響のいつもとは違う日常
ついに記念すべき第1話です。
私の描きたいストーリーが今始まったのですね。
こっぴどい振られ方をした次の日、いつもより早く学校に着いた斎藤響は、教室の一番後ろの端の席でいつもと変わらず一人で過ごしている。
教室には友達と話しながら笑う声や響に対する陰口などが聞こえていた。
相変わらず無視を決め込んで誰とも話そうとしないし、話しかけられても人見知りを発動して無視している。
そんな中後ろのドアが開き誰もが羨むような美女が現れた。
彼女の名は清水心乃、斎藤響の幼馴染で学校全体から注目されており彼女の名を知らない人はいないほどだった。
そんな彼女は響の隣の席にまっすぐと歩みを進め、隣の席に座る響にいつものように挨拶をした。
「おはよう」
「・・・・・・・・」
いつもは心乃に対して「おはよう」と返す響だったが、今日はいつもの元気がなかったので挨拶を返さなかった。
その様子を不審に思った心乃は
「響君、何かあったの?」
と尋ねた。
しかし響からの返答は当然ない。
心乃はこれ以上響を追い詰めてはいけないと本能的に察知し、話しかけるのをやめるのだった。
しかし授業中にどうしても彼の様子が気になった心乃は、ノートをちぎりそこに
「何があったか教えてよ」
と書いた紙を響の机に投げた。
響はその紙を受け取り心乃に対する返信を書き心乃の机に投げ返した。
「別に何もない。どうでもいい。」
その文字は震えるような力のこもっていない薄い字だった。
次回は昼休みの生活について書く予定です。




