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魔導省特別捜査課  作者: 輿石 夏
出会いはいつも唐突に
4/11

1-3

なるべく早く続き書けるよう頑張ります…

警察とのやり取りがあってから30分ほど経った頃、勇斗はバイクの音が近づいてきていることに気が付いた。


なんかずいぶん近い所を走っているな・・・

そう思っていると近づいてきているのか音はドンドン大きくなっていく。


「なあ勇斗。なんか近づいてきてきてないか?」


「そうだね。僕もそう思うよ」


そんな会話していると白い大きなバイクが、勢い良く規制線を突き破って現場内に入ってきてしまった。


余りにも突然の事で二人とも驚いているがバイクの主は、気にする様子も見せずエンジンを止めヘルメットを外すとバイクから降りて事件現場、死体の前まで歩き出した。


その男は、身長180㎝程の細身で顔立ちが整っている。まるでモデルのような姿に二人は不思議そうに顔を見合わせた。


突然の事で混乱しているが勇斗は、落ち着きを装いながら


「ちょっと、今は現場の検証中です! 関係者以外は入れませんよ」


とバイクの持ち主に声をかけた


だが男は、


「こりゃひどいな。かなり強く焼かれたみたいだな。ここまで行くと上級の炎魔法が使える人物の犯行かあるいは・・・」


と聞こえていないのか、無視をして被害者の遺体を観察しだした。


その様子を見ていた勇斗はしびれを切らして男に声をかけた。


「あの!ここは事件現場の検証中なので今すぐ出て行ってください。場合によっては業務妨害で拘束させてもらいますよ」


男はこちらに気が付くと


「あー、すまん。すぐに出るからちょっとだけ待っててなー」


と悪びれる様子もなく遺体の観察を続けた。


10分ほど観察していただろうか、男は


「とりあえず一回持ち帰ってあいつらと考えるか・・」


と独り言を言うと乗ってきたバイクにまたがり、制止しようとした二人を置き去りにその場を去っていった。


いったい誰だったんだろうか。何のために・・・。そう思っていると隼平が近づいてきて


「とりあえず、一旦省まで戻ろうぜ」


と言うのでひとまず隼平と共に省に戻った。

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