閑話 告白前
あ、皆様こんにちは、またまたレーナちゃんです。時系列的には、『閑話 レーナちゃん再び』の次の話なのですよ...って作者、なんで私に言わせるの?
一発ウケたギャグは何回も多用すると只々ウザいだけよ?
まあ、そもそもウケているのかすら怪しいのだけれどね。
ポンコツでボンクラで、その上図々しいだなんて、この作者は駄目駄目ねぇ。
ま、そんなことは置いといて。
...告白したい、んだけど。
「ナウット、此処教えてくれよぉ」
「遊ぼーよ」
...なんで、ナウットの周りに沢山人がいるのぉ!?
告白したいって言ったじゃん、そう思ったのに。
タイミングが見つからないよぉーーーーー!!
***
「...ナウット、あの」
「ナウットー!!これ教えてー!!」
「...」
あ、あ、ああっ...。
ナウットが、離れていく...。
「レ、レーナちゃん、どうしたの?」
「...サトミ...」
泣いてぐしゃぐしゃになった顔で、彼女のことを見上げる。にっこりと微笑んだ彼女の顔は、普通の異世界転生者とは違って、穏やかなものだ。
「...あのね、サトミ...」
「なぁに、レーナちゃん?最近、体調悪いの?」
「...きょ、協力してくれない?」
サトミのきょとん、とした顔。
あ、ああっ、そ、そうだよね...いきなり言われても、困るだけだもんね。
ほ、本当に、ごめん...。
「何に協力すればいい?」
「...え?」
...協力して、くれるの?
「あのっ、あのねっ、私、実は、ナウットのことが...好きなの」
「えええええええっ!?!?」
最初は、只々かっこいいな、ぐらいだったんだけど。
最近、サトミが来てから、もっとかっこよくなって。
かくかくしかじか、事情を説明すると、サトミはふわっと微笑んで、「そっかぁ、そうなんだねぇ」とうんうん頷いた。なんだろう、サトミになら全てを話せられる気持ちだ。
「よぉし、分かった、協力するよ!何すればいいの?」
「...ナ、ナウットと二人きりになりたいの!気持ちを、どうしても、伝えたくて」
「じゃあ、ナウット君を上手く誘導させるよ!」
...ありがとう、サトミ。
私、絶対に告白出来るようにするから!必ず成功してみせる!
***
「...レーナ、お前何処行くんだ?」
「キッシュ?いや、えっと、ちょっと用があってね」
この後、タルヤ様の家で、ナウットに告白するだなんて、とてもじゃないけれど言えない。ましてや、幼馴染であるキッシュ相手になんて、尚更言えないし。
「...そんなに、言えないことなのかよ」
「何よ、そんなに不満なわけ?」
...言えないよ、キッシュになんかきっと分かんない、恋心だもん!
「お前、ナウットに...惚れてんのか?」
...は?え?
顔が、真っ赤になった気がした。ぼぉぉ、と頬が燃える。眼の前にいるナウットは、ぎりっと歯軋りをした。
「お前、ナウットの所だけには行くなよ!!」
な、なに...?
ナウット、なんか、怒っている...?
なんで...?
「あっ...あんたになんか、関係ないでしょ!」
どんっ、と近づいてくるキッシュを突き飛ばすと、私は走ってその場を離れた。あいつは恋なんてしていないから、どうせ私の気持ちなんて分かんないんだよ。
でも、私だって、好きな人の一人ぐらいは...。
あんたになんか、関係ないじゃん、と言った時の、彼の顔は思い出さないようにして、私は急いでタルヤの家に向かった。
空が、暗くなり始めていた。
レーナちゃん、レーナちゃん、ついに想いを伝えるんだね!
嬉しくて狂喜乱舞です、どうも作者です。
え、最近お前可愛いレーナちゃんを都合良く使いすぎじゃないかって?
し、知らないですね...か、感謝していますよ...(汗)
キッシュ君、何だか怒っていますね。
続く閑話は、キッシュ君視点で行くつもりです。
書いてて、キッシュ君が報われなさそうです。キャラを好きに動かせると大変...。




