武漢ウイルスはなぜ差別的な名前なのか
野党議員やマスコミ、芸能人や知識人は新型肺炎の呼び方、武漢ウイルスを差別的だと言う。
何故か?
人はすぐに、「ならば水俣病はどうなのか、四日市喘息はどうなのか」と反論する。
しかし、彼等は気にせずに、「その呼び方が新たな差別を生む!ヘイトだ!!」と騒いで聞く耳を持たない。何故、聞く耳を持たないのか。
そもそも、誰が武漢ウイルスという呼び方を一番嫌うのか。
それは発生源の中国人や武漢や湖北省の人達ではない。
一番呼ばれて傷つくのは習近平を始めとする中国共産党の指導部である。
彼等は新型肺炎を武漢ウイルスと呼ばれると大変傷つくのだ。
それは、武漢ウイルスの蔓延は習近平らの現指導部の無能によって引き起こされたものだからだ。
今回の武漢ウイルスは李文亮氏ら地元病院の医師によって存在が明るみになった。
彼等は告発をしたことで共産党から弾圧を受け告発の撤回にまで追い込まれた。
しかし、彼等の行動は正しかった。
その後、武漢ウイルスは武漢に、湖北に、中国に、世界に拡大し止められなくなった。
もし、李文亮氏らの告発通りに病気の事実を認識し、拡大阻止の為の努力をしていればここまでの事態にはならなかっただろう。
それを、共産党のつまらない面子の為に世界的な疾病へと拡大したのだ。
現指導部の無能と責任の無さがこの事態を招いたのだ。
その後、李文亮氏達、武漢の医師達は武漢ウイルスに懸命に立ち向かった。
しかし、その甲斐なく病気は拡大し、自らもその最中で武漢ウイルスに罹患し命を落とした。
共産党の脅迫も恐れず事実を告発し、自らは責任を全うして命を落としていった。
まさしく英雄であった。
共産党に逆らいながらも、自らの使命と責任を全うし命を落とした英雄。
正に現代中国における理想の人間像である。
だからこそ、嫌なのである。
現在において、中国共産党に逆らう人間が、中華人民共和国における最大の理想像。
おまけに共産党は武漢人そのものを弾圧し、逮捕しては収容所に送り込んでいる。
正にナチスドイツさながらの蛮行である。
そんな連中が武漢ウイルスと病気を呼ばれるのは大変嫌がるのだ。
それは自分達の蛮行と無責任、英雄を想起させてしまう最悪の呼称なのだ。
日本のマスコミ、野党、政治家、人権活動家、左翼、タレント、知識人は何も武漢の人や中国人の事を思って発言しているのではない。
ひたすら中国の上級国民である中国共産党や習近平にのみ媚びへつらい、ご機嫌とりをしているのに過ぎないのだ。
だからこそ、良識ある人間は、この病を武漢ウイルス、武漢肺炎と呼ばねばならない。
その時、人は病気の恐ろしさと共に英雄の名を思い出すだろう。