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作者: 和日夏 夜好

かつて透明だった僕たちへ

苦しい透明が


キラキラひかって


手を伸ばした



僕も本当は


透明だった


いろんな色を入れられて


何にも染まらなくなってしまった



赤の好きなあの子と会う時は


赤の色を多めにいれて


青の好きなあの子と話す時は


青を多めに入れて



そんなことを繰り返してたら


本当の僕の色がなくなってしまった



焦って僕の色に戻そうとしたけど


何色を入れてもずっと


飲み込んでしまう黒が




黒が本当の僕の色?


あぁ そうだ


僕は黒



何にも染まらない



いいでしょ?


これが正解なんだよね




だから


君も


黒になってよ



つまらない色なんて


言わないで



君たちが僕を黒にしたんだろ



お願い


見捨てないで




ねぇ



綺麗な色が羨ましくて

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