京都大好き! 見所たくさん! 食べ物も美味しい! でも釈然としないあの名物
私は京都が大好きです。高校の時修学旅行で嵌まって以来、もう何度も訪れています。
特に出張があるわけではありませんので、基本的に旅行です。が、多いときは2か月に1回ぐらいのペースで行っていましたので、行った回数はもう100回を超えているかもしれません。
そんな京都、見所も多いですが、美味しいものも多いです。
懐石料理とかが美味しいのは当たり前ですが、特化した名物がまた美味しい!
南禅寺順正・西山艸堂の湯豆腐
こと路・やよい・はれまのちりめん山椒
いづうの鯖棒寿司
村上重の千枚漬け
なり田のすぐき
お菓子も素晴らしい
加茂みたらし茶屋のみたらし団子に磯辺餅
出町ふたばの豆餅
神馬堂の焼き餅
麩嘉の麩饅頭
忘れちゃいけない
一文字屋和輔のあぶり餅
長保2年(※西暦1,000年)から続く、(たぶん)世界最古の菓子店です。
夏は老松の夏柑糖、冬は村上開進堂の好事福廬
今、食べたくて仕方がないのは『大市の丸鍋』と『川端道喜のちまき』です。
お土産だって気の利いたものがたくさんあります。
完全に定番化した生八つ橋だって悪くはないです。でも、
もっと気が利いたものを選ぶなら、阿闍梨餅とか千寿煎餅とか、いかがでしょうか?
比較的手に入りやすく、そこそこ日持ちもするからオススメですよ。
さて、そんな美味しいもの揃いの京名物。たった1つだけ、私には美味しさが理解ができないものが存在します。
それが『にしんそば』です。
ちなみに『にしんそば』とは、かけそばの上に身欠きニシンの甘露煮を載せたもので、『ニシンの旨味と甘辛い味付けがそばに合う』などと、グルメサイトや料理サイトでも紹介されています。
確かにニシンの甘露煮は美味しいです。魚の甘露煮って美味しいものが多いですけど、ニシンは上品な味わいで、ご飯のおかずにもいいですね。
当然、蕎麦の美味しさは言うまでもありません。
確かにニシンも蕎麦も旨い食べ物です。ただ、両方が一緒になったとき、お互いを高め合っているかというと、私には長所を殺し合っているようにしか思えないんです。
ニシンは甘辛いです。ところが、蕎麦つゆと一緒になれば、もはや甘い方が際立ちます。
そして、蕎麦を食べるための蕎麦つゆは、甘みよりも塩っぱさが主体となっています。
これらを一緒に口の中に入れれば、甘みと塩味がお互いの主張を曲げることなく対抗し合う。まさに食の不協和音です。
私は基本的に食わず嫌いはしません。イナゴでも蜂の子でも蛙でも、安全に食べられることがわかっていさえすれば、何でもチャレンジしています。
京都のにしんそばも何度もチャレンジしました(※北海道ではまだ食べたことがありません)。『名店』と言われるところにも行ってみました。それでも食べたときの感想は、『微妙』。これに尽きます。
きつねうどんも好んで食べたいものではありません(※素うどんのほうがずっと好き)ので、甘辛いもの+和風麺を、最初から脳が拒否しているのかもしれません。
それでも、「京名物ならきっと旨い店があるに違いない!」 そう考えて、数年に1回は、そば屋の暖簾をくぐってしまうのです。
そして、そのたびに「今回も『微妙』だったなぁ……」と店を去ることになるのです。
だれか、旨いそば屋もしくは、正しい食べ方または、にしんそばの魅力を、私に教えてください!
美味しいものについて、具体的な店名や商品名を列記してあります。運営さんから怒られたら伏せ字にします。