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最強の編入生  作者: クロマル
2/5

 1話 学校

説明多いです。



一昔前までは、ここメルト大陸では5つの国が争っていた。

 その5つの国とは、4つの基本属性と神を崇めることで授かる聖属性を象徴する国のことだ。


 火を象徴とし、力が重視される国、アーウィン帝国。

 水を象徴とし、魔法の研究が盛んな国、テスラ王国。

 風を象徴とし、資源豊かで商業が盛んな国、マイヤ王国。

 地を象徴とし、もの作りが得意な国、ガリル王国。

 聖を象徴とし、医療が進んでいる国、ジェリル聖国。


 この5つの国は、国土を拡大しようと争っていたわけだがおよそ100年前ある敵対勢力が現れ争いは終結した。

 その敵対勢力とは...魔族である。

 長き間眠り続けていた魔王という魔族の王が目覚めたことにより、大陸各地で魔物の出現が活性化し人族は争っている場合ではなくなった。

 そして、5つの大陸は協定を結びひとつの機関を組織した。

 その名もメルト防衛軍、通称MDAだ。


 


 軍にはある学校を卒業することで、入隊が可能になる。

そして、このMDAはある意味人族を守る要であるため大陸内では憧れの存在であり、誰しもが夢見る職なのである。

 それゆえに入るためには、倍率が高く入れるのは本ほんの一握りのエリートだけなのである。



そしていま、ジークベルトはある学校の前にいた。


「へぇ、話には聞いていたけどなかなか立派な学校じゃん。」

 ジークベルトはのんきなことを言っていた。

「ハンプトンのやつしっかり手続きしてくれたかな?」

 まぁ、行ってみるかと思いジークベルトは門をくぐった。



 この学校の正式名称は「メルト防衛軍学校」だがだいだい軍学校といわれている。

そして、この学校は5つの国が政治的な介入ができないように最前線のダラム基地が置かれているステイル半島にありこの半島はMDAが実権を握っている。


話を戻そう...

 俺は今学長室に向かっている。

 つもりだったのだが、どうやら迷ってしまったようだ。

 まじで、この学校広すぎぃぃ!そんなことを思って途方にくれていると


「おい、お前!見かけない顔だな。こんなところで何をしている。」

 俺が振り向くとそこには赤髪で色黒の女子がいた。

「あー、学長室に行きたいんだが迷っちゃてな。」

「本当か?しかしここの制服を着ていないのはなんでだ。」

「お、ここって制服あるのか。俺は編入生だからそこらへんよく分かっていなくてな。」

 はー、俺女子なんかと話してるぞ。なんだか学校にいる実感わいてきたな。

とそんなことを思っていると、

「なっ!編入生だと!ここは何百倍という倍率のなかから選ばれたものしか入れないとこだぞ!編入生なんか聞いたこと無いぞ。」

「でも、本当に編入生なんだって。で、学長室まで案内してくれない?」

その女子は少し考えるそぶりを見せたが、

「まぁいいだろう。もしお前が怪しいやつでも学長なら対応してくれるだろう。」


 どうやらこの女子は制服を着てない俺を怪しいやつだと思ったようだが、とりあえずは案内してくれるみたいだ。





「着いたぞ。」

「おっ、助かったよ。ありがとう。」

「なんてことはない。」

俺たちはそこで別れ、俺は学長室のドアをノックした。









 マリーは先ほど出会った男のことを考えていた。

(編入生か...いままで前例のない話だがあの男はうそを言っている様ではなかった。新学期が始まって1月たったこのタイミングで入ってくる事情はなんだ?)

彼女はふっ笑うと

(たかが編入生ごときにこんな考えてしまってどうしたというのか。)

と考え、本来の目的のため訓練場に向かった。

 


 

読んでくださりありがとうございます。

なにか、気づいたことがあったりしたら気軽にコメントください!

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