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神の時代の英雄は孫のためなら神すら殺す  作者: 結城輝夜
グリタリア第一学校編
7/13

燃える森

 一作目が完結したので投稿頻度が上がると思います。 

 急がねば、アルシアはドラゴンの近くにいたのでもう戦いだしている。そこから弱い魔力が3つドラゴンから離れていったので、恐らくドラゴンが現れた場所にいたパーティを助けるためにアルシアは向かったのじゃろう、昔から優しいからの。


 アルシアの魔力が強まっている事を考えると聖剣を使っているのじゃろう。聖剣を使うと魔力が何倍にも膨れ上がるから自ずと強くなる。

 じゃから中級くらいまでのドラゴンまでなら倒せるじゃろう。しかしあのドラゴンは最上級じゃ、勝てるどころか相手にもならんじゃろう。

 

 早く向かわねば! 持ちこたえてくれ! アルシア! わしは発動中の飛行術式(シ・ウィシェル)の魔法陣にありったけの魔力を込める。


初級霧術式(ウィーファム)!!」


 濃い霧が魔法陣から溢れ出ていく。なんとか間に合った……

 ドラゴンの視界を奪えたがすぐ解けるから、はやくアルシアを逃がさねば。


「お姉ちゃん! 逃げて!」

 

「でも! アデル君でもあれは手に負えないよ!」


 そう言うアルシアの体はボロボロだ。


回復術式(シシェル) お姉ちゃんは周りの人たちを先生たちがいるところに避難させてあげて。パーティーメンバーからはぐれている人もいるかもしれない、この森は魔物がいるから危ない。だからお姉ちゃん行って!」


 取り敢えず回復術式(シシェル)で体は回復させたから大丈夫じゃろう、じゃが魔力は回復していないだからこのままドラゴンと戦っても殺されるだけじゃ。

 そこで納得しないじゃろうから人員救助を頼んだのじゃ。


「でも……」


「お姉ちゃん!」


「うん……分かった! 終わったらすぐ来るから、絶対死なないでね……」


 少し目に涙を浮かべていたようじゃった。実際に戦ったからその圧倒的な強さが分かっているからじゃろう。だが、わしはこの程度の敵に負けないのじゃがな。


「行ったようじゃな」


 アルシアが行ったのを確認してわしは目立ち過ぎないようにかなり弱めていた魔力を一気に強めた。


「わしの可愛いアルシアをいじめたのじゃからな! それ相応の罰を与えなければな!!」




____________________

 

 アデルがドラゴンに向かっていった後……


「何だ! この魔力は!」


 尋常じゃない、あのじじいより強い。じじいでもあいつは倒せんだろう、にしてもこの魔力の持ち主は何なんだ?

 俺がそう考えていると、


「あの……魔王さん、わっ私達はどうしたらいんでしょう……? なんか向こうに凄く強い魔力を感じますし……」


 シアが俺に話しかけてきた。


「じゃあ、取り敢えずあの狼からもらった魔道具を使ってみたらどうだ?」


 今何がおきているのか現状確認も込めて狼に連絡するのが無難だろう。あの近くにいるパーティーから連絡がいっているなら、何がおきているかが分かるしな。


「魔力を込めるんだよね……えっと……こうかな……? うわぁ!」


 シアが独り言を言いながら魔法具に魔力を込めた。こいつ、魔法具を今までに使ったことがないのか?

 魔法具が青白く光りだして、


『聞こえるか? キグダムだ。お前らは3班だな、大丈夫……いやアダムの班か、大丈夫だな、どうした?』


「おい! 狼! 今どうなっているんだ? 北のほうに化け物みたいな魔力を感じるが」


『信じられんだろうが、ドラ……』


 ガァルルアアァァーー


「おい、聞こえたか?」


『おお、こちらにも響いてきた、ドラゴンがいるそうだ』


「おい! 冗談は寄せ! あれは御伽噺に話だろう!」


『俺も信じたくはないが、1つのパーティーが見たらしくあの勇者のアルシアが逃がしてくれたと』


 そういうことか、あの親バカいや孫バカか。あのじじいならそらアルシアが危険な目にあっていると知ったら飛んでいくだろうな。

 するとシアが俺の制服の袖を引っ張ってきて、森のほうに指を指している。


「あの……魔物が……」


 俺はハッとしてその指の先を見ると、大量の魔物が走ってきていた。ドラゴンから逃げてきたのか?

 では俺の出番だな!

 さっきはじじいに馬鹿にされたが、魔王の本気を出してやる!


闇の蔓延る灼熱地獄ダークネス・スコーチングヘルズ!」


 俺の右手の禍々しい瘴気を放っている魔法陣から文字どうりのどこまでも続く黒い影が地面に沿って魔物の方に広がっていき全ての魔物のいる地面を覆った瞬間、地面から高さ3メートルはある炎が噴き出し魔物を炎で包んでいった。

 そして次々と魔物は焦げて、灰となって消えていった。


「うわぁ!」


 シアが腰を抜かして驚いている。どうだ? やはりあのじじいより俺の方が強いだろう!


「森が……燃えていっています……」


 しまった! 魔法で出した炎が木々に燃え移り火事となっていった、見ていると次々に隣の木々へと炎が燃え移りあっという間に当たりは真っ赤に染まっていった。


「消火しないと! でも私の魔法じゃ、こんな広範囲は……」


 シアは俺に助けを求める視線を送ってきたが、あいにく俺の魔力はほぼ残っていない。


「とっとりあえず逃げるぞ!」


 ドラゴンが暴れたから、森が燃えるくらい起きるだろうし何もおかしくないはずだ。

 そして、俺がシアをおんぶして逃げようとしたとき、


中級水球術式(タル・ウォント)!」


 すると無数の水の球が飛んできてあっという間に燃えていた炎は消火された。


「大丈夫?」


「誰だ……?」


 そこには、制服がボロボロの赤髪の少女が立っていた。


 アルシアだ。 

 さあドラゴンはどれだけボコボコにされるのでしょうか?

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