のやつらが騒ぎ出すからな!索敵を怠るなよ!」
中華連合 上海軍港
「こちらs1目的地に到着どうぞ」
「こちらsリーダー索敵開始」
「s1了解、各機浮上し、索敵レーダー展開」
強襲部隊の神機が浮上し、頭部だけが出る状態にして頭部が円形に広がりレーダーを展開させる。
「s1よりsリーダー、航空機多数確認マップに表示します。」
「了解!目標を確認し、排除しろ、各隊、ブーストパックをパージ!上陸し、作戦開始!」
強襲部隊は上陸し、空港を目指す、
「s1から各機敵通信を傍受、送る」
敵の無線が翻訳化され各機に送られる
「敵は慌ててますね〜予測できなかったんですかね?」
「地上戦力は予測できても潜水輸送艦は普通なら想定できないだろ」
強襲部隊は航空機を目視で確認し、攻撃を開始する
「目標確認、銃器使用許可、目標を排除する」
一機、二機と航空機が上がろうとしている
「おい空にあげるな!」
「s3離陸する航空機排除する」
2発弾丸を発射し二機とも落ちる
「sリーダーよりs1状況報告」
「敵航空機、殲滅、106軍団に合図を送ります」
強襲部隊は信号弾を発射する」
中華連合 上海近郊
榊原は信号弾の合図を確認しラヴィリアに通信をする。
「隊長!合図です!」
「大隊!突撃!地上戦力を殲滅!」
第二大隊全隊が突撃を行う
地上戦力の大半は戦車、装甲車、
しかし
「ん?あれは!?」
世界が終わりを迎えるかのような音と共に地面が揺れた
「な、なんだ?」
「一体なんだ!?」
各隊員が動揺を隠せない、
先行していた白井がラヴィリアに報告をする
「大隊長!機動列車砲です!」
そうしてまた砲撃がなった
「大隊長!指示を!あ…あああああぅぁぁ」
白井の機体に砲弾が命中し爆散する
「くっ、白井!!第一中隊こい!私たちで対処する!他のものは地上戦力を排除!砲撃に気をつけろ!」
「俺らで相手できるやつじゃねーぞ」
赤石は言った。
波風が赤石に言った。
「私らがやらないで誰がやるのよ!?いいから来なさい!」
そして5機は都市街に入り駅を目指す
「こちらラヴィリア、敵は線路しか動けない、線路に沿って移動するわよ」
第一中隊は機動列車を目視で確認する。
榊原「隊長!かなりデカいし長いですよ!」
ラヴィ「各機散開!動力部を探し、無力化する」
波風と椎名が機動列車に向け発砲する
しかし弾は弾かれる
波風「ダメです!弾が弾かれます!
椎名「こんなのじゃ無理ですよ〜」
赤石が神刀を片手に特攻する
「ちぇ装甲が硬いな」
機動列車は装甲で厚く覆われていた。
機動列車は砲撃の準備をする為、列車が停止する
榊原「砲撃が来ます!」
ラヴィ「各隊警戒!」
砲弾が放たれる
空のの砲弾を排出するため装甲のハッチが開く
榊原「隊長!あそこから侵入できそうです!」
ラヴィ「榊原、波風!私たちで行くぞ、他の2人は周囲を警戒!」
3機はハッチから侵入する
内部に侵入すると中華連合兵士が多数、次弾の装填準備を行っていた。
ラヴィ「ライフルは使うな!神刀で薙ぎ払え!」
3機は神刀で兵士達を薙ぎ払う、
圧倒的な神刀の力で兵士達は蟻のように潰されていく。
波風「こんな…これが….戦争…」
波風が惨劇を目に嘔吐する
ラヴィ「波風!吐いてる余裕はない!動力部を目指
す、こい!」
??「随分派手にやってくれますね?」
ラヴィの行く手を謎の神機に塞がれる
ラヴィ「なんだ貴様は!?」
ロウ「中華連合軍 青龍隊隊長、ロウです。この先には行かせませんよ?」
ロウはラヴィリアに襲いかかるその瞬間榊原はロウの神機にタックルする
榊原「行ってください!ここは俺が!」
ラヴィ「頼む!波風こい!」
ラヴィリアと波風は動力部を目指す
ロウ「不意をつかれましたよ!」
ロウは神刀を横に振る
榊原「くっ!はぁぁ!」
榊原は後方に下がり、神刀を突く
しかしロウに弾かれる
ロウ「弱いですね〜日本人はもっと強いと思っていましたが?」
榊原「舐めるなよ!!」
ナイフを取り出し突進する
ロウ「だからそれはもういいですよ」
ロウは突進してくる榊原に対して突きの姿勢を取りコックピットに狙いを定める
榊原「(このままじゃやられる!)」
榊原は走馬灯の様にある出来事をを思い出す
??「ねぇ京介…私を置いていかないで……私には貴方しかいないの…」
榊原「また会えるよ…いや会いに行くよ…」
??「私いつまでも待ってるからここで」
榊原はそっと彼女の頬に触れる。
盲目の彼女はその手の暖かさを感じる…
彼女は涙を流し榊原はその涙を拭う
現実に戻される
榊原「うぁぁぁぁぁ!はぁぁぁ!」
榊原は猪突猛進でロウに突進する
ロウ「馬鹿だねー」
ロウは素早く突きを繰り出す
榊原「俺には!待っている人がいるんだぁ!こんなとこで死ぬわけにはいかねーんだよ!!」
ロウの神刀を素早く脇で掴む
ロウ「な、なに!?」
榊原「はぁぁぁぁ!」
榊原はナイフを神機胴体に部分に刺す
そして脇で抱えた神刀ごと神機を投げ飛ばす
ロウ「こ、こいつ!」
榊原「さぁ!こい!」
ロウ「あまり調子に乗るなよ!」
ロウはナイフを構える
榊原は近接格闘術の構えをする
榊原「実戦じゃ初めてだが」
ロウはナイフを突く
榊原はロウの神機の手首を掴み
腕を後ろに回す、
ロウ「な、なに!?」
榊原「悪いな!ここで死ぬわけにはいかないんだよ!」
ロウの後ろから、コックピットに向けナイフを突き刺す。
ロウ「ちょっ待っ可恶!」
ロウの神機は脱力したように膝から崩れ落ちる
榊原「はぁはぁ…こちら榊原、敵神機撃破、燃料、20%」
「こちらラヴィリア、動力部を破壊した。
これより脱出する、先に赤石達と合流しろ。よくやった。アウト」
「はい…アウト……ありがとう…花恋…助かったよ」
「日本神國国営放送です。先日日本神國軍は中華連合国上海、重慶を占領しました。
我が日本神國の進撃で敵軍事力の半数を撃破
我が軍も損害はあるものの決して進軍を止めず!なぜなら!
我らは日本神國!気高く!誇り高く!鷺ノ宮神天皇の名の下に!さらなる進撃を続けるとのことです!ここで鷺ノ宮陛下のお言葉を放送いたします。」
「諸君!私のことを独裁者と言うものもいるだろう!しかし過去の独裁者は自分の国の宝をを人種が違う!宗派が違う!それだけの理由で排除してきた!私は違う!神の国の神の子達神國民達を豊かにし、日本の影の支配を終わらせる!この国旗の意味を今一度改めて見よ!我らは陰から日の本を行く!神國民よ!立ち上がれ!旧日本帝国の様に無謀な作戦は行わない!しかし亡くなられた兵士たちの意志は我々が継ぐ!この平和な日本をさらに平和にする為には支配から逃れなければいけないのだ!私は誓う!日本がただの日本じゃなく世界の日本!日本が世界を導くと!よって現時刻をもって!日本神國より国名を……
大日本神國と変更する!
大日本神國万歳!大日本神國万歳!」
日本神國 新宿ネオン街
妖しく光る店のランプに吸い込まれるかの様にそのバーのドアを開ける
「いらっしゃい…」
「出雲と言うものですがこれを」
出雲は電子機器を取り出しマスターに見せる
無言で案内されカウンターの裏のドアに通される
「お越しになりました。坊っちゃま」
黒いソファに背をもたれ両腕を広げて国営放送を見ている人物がいた。
「お、きたか!出雲!」
そして立ち上がり振り向く、出雲は驚いた
「あ、あなたは!?」
出雲は敬礼を行った。
「いいって!そんなのいらないよ、でも来てくれてありがとう!」
「お久しぶりです!鷺ノ宮神様」
「妹が世話になってるな!」
「しかし何故神様がこちらに?」
神は苦い顔をし出雲を見据える
「単刀直入に言う……」
沈黙が続き、鷺ノ宮神が口を開くその衝撃的な内容に
出雲は立ち尽くすのであった。
大日本神國クーデター計画……