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異世界を歩こう  作者: Haruneko
3/8

始まりの街スマルト

 混乱しちゃう、なんちゃって幼女。

何故か、実年齢より5分の1に若返り中身50代だけどね!

ステータスがMMORPGの Hermit Life Word に似てる。

とりあえず、ステータスこれ多分初期値だな、属性やら特殊能力、称号を隠蔽に成功した。

 さて情報収集。

「キトリさん、こ、これは?」

「お薬ですよ、倒れて熱もあったので念のためにね」

「え、ありがたいですが、薬代も無いので頂くわけには・・・」

「心配しなくても大丈夫ですよ。

 この街では、15歳未満で今回の病状なら無料なんです。」

「!!」


 なにこの福利厚生!

マジありがたい15歳未満無料になるって、一体全体どこの街だ聞いたことない。

しかし、謎の薬飲んでいいのかも不安。

そうだ鑑定!

カーソルじゃ無い、視線を合わせ【鑑定】


<解熱剤 成分:ヒーリング草とタロウイモ 発熱時の解熱と体力回復。消炎効果あり。>


 鑑定できた!!ホッとする。

ヒーリング草は謎だけどタロウイモは先ほどの粥だし解熱剤なので大丈夫かな。

丸くて500円玉大くらいの大きさで、クッキーみたいな形状かな?

タロウイモの成分だろうか甘味も美味しい。

ベットサイドに置かれたテーブルに用意されたライネ水と一緒に飲んでちょっと安心。

ライネ水は、薄いレモン風味の水だった。


「お薬飲みました。この水も美味しいです」

「ふふ、ライネ水に使うライネもこの街で取れるんですよ。

 熱出た時だけでなく、二日酔いにも効果あるそうです!」

「スポーツドリンクみたいな感じなのかな?」

「スポー?」

「いえ、なんでも無いです。

 診療代が無料と聞いて安心しました。

 ステータス確認したら名前はハルスティーヌ で10歳らしいです

 ここに来た理由はわかりません」


 何故この街付近で気を失ってたのか不明なのは事実なので嘘では無い

仕事もすっぽかしてここに居るんだから、知りたいのは私の方なのだ!

 

「名前が分かってよかったですね。小柄だからノームの様にも見えるけど人族でした?」

「人族ですよ。の、ノームが実在するんでか!?」

「ここは人族の始まりの街だから居ないけど、首都に行けば見かけるはず」


 なんでも、ここは人族の始まりの街といい、成人するまでの期間の訓練場となってる街らしい。

10歳で職業やクラスを選べるので、ここで職業やクラスを取得して成人したら首都や各都市へ散って行くそうだ。

ただし貴族の跡取りや王族は除く。

街の名前はスマルトと聞いたところで、薬が効いて来た様で再びブラックアウト。


 キトリは、ハルスティーヌに布団をかけて、救護室から出て診察室へ向かう。

「レスターさん報告です。

 食事は全量食べました、薬を飲んだためか、色々と話をしたけど今は寝てます。

 記憶は戻ってない様で、ステータス確認で名前、年齢、種族はわかりました。」

「それは良かった。ノーム、だったのか?」

「いえ人族、名前はハルスティーヌ10歳です」

「ふむ人族で10歳か成人まで5年ですね。話方や対応など見ると、10歳と思えないほどしっかりしてる様子

 保護者が見つからない様なら、成人までこの街で滞在出来るよう手配しよう。」

「わかりました。職業訓練所に空きがあるか確認しておきます。」

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