表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の時代の英雄は孫のためなら神すら殺す  作者: 結城輝夜
グリタリア第一学校編
10/13

宿泊まり

 ブックマーク、評価ありがとうございます!


 20.4.21 1話の内容けっこう変更したので変更してから読んでない方は読んでください、お願いします!

「どういうことだ?」


 わしは、アルシアたちに確認をする。まずアルシアに視線を送るが視線をずらされ、魔王もずらされ、さっき空気じゃったグルルに視線を送るが何か? と視線を返されたので最終的にシアに視線を送ると。

 

「いや、その……結婚のときに……」


 ああ、思う相手の安全を思うのじゃな、しかしそれは、仲がいい相手でも良さそうじゃしどういうことだ?


「仲が良いだけじゃダメなの?」


 詳細をシアに求める。


「いや、その……世間一般ではそれはしないと思います……特に異性だと……」


 そういうことじゃったか。少し昔と変わったみたいじゃな。つまりアルシアは照れていて魔王は……うん? 魔王は……何故あんな反応だったんだ、まさかじゃが……監視しておかなければの。


「ごめんお姉ちゃん、僕が育った村では仲がいい友達で左手の薬指に指輪をはめるっていう風習で」


 少し心苦しいいいわけじゃと思うが、信じてもらうほかはない。


「そうなんだね……」


 少しアルシアの反応が悪いような気がするがよいか。


「じゃあ、お姉ちゃん指輪に魔力を込めてみて」


「えっ、あっうん!」


 どうかしたのじゃろうか、シアに後で相談に乗ってもらおうかの。

 アルシアが指輪に魔力を込めると、収納魔法(サファル)の魔法陣が指輪の緑の宝石の中から浮かび上がり、グルルの足元に展開された。


「こんな感じなんですね!」


 グルルが興奮気味にわしに話しかけてきた。

 そこでわしは指輪についてグルルに補足説明を行う。


「そう、あと自分の意思では出られないからどうしても出たいときは僕に何か送ってきて」


「はい!」


 返事をしたと同時に魔法陣が起動してグルルが淡い光に包まれて消えた。


「グルルを出したいときは、また指輪に魔力を込めたら出てくるよ」


「ありがとう、アデル君。ところでグルルって名前アデル君がつけたの?」


 あっそうじゃ、それに関しては何も言ってなかった!


「いや、えっとそう名乗ったんだよ! あのドラゴンがね!」


「そうなんだ、じゃあやっぱりおじいちゃんが名付けたんだろうな」


「どうしてわかるの?」


 確かにわしが育てたということはさっき知ったが、そこまで自信を持ってわしが名付けたとはわからんじゃろうに。


「いやぁ、独特のネーミングセンスがねー。可愛いんだけど、オリジナルティあふれるというか」


 そんなわしは、偏ったネーミングセンスじゃったのか……

 少し落ち込んでいると、


「ところであのドラゴンは何でなついてるんだ? お前が屈服させたのか?」


「いや、そんなことはしない」


 わしがいつそんなことをしたっていうんじゃ。


「しそういや、してるだろ」


「それは、偏見だよ! アデル君は優しいしそんなこと絶対しない!」


 アルシアがわしの尊厳を守った、すると魔王は抵抗せず、渋々訂正した。


 それから俺たちは教師及び他の生徒が集まっている集合場所に戻った。


「勇者様がドラゴンを倒してくれたぞ!」


「さすが、勇者様!」


「勇者様もはや神なんだけど!」


 アルシアに多くの歓声があがった、恐らく服がボロボロということと最初ドラゴンの相手をしていたという情報から皆そう思ったんだろう。

 じゃが、アルシアの名声が上がるからこれでいいじゃろう。


「いや、私は……」


「いいよ、お姉ちゃんが最初ドラゴンを引き付けてなかったらあそこにいたパーティーの人が死んじゃったかもしれないし、お姉ちゃんが皆を救ってくれたんだよ、それに僕は称賛とかいらないし」


 アルシアの耳元で小声でそう説明した。これでアルシアも認めてくれるじゃろう。


「う、うん」


 そして、アルシアはすでにここに避難していたパーティーメンバーのもとに向かった。


 わしたちも自分の班の場所に行き座った。


「多少想定外の事が起きたが、それは乗り越えた! 今日は訓練は終わりだ、今から学校の所有する宿に向かう! 立て!」


 今日はあれで終わりか、少し味気なかったような気がするが明日もあるしの。

 少し歩いていくとかなり広いグラウンドに出た、周りは森じゃから整備しているのだろう。わしがそう考えながら目を通していると隣にあるかなり大きい木造の宿が視界に入った。


「部屋分けを書いた紙をあの宿の中に貼ってるからそれを確認して2階にある部屋に入れ! 7時になった1階の食堂に降りて来い! 分かったか?」



「「「はい!」」」


 やはり外泊まりということもあって皆ワクワクしているのじゃろう、その頃には日が落ちかけていたのですぐ7時じゃろうな。


 

 そしてわしは自分の部屋を確認して階段を上がっていった。2人1部屋じゃが誰と一緒かはみておらぬ。違うクラスなら名前を見ても誰かわからんしの。


 部屋から物音がしたので、木製のドアをコンコンッと叩いて部屋に入る。


「お前が俺とあいべ……じじい!」


「魔王か」


 わしは魔王と同じ部屋だった。部屋は2段式のベットとクローゼットと比較的簡素なものだった。


「アデルじゃが何か?」


「あっすまんっていうか口調戻ってるじゃねか!」


 確かに、しかしこの次のじじいで魔王には刑が下るのじゃがな。

 少し子犬魔王の相手をしながら、荷物の準備をしていると7時になった。


「じゃあ、先降りるは、子犬王」


 部屋を出る頃にはついにあだ名は魔王ではなくなっていた。


 晩ご飯は、シチューのようだ。猪の魔獣の肉がゴロゴロ入っていてとても食欲を唆る匂いも食堂中に充満している。

 食事の時は、席は自由のようでアルシア、わし、魔王、シアと食べることになった。


「アデル君ってやっぱり凄いよね!」


 食事をしながら歓談していた。


「そうかな?」


「そうだよ! そういえば魔法は誰かに教わったの?」


 ギクッ


 アダムに教わったといえばこの後、面倒になる……


「えっと独学かな……」


 これなら、大丈夫じゃろう。


「……それはアデルの話か? それともアダムか?……」


 魔王が耳打ちをしてきた。


「……アデルだ、わしでも師匠は最初はいた……」


 いたといっても教わったの1年くらいじゃったが、


「2人で何こそこそ言ってるの?」


 いつもよりハイテンションのアルシアが聞いてきた。


「明日は何をするのかなって話だよ」


「確かに何をするのかな? どう思うシアちゃん?」


 唐突に言葉がかけられてシアが戸惑っている。


「えっと魔物狩りですかね……?」


 魔物狩りは今日したから明日はしないじゃろうが、咄嗟に思い付いたものなのじゃろう。


 そして全員が晩ご飯を食べ終わったのを見越して、狼の半獣族の教師キグダムが口を開いた。


「静かに! 今から明日の予定と今日の就寝までの流れを説明する! まず明日は最近この近くで捕まえた獅子の魔物とこの宿の前のグラウンドで全員で戦ってもらう、しかしアデル・シーリングとアルシア・フレアは戦闘に参加しなくていい、いや参加するな」


 まあ確かにわしらが出れば瞬殺で集団戦闘の訓練という意味がなくなるじゃろう。しかし魔王は出なければいけないという、キグダムよく分かってるじゃないか。

 少しわしの口角が上がたからか、魔王の背筋がピンッと伸びた。


「これには自分より圧倒的に強い相手と集団で戦い、自分にはどういう役割が向いているか、今日もそれは分かっただろうが、実力についても自分で気づくという意味が込められている気を引き締めて挑め!」


「「「はい!」」」


 全員が返事して、またキグダムが話し出す。


「そしてこの後は一度部屋に戻り着替え等を準備して、食堂から伸びている渡り廊下を通って男女別に風呂に入ってもらう、露天風呂もあるがはしゃぎすぎるなよ! お前らは今はグリタリア第一学園の生徒なのだからな!」


「「「はい!」」」


「おおぅ!」


 なかなか盛り上がっている。


「露天風呂なんて初めてだよ!」


 アルシアが足を座ったままパタパタしながら喜んでいる。


「で! そのあとは部屋に戻り就寝だ! 明日は朝5時起きだ! 夜更かしなどするなよ!」


 再度キグダムが大きい声で注意して、話は終わり全員部屋に戻っていった。


 明日は全員の実力が分かるということだな、この前から魔法技術が昔より低くなっていると思っているが、それがどれ程なのかこの目でしっかり見とかねばな!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ