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私と妹は別の人

作者: ヤン

私の7つ歳下の妹はオタクだ。


それも末期の。


小学5年生にしてアニオタ、小学6年生にして腐女子も加わった。


そんな妹だった。


私と同じアニオタで顔も良い方では無い。頭は私の方が良かった。



私はそんな妹に安心していた、はずだった。



だから、こんな妹を私は知らない。


過去に彼氏がいたなんて、


スキンケアをするなんて、


流行りのバンドを歌うのも、


一人だけ違うシャンプーの香りも、


裁縫が趣味なんて、


料理をするなんて、


掃除が好きなんて、


私は何も知らない。


気づかないうちに妹を、私は同族として見ていた。馬鹿にしていた。





ごめんね、私はそっと妹に謝った。


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