表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/43

その夜、秘密の会合

 その夜、グンマの某所ぼうしょでは、秘密ひみつ会合かいごうが開かれていた。


 出席者しゅっせきしゃは四人。


県知事けんちじが今日、たてばやし市のりん参拝さんぱいした」


 一人が報告ほうこくする。


 それにたいして、


「早くも神頼かみだのみか」


「あの県知事、ホントに大丈夫だいじょうぶ? 私、不安なんだけど」


「まあまあ、就任しゅうにんしてまだ数日です。長い目で見てあげましょうよ」


 小さな部屋へやの中、四人は微笑びしょうかべた。


 彼らにはそれぞれ異名いみょうがある。


 グンマのポセイドン。


 グンマのリヴァイアサン。


 グンマの乙姫おとひめ


 そして、グンマの浦島うらしま太郎たろう七世ななせい


 四人そろって、『(グンマ県内)うみ四天王してんのう』である。


「一人メンバーが入れわったが、我々『四天王』のやるべきことは、前回とほとんど同じだ」


 ポセイドンがげると、リヴァイアサン、乙姫がつづいた。


「県知事のケツをこっそりたたく!」


ひそかにだすけする、とも言う!」


 そこで浦島うらしま七世ななせいが、


「いやあ、前回は本当に、おつだいありがとうございました」


 この男の正体しょうたいは、先代の県知事である。


「みなさんに協力きょうりょくしていただいたのに、『第七次』では海を獲得かくとくできなくて、本当にすみません」


「気にしなくていい。前回はうんわるかっただけだ」


 そうポセイドンは言うと、


「だが、今回こそはかならず」


 四人は明日以降の行動、その役割やくわり分担ぶんたん確認かくにんする。


 それが終わると、ポセイドンが一枚いちまい設計図せっけいずを、テーブルの上に広げた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ