スパルタ指導
ギルドで冒険者登録が終わり、今後の宿泊所へ向かってる。
どれだけ歩くかゲンナリしてたら、ギルドのすぐ裏側の建物だった!
看板に「原石の宿」と書かれてる。マークは特になし、ちょっと期待したので残念。
冒険者ギルドと同じような素材でできてる。石造りの2階建、屋根の高さがあるから実は屋根裏部屋もあるのかな・
この街の冒険者対象であれば、かなりの人数入れるのだろうな。
「こんにちは、見学に参りました。」
「おや、珍しいキトリじゃないか、お使いかい?」
「もう、メルさん、今日は砦からの依頼で、明日からの宿泊者の案内よ。」
「おお、そうかい。キトリも偉くなったね。あのキトリがねぇ。」
「話が進まないから、メルさん、この子が明日から宿泊するハルスティーヌさんよ。
初回は、日割り宿泊になるかも。空き部屋の有無は確認してたからあるはずよ」
「ふむぅ。女の子だね。あぁ〜そんな報告きてたね。私は、メルここの寮母だよ。
よろしくね。」
「ハルスティーヌです。明日からお世話になります。よろしくお願いします。」
「案内するよ。女子寮は向かって左側階段登った2階だ。
トイレは各部屋にある。1階にある風呂は共同、すごいだろう?
貴族様みたいに風呂があるんだよ。
食堂も1階だね時間は朝1つの鐘から2つまで、弁当希望は前日まで受け付だね。夜は5つの鐘から6つの鐘まで。
冒険者対象で門限は無いから何かあれば自己責任だけどいいかい?
ただ、ここには、登録した者しか入れないからまぁ〜安全ちゃ安全かもね。それでよければ明日来な」
「登録は、明日でいいかな。場所確認だけだから、細かいことはまた明日!
メルさんまたね!」
「明日から、よろしくです!」
色々突っ込みどころ満載だけども、原石の宿ってそのまんまじゃんって。
10歳からでも職業訓練受けつつ働けるようにと、救済処置らしいけど
店に住み込みなども出来たり、自宅通いができる人などは来ないから。
長い期間を経て、冒険者対象の宿から若年齢層対象の寮になったようだ。
にしても、貨幣価値がわからないので安いのか高いのかもわから無いけど、右も左もわからない未成年だからこのシステムに乗るしか手は無い。
「ハルさん、今日のノルマ達成ですね。
あとは帰って食事をして、明日の予定を話し合おう。」
いやぁ〜もうね。
頑張って歩いた、めっちゃ足痛い。
途中休憩も入れてもらい歩いたさ・・
「おーい、キトリ!」
ん、聞き覚えのある声が背後から
振り向くと、馬車を引くレスターが迫ってくる。
「なんだ、登録は終わったのか_」
「ええ、宿泊先の確認もして、今から砦に向かうところです。」
親子と聞くと、このよそよそしい会話が不思議になるが、依頼主との関係で勤めて他人行儀にしてるらしい。
「ハルスティーヌさんも、病み上がりだし乗っていけ。これから砦へに帰るところで丁度良かった。」
レスターさんマジ天使!
もう足がぁ、棒を通り越した先になってる。
「た、助かります!!」
キトリが返事する前に声が出てしまったよ。
遠慮なく、荷台に乗せてもらう。ありがたや、ありがたや、なんまいだ〜、なんまいだ〜。
拝んでしまったよ!
「ハルさん、何枚だ? 何がですか?」
「いえ、馬車の料金が何枚かなと。」
苦しい言い訳、だって出ちゃうんだもん、中身アラフィフなんでてへペロ。
特に宗教にこだわりないけど、だって日本人なんだもん。
疲れすぎて思考が壊れてきたかも。
帰って明日の予定を話すまで頑張るんだ!
「乗合馬車もあるけど、稼ぐまでは歩きがベストですよ。
身体強化すれば歩くのも早くなりますし。」
「あ、だからキトリさん、歩くの早いんですね。」
「ふふ、明日は、砦の外にすぐ出られるから行きは楽ですよ。
採取クエストで宿泊分かせいで、ギルド報告して宿へ行く予定ね。
朝は、1の鐘で食事して出かけましょう。」
「りょ、了解です。」
スパルタだな。1の鐘は、だいたい6時、2の鐘が9時、3の鐘が正午、4が15時、5が18時で6が21時だ。
なので、5時起きってことか、今日は早寝だ。
意識しなくても早く眠れるだろう。
夕食にはパンが出た!パン、パン!テンションが上がる中身50代。
やっと固形のものだ、パンとスープに肉を焼いたもの?
パンも不味くはない、ちょっと硬めでベーグル風、やはり米が欲しいけど贅沢は言えない。
多分、塩風味の香草焼き、なんとなく豚肉な風味。
若干硬いけど、歯ごたえがあると思えば食べられる。
「レッドボアの香草焼きだよ。」
私が疑問に思いながら食べてると、キトリが答えてくれた。
セーーーーフ!
オークの肉とか言ったら飲み込めたか疑問。
明日の予定は馬車の中で決めてあるので夕食後は救護室へ、今日も私以外は泊まる人は居ないようでホッとした。
体の清拭もそこそこに着替えてベットへ向かう。
早めに確認しておきたい事その1、アイテムボックスの使い方、アイテムボックスを想像してみる。
ゲームだと Iキーでインベントリーがオープンになるんだけどな、キーボード目の前に出てくる様子もないので、想像で頑張る方向かな?頑張って想像してると、目の前に、丸い揺らぎが、その中に手を伸ばすとアイテムボックス内に手が入り、容量とアイテム一覧が表示される。
とりあえず今のところアイテムはゼロだ。
貨幣もカウントされるらしくてこれもゼロ。
ステータスで再度ステータス確認だ、アイテムボックスの表示をタッチ。
<アイテムボックス(レベル1) MP量相応の収容力、時間経過無し、生き物収納不可>
これ例の青い猫のポケットみたいなのか?うれしぃ能力だ、10歳の少女が荷物を持って歩けば追い剥ぎ強盗にあうリスクも高く、アイテムボックスがあればリスク回避にもなる。
便利な能力だけど、レアな能力であれば、力ずくで利用されるリスクもあるから要注意かな。
バレないようにバックを持って、ローブで隠せばバック内から取り出した様に見せるかな。
アイテムボックス仕様がわかったところで、が持っていたというバックの中身の確認だ。
洋服が2ピースの村娘風が4着、ズボンが5着、シャツが2枚、下着らしきものが5枚。
ローブ3枚に靴に、なんだこりゃ、こんなに沢山このバックに入れる筈の無い量だ。
何しろ木の器のセットが5人分、歯ブラシっぽい謎の棒に植物繊維の様な櫛が付いたもの、鑑定したら歯ブラシだった。それに、初心者装備なのか胸あてと木の盾と小さな劍が入っていた。
バックを鑑定
<マジックバック:魔力登録者のみ使用可。登録人数2名まで。容量10畳分の収納できる。>
ん、これ盗まれなかったのがわかったよ。私以外は使えないバックだからだ。
中身多すぎると疑われるから、アイテムボックス内に不用品を移動しておこう。
衝撃の間諜疑惑があるから、疑われない様に極力しないと。
はぁー、とりあえず生活の基盤を整えてから考えよう。
そういえば、クラスの種類を聞くの忘れた明日聞けばいいか。
グルグル考えてる間に眠ったらしい。