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プロローグ

勇者達が魔王を倒し幾年の星霜を経て、世界には様々な国々が産まれては消え、次第に安定するにしたがって国同士の緊張が高まっていた。

 皮肉な事に、そんな状況を創る原因となってしまったのが、魔王討伐の折り、勇者達が神々から賜ったとされる神の力・・・『魂光(オーブ)』である。

 魔王を倒した後、勇者達はある場所に神殿を建て、その場所を全ての国と種族に対し、不可侵領域として認めさせる。

 神殿には幾つもの石柱が設けられ、彫刻さながらのその外観は威厳を放ち、その光景はまさに壮麗と言う言葉を体現する物だった。

 その後、勇者達はそれぞれの『魂光(オーブ)』を神殿に奉納し、清らかな心を持つ人々に『魂光(オーブ)』分け与え始める。

 『魂光(オーブ)』は七人の魂と結び付き、『勇者』『戦士』『武道家』『遊び人』『魔法使い』『僧侶』『賢者』の七つの”加護”を持つ力と成った。

 その為、勇者の『魂光(オーブ)』を選べば勇者の能力が得られる様になり、能力表示一覧ステータスウインドに”加護 勇者”が表示される。

 そうして世界の人々に『魂光(オーブ)』を分配する事で、魔物(モンスター)に対抗する力を拡散し、新たな魔王が現れた際の備えとして、多くの戦力を確保する。

 ───それが本来の目的であったのだが・・・親ノ心、子知ラズ...否、釈根灌枝と言える状況に世界は向かっていった・・・。

 オーブ神殿で多くの人々が『魂光(オーブ)』を手にし、魔物(モンスター)と戦う力を得た事で、多くの国々で交流が盛んになると飛躍的な発展を遂げる。

 ──現在、神殿は勇者パーティーの末裔と謂れる者達により管理されており、人々からは『オーブ神殿』と呼ばれている。

 そして長く続いた平和に、発展と人口の増加が流転の訪れを告げようとしていた。

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