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魔導省特別捜査課  作者: 輿石 夏
出会いはいつも唐突に
2/11

1-1

第二話目です。なるべく早く続き書けるようにします。

 2200年、宇宙から飛来した隕石が地球に落下したことによって世界中で魔法が使えるようになった。

 もちろん、この日本でも全人口の9割ほどの人が使えるようになり製造・建設を始め、医療や交通などが便利になった。

 その一方でそれを悪用して犯罪を行う者も続出した。


 政府はこの魔法犯罪の問題を解決するために魔導省を設立し、魔法犯罪を取り締まることとした。





「子咲!!この間の事件の報告書まだできてねえのか」


部長の怒鳴り声が飛んでくる。


「すいません。今日中には仕上げます」


「早く仕上げて俺のデスクに出せ。悪いが俺は、今日大事な用事があるから先にあがるぞ」


そう言うと部長は急ぎ足で出て行った。

子咲は溜息をつき、疲れた様子で目の前のパソコンに向かった。

子咲こさき勇斗。

魔導省捜査一課に所属する捜査官で今年で2年目の若手だ


「部長、今日は一段と機嫌悪かったな。」


 同情されるような声とともに、勇斗の机に缶コーヒーが置かれた。


「隼平、気づいたんなら教えてくれ。おかげでとばっちりが飛んできたよ」


 北乃隼平、勇斗の同期だ。


勇斗がそう不満を漏らすと隼平は少し笑いながら言った。


「まあ、部長の気持ちもわかるけどな。ここ最近の連続焼死事件のせいで家に帰れてないからな。しかも今日は娘さんの誕生日だって前々から言ってたし、意地でも帰りたかったんだろうよ」


勇斗は、そんなことなら仕方ないと諦めて、報告書を打ち込み始めたのだった。


「ところでここ最近起きている連続焼死事件なんか進展あったのか?」


「いや、全然。遺体も証拠も、灰すら残ってないせいで捜査すらまともにできないよ」


 文句をたれながらもパソコンで報告書を作っていく。


「ほんと参ったよな。ただでさえ今、捜査員が足りてないし、竹羽さんもいつ復帰するのかわからないしな。」


「たしか精神的な問題で休職してるんだっけ・・・。とりあえず、今はいる人間で何とかしないと」


 そうこう話している間に何とか報告書を仕上げ終わった。時間は23時を示している。


「こんな時間か、早く帰って寝ないと」


 そんなことを言いながら部長のデスクに報告書を置いていると隼平は


「俺、鍵やるから先あがれよ。今度飯でもおごってくれ」


 と言った。


「ありがとう、今度牛丼でもおごるよ」


「また牛丼かよ。たまには、もっといいもん食わしてくれ」


そんな会話を交わしながら勇斗は上着を羽織り、急いで魔省から出た。


外は、真っ暗で人気が全く無く月の明かりだけがきれいに輝いている夜。


「星も月も綺麗だ」


そんな事を思った勇斗

だが、そんな勇斗を嘲笑うかのようにこの日もまた一人の犠牲者が出てしまった。

その事を知ったのは次の日だった。


何度も訂正してしまってすいません。

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