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革命  作者: 夜
1/2

1.兄さん

ぼくには兄さんがいる。


頭はいいし、剣で兄さんに勝てる人はいないし、自分より他の人のことを考える優しい人だ。

そしてぼくとたくさん遊んでくれた。

ぼくたちの仲はとても良かったと思う。

だって仲が悪かったらずっと遊んでなんてくれないだろうしね。

ぼくはそんな兄さんが好きだ。

憧れてるし尊敬もしている。


ただ一つ、ぼくたちは他の兄弟と少し違うところがある。

それは、血が繋がっていないというところだ。


兄さんと初めて会ったのは五年前でぼくが九歳のときだった。

ぼくが買い物から帰ってくると家に見知らぬ人がテーブルに座っていた。

ぼくはお母さんの客人なのだろうと思い、そのまま通り過ぎようとした。

だが待って、と母さんは言ってぼくをテーブルに座らせた。

ぼくが座ると母さんが話し始めた。


「レオン、これから大事な話をするからよく聞いて」


「うん」


「母さんの隣に座ってる人があなたの

兄になる人よ」


ぼくは驚いた。

でも同じぐらいに嬉しかった。

もともとぼくは兄さんがほしかった。でもあきらめていた。

だって一人っ子で兄ができるなんてないからだ。


でも実際、前に兄さんがいる。

ぼくはなんだか嬉しくなって挨拶をした。


「はじめまして、兄さん」


「はじめまして、レオン君」


これから兄さんができるのだと思うととても嬉しかった

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