表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

弱虫3日後に眠る

「そうだ、死んだんだった」


朝日がさしても起きることはない。


テーブルの上にはペアのコップとペットボトルが1つ。


この世界から、ただひとり浮いているだけ


鳴り響くサイレンと好きな野球のニュースも、もうどうだっていい


触れる肌はとても冷たく、初夏の風とよくマッチしている。


未だそこにいけないまま時間が経った。


効いてくるはずの時刻は過ぎているのに


僕がそこに行けないように

君が僕を押しているのなら


その手を引いてここへ

戻すだろう。


握った手のひらは握り返さない。


弱い僕は3日後に眠る。

机の上にはコップが2つ


毎月17日には、訪問診療の先生が来る

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ