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バトル・オブ・マジカルアーチャー〜高校生が全国大会でプロ相手にたまたま無双したらモテまくって困っている~

作者:ゆきちゃん1
 〝魔法弓技〟は、年間二シーズン国際大会が開催されるほど、世界的なスポーツとしての地位を確立しつつある。

 華やかなユニフォームを身に纏った選手たちが愛用の弓を片手に、草原や都市などの広大なフィールドを駆けまわり、最後の一チーム(三人一組)になるまで、互いの力をぶつけ合う競技である。

 ただし、その〝魔法弓技〟には、通常の競技とは異なる点が大きく二つある。

 一つは、各選手の弓から射放たれる矢である。
 弓道ようなカーボン矢でも、アーチェリーのようなアルミニウム合金矢でもない。
 選手たちが体内から生み出す〝魔力〟が、まるで矢のように姿かたちを変え、対となる〝魔弓〟を通じて、一般弓術とは比べ物にならない威力で射放たれる。

 無論、ただの人間にそんな芸当ができるはずもなく、ましてやそれを受け止めるほどの肉体強度もない。
 それこそが、従来の競技とは一線を画する理由の二つ目だ。

 魔人。

 この競技に出場する選手は例外なくこの人種だ。
 体内に生まれ持った魔力器官から魔力を生み出し攻撃手段とする。
 また、魔力によって強化された強靭な肉体によって、一時的に戦闘不能となっても時間が経てば試合への復帰も可能となる。

 世界の総人口の約十パーセントがこの人種にあたり、基本的な姿は人間と大差ないが、強いて挙げるなら頭から生えている一対の小さな角が特徴か。

 普段は魔力という異能をとある方法で抑えながら人々と共存しているが、一度試合となれば、その演武で人々を魅了する華麗な舞台役者へと転身する。
 
 その目麗しさと、命中させるのが難しい弓矢を活用する競技性の高さ、そして普通の人間では実現できないド派手なぶつかり合いが、世界的スポーツたらしめている要因である。

 そして、そんな魔法弓技が栄える二〇七七年、とある初夏の晩。
 ――その日人々は、流れ星を目撃した。
ACT.1「魔法弓技とは」
2023/06/01 07:02
ACT.2「才ある少年の悩み」
2023/06/01 12:01
ACT.3「魔弓について」
2023/06/04 14:07
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