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大好き

作者: YouI

これを読んで幸せになってください

大好き


あなたにそう言ってほしかっただけ…



私には好きな人がいる

彼はいつも優しい

今日も彼は話しかけてくれる。

「おはよ!」彼

「あ、おはよ…」私

彼は、幼馴染

小学校の頃からずっと大好き

彼にもそう思ってほしい

そう言ってほしい

ある時

「付き合ってください!」友達

彼が告白された。

あ、彼が誰かの彼氏になってしまう…

そんなのはヤダ

いつか、彼に告白されて彼と付き合って見たかった…

でも、無理か…私には…

だって、私、たぶん彼に嫌われてるもん…

なんでそう思うかって??

それは…中学生の頃

〜過去〜

「お前、机にラブレター入っていたぞ〜」友達(彼の)

「マジ!?」彼

「お前の幼馴染じゃね??」友達(彼の)

「んなわけあるか!?」彼

「なんで?お前ら仲いいじゃん」友達(彼の)

「あいつは、俺のことなんか好きじゃねえよ」彼

「それに、お前らには言ったことあるだろ!おれはあんなやつ好きじゃねえよ」彼

そうだったんだ…

私はこの会話をこっそり聞いていた

彼にラブレターを渡したのは私

このとき、私は振られた

一人で泣きながら帰った

後ろから彼が走ってきた

「どうした??なんで泣いてんだ??」彼

「なんでもない!」私

彼に冷たくしちゃった

このあと彼は別の方向に行った

次の日も、彼はいつもどうりに挨拶をしてくれた

〜〜

こんなことがあったからだ

彼はこの日から寂しそうな顔をしていた

申し訳無さそうな顔をしていた

だから、彼は私を好きじゃないし私を嫌っている

だから幸せになってね

「ごめん、俺にはずっと好きな子がいるから」彼

好きな子?

ずっと好き?

どういうこと?

彼からそんなことを聞いたことはなかった

むしろ、いないって言っていた

あ、そうか、私には言えないんだ

嫌いだから…

「その好きな子って誰??」友達

「中学生の時にたぶん俺がなにかしたんだけど、泣かせちゃった幼馴染」彼

彼が泣かせた女の子??

誰??

彼が泣かせた子??

幼馴染??

もしかして私??

いや、そんなことはない

私は嫌われている

「そうなんだ…その子に告白は??」友達

「しないよ…俺たぶんその子に嫌われているんだ」彼

「そうなの?」友達

「うん、泣かせた日から彼女が冷たくなったんだ」彼

「そっか。でも告白しないと取られちゃうかもよ

 告白するとはっきりすることもあるし」友達

「アドバイスありがとう。告白してみるよ」彼

告白するの!?

え、どうしよう…

とられちゃう

今度こそ

私も告白してみる??

告白した子も言っていたし…

うん、嫌われているんだから

傷つくこともない

「ね、ねえ、ちょっといい??」私

「うん」彼

いよいよ、告白

帰りまでに彼が告白しなくてよかった

「で、どうしたの」彼

「あ、あの言いたいことがあって」私

「ゆっくりでいいよ」彼

ふー、言います!

「小学校の頃から好きです。

 え、えっとあなたが私のことを嫌っているのは知っているけど

 気持ちだけ伝えたくて」私

「なにそれ」彼

「ごめん」私

「そうじゃなくて。俺がお前のことを嫌いって

 どういうこと?」彼

「だって、中学校の時私のことなんか好きじゃないって」私

「あー、やっぱりあのとき聞いていたんだね

 あのとき、というかあの頃、お前はクラスの中で

 人気だったんだよ。いろんなやつがお前のことを好きって言っていたから

 言い出せなかったんだよ」彼

つまり、彼は私が好きってこと!?

いやいや

ないない

私の早とちりは

よくない

「つまりどういうこと?」私

「お前のことが好きだったってこと!」彼

えーー

マジ!?

え、夢だよね??

「だから、気持ちだけじゃなくて

 付き合おうよ。俺たち」彼

え、いいのかな??

私なんかが

きっと彼は私をからかっているんだ

「ごめん!からかっているんだったらやめて!」私

「からかっているわけではない!俺は本心だ!」彼

「わからないなら教えてあげる」彼


え、今何された??

唇が当たった??

キスされた?

「これでわかった?」彼

え、ほんとにキスした??

でも、彼って好きな子としか

キスしないって…

え、あ、そういうこと!

彼、ずっとホントのこと言ってたんだ…

あ、私ひどいことした

「ごめん」私

「もう謝らないで、お前がそのつもりがないならいいよ」彼

「あ、そういうことじゃなくて!疑ってごめんてこと!」私

「え、じゃあ、つまり…」彼

「私と付き合ってください!」私

「やった…ありがと」彼

彼は、わたしの彼氏になりました

彼にあんなひどいことしたけど

彼は許してくれた

やっぱり彼は私が大好き

「大好きだよ、ずっと」彼

彼から聞きたかった言葉がやっと聞けた

今の私は幸せです

自分を好きな人を信じていれば

あなたの恋は実ります


あなたの恋が叶いますように

そして、あなたに勇気が出ますように

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