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神の時代の英雄は孫のためなら神すら殺す  作者: 結城輝夜
グリタリア第一学校編
6/13

まさかの介入

 では魔王とシアの実力を見せてもらうかの。


魔力誘導(ヒルク・シュール)


 空気中の魔力をこちらに多くなるように流れを作ったので、魔力を追って行動する魔物はこれで寄ってくる。魔物以外にも寄ってくるものもいることにはいるが今はいないから大丈夫じゃろう。


「今何を使ったんだ、じじ……アデル」


 魔王がじじいと言いそうになったので睨み付けたら言い直したので良しとしよう。


「魔物が寄ってくるようにしただけだが?」


 昔なら今のより弱めだが、効率的に魔物を狩るために使うこともあったのじゃがな。なんら使うことは不思議じゃないがな。


「えええぇぇぇ! あっ……ごめんなさい……」

 

 シアが叫ぶ。さっきまでと違う反応に驚いたが、これが素なのかもしれぬの。実力が離れたわしらに少しおびえているじゃろうか。

 そうしていると、さっそく猪の魔物が走ってきた。普通のイノシシとは違い角が多く生えており、図体も二回りくらい大きい。


「シアさん、こいつは任せます、僕は他のをやるよ、魔王はシアの援護をしてあげて」


 虎の魔物とかを予想していたが、今のところ近くには猪より強いのはいないの。

 魔王なら魔物くらい倒せるじゃろうからシアが危なそうなら助けてやれという意味で指示を送る。

 

 そしてわしはその猪の魔物以外がこちらに来るように再度魔力を操作した。ざっと30くらいかの、兎、猪、鹿などの魔物がこちらに向かってくる。

 ばらばらに来るから、初級魔法ではどれだけ魔力を込めて無理じゃな。


中級風球術式(タル・ウィント)


 火では森が燃えるので取り敢えず風魔法を用いた。


 右手に3重の魔法陣が浮かび、次の瞬間無数の圧縮された空気弾が魔物に一直線に向かっていき命中した。魔物は次々と倒れていった。

 一方シアは……


「うっ……初級火球術式(テル・ファント)


 怖気ながらも魔法を使い、彼女の右手に1つの小さな魔法陣が浮かび上がる。

 怖気てしまい何も出来ないのも想定したが、魔法は使えたのでよいが、あれでは一撃で猪の魔物は仕留められない精々兎の魔物を仕留められるだけじゃろう。

 そして小さな火の球が猪のポンとぶつかる、わしの見立てどうり攻撃は効かず。


 再度猪の魔物はシア目掛けて突進していく。


「うわぁっ……来ないで!」


 シアは戦意喪失して腰を抜かしてしまった。


中級火球術式(タル・ファント)!」


 魔王の声が響き、魔王の右手から魔物の8割くらいの大きさの火の球が放たれ火に焼かれて猪の魔物は絶命する。


「フハハハハハ! 雑魚が!」


 魔王が調子に乗り出したな。何を自慢ぶっているのだ、たかが一匹の魔物にわざわざ中級魔法を使うとはの。初級魔法で少し強めの魔力を込めれば中級魔法を使うより魔力の使用効率が良いのにな。


 魔法は魔法の種類によって違うが、まず発動には一定の魔力を魔法陣に込めることが必要でそれから魔力を込めれば込めるほど魔法の効果が上がる。そして込められる魔力は限界がある、それを魔力限界という。それ以上の魔力を込めることは出来ない、そこで立体魔術式構築論が必要となる。


  立体魔術式構築論とは簡単に言えば魔法陣を重ねるために必要な理論で魔法陣が増えれば増えるほど魔術式の構築と維持が大変だが、魔力を多く込めることができるのだ。

 

 さっきわしが使った魔法はこれを用いて多くの魔力を込めたのだ。


「それはお前のことだろう、魔王」


「なっ魔王の魔法をけなすか! いくらじじ……アデルでも許さんぞ……」


 また間違えよって今回も許すがあと一回じゃな。仏の顔も三度までじゃしな。

 睨み付ければすぐ、魔王は意気消沈した。子犬みたいじゃな、今度から子犬とよぶかの。


「まあ、子犬魔王はいいとしてシアさん魔力の使い方が上手くいっていないだけで使い方を知れば上手くつかえるようになりますよ」


「お世辞はいいよ……筆記だけでこの学校受かったようなものだから、魔法あまり使えないし……」


「いいや、誰でも最初は下手だ、どう頑張るかでそのあとが変わるだけ、その方法は人によって違う。それをシアさんは知らなかっただけだよ、今から教えるよ」


「ほっ本当ですか……?」


「もちろん!」


「ありがとうございます」


 ドドドーーンッ!


「ごめん、今は無理そうだね」


 何かが地中から飛び出てきたようだ、魔力の流れを感じ取る。


「なんじゃと! うっうん、なんだと!」


 ついつい、まさかドラゴンだとは、しかも最上級の。

 ドラゴンは下級から最上級までと魔力の質で判断されていた。その中で一番強い最上級のドラゴンが現れたのだ。


 するとそのドラゴンに向かって行っている魔力があった。

 アリシアじゃ。さすがにアルシアでもあれは倒せないじゃろう。


「子犬魔王、シアさんは任せた。僕はちょっと行ってくるからさ」


飛行術式(シ・ウィシェル)!」


 俺はありったけの魔力を込めてドラゴンのほうに向かっていった。

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