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王様の城では怖ろしいことになっていました。

シロ改めてリリーが楽しく旅をしている頃お城では大変な事になっていました。

シロが居ない事に気がついた王様の怒りが酷かったのです。シロの部屋は鍵が掛かっているため数人の者以外は開ける事が不可能だからです。


誰がシロを連れて行ったのか、王様の尋問が続きます。逆らう者達が王様の剣で何人も切られてしまい、重苦しい空気が城の中に広がりました。


「誰がシロを連れ出した⁉︎誰だ‼︎」


王様の怒声が響きます。その場に者達全員が硬直するぐらい恐ろしい物になりました。その恐ろしさに我慢できなくなった者が真実を王様に話しました。


「…それは王妃様です。」


それを聞いた王様は信じられませんでした。今まで一度も自分の言う事に王妃様が逆らった事がなかったからでした。


「王妃だと?何故そんな事⁉︎」


信じられなかった王様は理由が知りたくなりました。


「王様!あれは卑しい者です!私が遠くに売るようにしました。」


王妃の言い分を聞いた王様は勝手な思い込みでシロをを売られた事を知ったのです。


「あれは私の物!盗人には罰を翼を切り谷落ちの刑にしろ‼︎」


起こった王様の出した答えは王妃様の命でした。自分に逆らった者を王様は許すつもりはありません。


「娘をお許しください!王の為を思っての事です!」


大臣が言い訳を言うがそんな物は私が望んだものではないと思った王様は今まで言わなかった大臣の不正を話します。


「私の為だと?大臣お前の不正を黙っていたのは、私に逆らわない都合のいい王妃だったからだ!私の物を盗む盗人は要らぬ!一族諸共滅ぶがいい‼︎」


都合のいい王妃を演じない者は王様にとって不要の者だったようです。


「いやああああー許してください」


ひよこ王妃が泣き叫びますが王様は見向きもしません。関心さえもないようです。


「連れて行け!二度と顔も見たくない!」


騎士達に引っ立てられ王妃と父親の大臣が連れて行かれました。王妃に言われシロを連れ出した騎士達に王様の命令がくだりました。



「私のシロを探し出せ!見つければ罪を許そう!」


王様の怒りを知った騎士達は必ず連れ戻さなければ王様の怒りが収まらないことを知りました。


「「「「「分かりました!」」」」」


「シロお前は私の物!必ず取り戻す!待っていてくれ!」


シロ(リリー)の捜索が始まりました。王様の執念深い思いを知らないシロ(リリー)は呑気な旅を続けていました。

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